昨年はスイムでパニックになりDNF(スタートしたけど棄権)という残念な結果に終わった村上・笹川流れ国際トライアスロン。この大会を目標に練習を続け、スタートラインに立つことができました。
今回は、スイム、バイク、ランコースの特徴と、実際に経験しての感想をご紹介いたします。
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スイム:透き通った海。見守られ感満載のコースを900人で泳ぐ!
特徴:遠くに霞むブイにやや不安? 750mの折り返しコース
スイムは瀬波温泉海水浴場が会場です。1.5 キロ、制限時間はエイジ部門で60分です。
波消しブロックの内側にコースロープが貼られています。写真の右手がスタート、左手に向かって進みます。
ひとつめの白いブイ(浮き)は、エリート部門用。エリートの皆さんは、ここで折り返してスタート地点で陸に上がり、それから再度泳ぎ出し、2周します。
一方、エイジ部門は、2つめのブイ(左手奥にポツンと見えるの分かります?)まで泳いで折り返しです。陸から見るとあまりにも遠くて、ちょっと泣きたい気分になりました。
コースは岸にそって進みます。スタート後しばらくは海の底が見えませんが、400mを過ぎたあたりから折り返しのブイまでは海底が見えます。試泳で泳いだ波消しブロック付近も底の見える浅さでした。これは安心材料です。
さらに、沖にはカヌーがいっぱい、岸には数メートルおきに浮きをお持ちのレスキューの方々が待機。岸からそう遠くないコースなのに、これだけレスキューの方がいらっしゃるというのは、私のようにスイムに恐怖心をもつ人間には、ありがたい限りです。
感想:前の組の選手とゴツン! そうか、これだったのか!
レースはまず、エリート部門の選手が出発。そのあと、エイジ部門が6組に分かれて4分おきにスタートします。1組から5組までは男性とリレーです。年齢順にグループに分かれています。
女性は全員が6組です。昨年は周りの人たちともみくちゃ(体感的にはそんな感じ)となり、パニックで息ができなくなった私。今回の目標は「とにかく完泳」。作戦は「とにかく後ろから行く」です。
1番後ろからそろりと入水。海に入ってからウェットスーツに水を入れたり、ゴーグルのハマり具合を確認、深呼吸してからゆっくり泳ぎだしました。
水は透明です。前に伸ばした指先まで、しっかり見えます。心配していた波もそれほどではなく、波のリズムに合わせて息継ぎも水を飲まずにできました。
最後尾から泳いでいきましたが、これだけ人数が多いと(女子だけで130人以上)それなりに同じくらいの速さの人がいるようです。両側の女性スイマーとまとまって泳ぎました。これならコースアウトの心配もほぼありません。
今回、他の選手とよくぶつかった場所は2箇所ありました。
まず、ひとつめのブイ(375m付近)を超えたあたり。ここは前回、私がリタイアしたところでもあります。そのこともあって、ドキドキしながら進みました。
今回はここで、5組目の赤いキャップをかぶった選手が数人、周りに現れました。中に、左手方向から真横に近い角度で泳いでくる方がいらっしゃいました。
泳ぎながら、「あの方のコースはあれれ、避けなきゃ」と慌てましたが、「ゴツン!」とぶつかってしまいました。
その方は私にぶつかったあと、私のお隣にもゴツン!とやっておられます。
私がイテテとなっていると、次は足をグイと引っ張られました。どうもそちらも赤いキャップの別の男性のようです。
この日の海は透明度もあり、手を伸ばした先までしっかりと見えました。それなのに足を掴んでしまうというのは、ゴツンゴツンぶつかっていかれた方同様、おそらく前を見てらっしゃらないものと思われます。
2箇所目のぶつかりポイントは、折り返しを過ぎてしばらくしたあたりです。ここでも赤や緑など前の組のキャップの選手がまた増えてきました。ここでは、平泳ぎの方が数人いらっしゃいました。
以前、男性の平泳ぎでキックされたことがありますが、あれは本当に痛い。避けると、今度は足にグイ、グイっと後ろの方の手が足に当たってきます。
もしかすると、去年も、こんなふうにあちこちでぶつかり、ひっかかって、焦ってしまっただと納得しました。
とにかく男性とぶつかることは避けたい。女性の同じくらいの速さの人と一緒に泳いでいくようにしました。
そうしているうちに、ゴール前最終コーナーのブイを回ることができました。あとはせいぜい50m程度でしょうか。岸に向かって一目散! 泳ぎながら「あははははは~!」と笑いが止まりません。やった! 完泳です!
