何かに長けていらっしゃる方にそのコツを伺うときは、最終的に見える手段はもちろん、その裏にある理由や理念、マインドまで理解するようにしています。
フリーランスの女性のブランディングや広報サポートもさせていただいており、自分でイベントを企画することもある私は、セミナーなどのイベントを成功させている女性のマインドとその実践方法は、大いに関心のあるところでした。
そんなことを思い、セミナーやお茶会が大人気のメンタルコーチ・長谷川裕美さんのイベント企画に関するセミナーに参加させていただきました。
タイトルは「リピーター&ファンが増えるイベント企画・構築・集客セミナー」です。もう、このタイトルがすでにうまいなあと感心させられます。
企画の考え方から開催後の動きまで網羅
講座の「イベント」とは、主として「自分のスキルを利用してセミナーやお茶会・勉強会などを開催」することが想定されています。
「どんな内容にすればいいか分からない」「集客できない」「広報が苦手」「開催するときの具体的な手順が分からない」といった悩みに答える内容です。
「企画」の段階では、イベントを成功させるための心構えから、商品構成や内容の考え方、見込み顧客の目と心を惹き付けるセミナー名の付け方など。
「構築」の段階では、雛形をつかった企画書の書き方、告知の方法や準備も含めたスケジュール、トラブルを避けるために先に売っておく手など。
「告知から募集開始~開催中~開催後」では、それぞれのスケジュールと具体的な手順を説明されました。
経験に基づいた具体的なアドバイス
この講座の魅力は、先に挙げた内容について、長谷川さんの「経験に基いている」「実践されている」という点です。
おそらく、ここまでの内容にまとめられるまで、さまざまなトラブルやその対応に苦心し、やりかたを改善してきた経験がおありなのだと拝察いたします(実際、「え、そんなことが起こりますか?」というエピソードも伺いました)。
長谷川さんの普段のSNS投稿やイベントが
「なるほど、こういう意図や気遣いから、こうした内容の投稿や活動が生まれているのか」
「だから、いつも満席が続くのか」
と納得させられるお話でした。
お客さまからのフィードバックが企画の源
私が特に印象深かったのは、長谷川さんのセミナーは「自分がやりたい」というよりも「教えてほしい」と頼まれたことだった……というエピソードです。
セミナー化する基準は、アンケートなどのフィードバックで「50人の人から『知りたい』と言われた」とのこと。その内容をセミナーとして紹介しているそうです。
イベントは主催者側の「やりたい」の思いが先走りがちですが、長谷川さんのセミナーはお客さまのニーズに寄り添った企画だからお客さまが途切れないんだと納得。
そのうえで、「多くの人が求めやすい商品(フロントエンド)」と「高価値&高価格の商品(バックエンド)」をラインナップし、「ライフタイムバリュー(顧客生涯価・ひとりのお客さまがどれだけ利益をもたらすか)」を考慮したメニュー構成になっていることが、理解できました。
大切なのは信用と信頼
長谷川さんのお話全体から感じたのは、日頃から仕事に関する投稿をしたり、そのイベントに関連する活動をしたりして、信用と信頼の下地を作っておくことが大切だということ。
また、企画内容から、告知・募集文、申し込みフォーム、イベント当日、イベント後と、全てを通じて、
- お客さまに不便をかけないこと
- お客さまに満足していただくこと
にとことんフォーカスして、具体的な行動に落とし込むことが大事だということです。
それも、「分かっているけど…」の意識レベルではなく「想像できるところはすべてやりきった」と実行レベルで徹底することが、選ばれるための信用度・信頼度の差を生むのだと実感しました。
長谷川裕美さん、ありがとうございます!
こうしたイベントの企画や運営に長谷川裕美さんから直接教わってみたいは長谷川裕美さんのブログから、セミナー開催をチェックしてみてください。
昨日のGOOD&NEW
鯖缶で味噌煮。骨まで柔らかく好評でした。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!
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