「自己開示」という言葉をご存知でしょうか。意識すると仕事やプライベートでの人付き合いがもっと楽に、もっと心地よくなるかもしれません。
【軽井沢・ルヴァン美術館のハンプティ・ダンプティ 2017年11月5日撮影】
自分の体験を踏まえたお話で、信頼感と好感度アップ
とやま終活連絡協議会は、富山県内の終活に関わる事業者が連携を取り、お客さまによりよいサービスを届けようという団体です。
月に1回、定例会が開かれ、会員の1人がメインスピーカーとして、自身の業界の事例や専門知識を紹介します。
11月のスピーカーは、ファイナンシャルアライアンス株式会社 富山支店 副支店長の勝裕彰さん。普段からとても穏やかなお人柄の勝裕さんは、新規獲得に向けた飛び込み営業をしない営業スタイルで、紹介からの紹介……が続いているらしいと、伺っておりました。
【とやま終活連絡協議会の定例会 2017年11月10日撮影】
今回は、相続のゴタゴタを保険で回避できた事例のほか、ご自身も書かれた「エンディングノート」について、お話くださいました。
このエンディングノートのお話では、ご自身がなぜエンディングノートを書こうと思われたのか、エンディングノートを書いてからご自身の心境にどんな変化があったのかなどを、奥様との苦労話も含めたエピソードも交えてご紹介くださいました。
誠実なお人柄を感じ「確かにエンディングノートを書かなきゃなあ」とその大切さを納得。大変だった経験を笑顔で話されるご様子から、勝裕さんのひととなりには、ますます好感をいだきました。お客さまからの紹介続きということにも、これまた納得です。
相手との信頼関係構築につながる「自己開示」と「ラポール」
「自分自身に関する情報をありのままに伝えること」を「自己開示」といいます。コーチングでは、コーチングを成立させる要素である「ラポール」を築くために、自己開示が有効だといわれています。
「ラポール」とは、接している相手に対する安心感や解放感、信頼のこと。もともとは臨床心理学で、セラピストとクライアントの間の「信頼関係」を意味する言葉です。
「本音で話してもらいたい」と思うなら、相手があなたに対して安心感を抱いていることが必要です。聞き手に安心感を持っていれば、話す側は本音を話しやすくなりますよね。コーチングで「ラポールを築く」ことがとても重要視されているのは、このためです。
ラポールを築くことができたときの効果は、コーチングの場合は、話がしやすくなるほかにもあります。「失敗しても受け入れてもらえる」という安心感から、引き出された考えを行動に移すことも容易になり、より大きな成果につながるということです。
コーチング以外のコミュニケーションでもラポールの効果はあります。私の場合は仕事の場では特にインタビューで、その効果を実感します。
「何を言っても大丈夫」と安心してもらえることで、いつもは話さないような心の奥にある気持ちや思い出なども語ってもらいやすくなります。
コミュニケーションの様々なシーンで役立つ「自己開示」
一般的なビジネス交流や職場、ママ友などとの交流の場面では、こちらから自己開示すると「お返しに」という心理が働き、相手も自分のことを話しやすくなります。その結果、仕事を頼みやすくなったり、人間関係が良好になったりしますね。
「自己開示からのラポール構築」は、人間関係づくりや接客業、営業など、いろんなシーンでコミュニケーションを良好にし、人間関係をスムーズにするとともに、仕事の業績アップにもつながると、私は感じています。
先日のインタビューでも「林原さんの会話を盛り上げるスキルを盗みます」「聞き上手なので、いろいろ話してしまった」などとおっしゃっていただいたのは、こうしたコーチングのスキルが働いているからでしょう。
ただし、いきなりの赤裸々すぎる自己開示は、相手を驚かせたり、ドン引きさせてしまう危険もあるので、初対面は趣味とか出身地とか軽い失敗談などライトな自己開示からがオススメですよ。
昨日のGOOD&NEW
学級懇談会で、電子黒板を使って子供たちの動画を鑑賞
家族で、ラーメンの「まるなかや」さんへ
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!
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