夫と中2次女が「おめでとう!!」と声をかけてくれました。
☆スイム 0:36:49 604位
バイク:真っ青な空と日本海の絶景を楽しめる。温かい応援も嬉しい
特徴:ほとんどフラットな絶景コース
バイクは40キロ。制限時間はスタートから160分です。
バイクの気をつけないといけないところは、まず乗車ラインすぐの上り坂です。
そのほか住宅地に鋭角のカーブがあること、住宅地と海岸線の間に少し坂があるくらいでしょうか。
ほとんどの時間を、海岸線を風光明媚な笹川流れと海に浮かぶ粟島を眺めながら、気持ちよく走ることができます。
折り返しは、笹川流れの道の駅「夕日会館」の前です。三角コーンの手前を回るようにコース取りされていました。間違えて向こう側にいかないように気をつけましょう。
帰りも、トランジッション前は急な下り坂&カーブです。ここも安全運転で!
感想:いつもよりも速いものの、つるし戻すし転ぶし迷うし
このコースを走っての感想は
「気持ちいい!」
につきます。真っ青な空と海、遠くに浮かぶ粟島、手前の岩岩。家々から手をふってくださる住民の方たち。旗を降ったり、手を叩いたりと、応援してくださり、力をいただくことができました。おかげで、いつもよりは、速く走れました。
とはいえ、調子はよいとはとても言えず、
- 10キロ 左足ふくらはぎがつる
- 15キロ 戻す(「30分前のアミノ酸」は、ほぼ未消化で出してしまいました)
さらにトランジッションに戻ってきたときには、降車ライン前で転倒する大失態。ぼーっとしていたのか、バイクのシューズとペダルをくっつけている「クリート」の外す順番を間違えてしまったのです。
それなら着く足も逆にすればいいものを、なぜか両足のペダルを外してしまい、そのまま足を地面に着けないまま左側にバタン。とっさに身をひねり流血は避けることができました。
が、長年ロードバイクに乗っていて、こんな失敗初めてです。公道で車のいる場所じゃなかったのが不幸中の幸いでした。
さらに、バイクラックを見つけられず迷い、走り出す方向を間違えて審判の方に教えられるなど、ほんと疲れてぼーっとしてたんですよね。とほほ。
☆バイク 1:37:30 718位(通過700位 96人↓)
ラン:城下町の風情ある町中を走る楽しさ
特徴:城下町の周回コースを応援されて走る♪
ランは10キロ、制限時間はスタートから240分です。
ランのコースはまず瀬波温泉から市街地へと向かいます。
市街地では、コースを変えながらぐるぐる3周します。同じ角(ヤマザキデイリーストアがある)を3回通ります。
コース上には、「1周回目」「2周回目」「フィニッシュ」の人が別れるポイントがいくつかあります。
このポイントでは、道路のセンターに標識があって右車線「1周目→」、左車線「2周目→」のように左右に別れるようになっています。ここを間違わないよう注意しましょう。
城下町らしい町並みは風情があり、沿道ではたくさんの方の応援が見られました。
また、給水ポイントが多いこと、ペットボトル(半分くらいまで入っている)の水を渡してくださるのも、頭や肩にかけやすくて助かりました。
感想:後半に向かってスピードアップ。そしてゴール!
今回の作戦は、
「5キロまでは、心拍数160を超えないように、キロ5分半程度で。5キロ以降はキロ5分程度まで上げる。残り1キロになったら全力で(潰れたところで、そんなにタイム差はない)」
というものでした。
通常はランのときに、歩いている男性がたくさんいらっしゃるのですが、今回はウェイブスタートだったこともあってか、周りに男性陣は少なめ(男性は、私よりも4~20分早くスタートされている)でした。それどころか女性選手も前には少なく、寂しさを感じておりました。
が、町中の周回コースに入ると、1周前の選手の皆様と同じコースなので、とたんに賑やかに。同じくらいのスピードの女性も見つけ、追いかけることができました。
心拍数、スピードとも5キロまでは計算どおり。4~9キロまでは、思ったよりもスピードを上げられませんでしたが、ラスト1キロはスピード上げてゴールできました。
ゴールの村上市役所前
☆ラン 0:55:22 457位(総合615位 85人↑)
おまけ:レース後の食事と着替え、後片付けのお話
ゴールの後は、フィニッシャーズタオルをいただき、まずは記念撮影です。
それから、飲食ブースへと進みます。
カレーやコロッケなどの食事が並びます。でも、私はすぐに食べられず。
フルーツや笹団子も並びます。
なんとビール風飲料の振る舞いもあるんですよ!
受付で預けた着替えは、道路を挟んで向かいの建物で受け取ります。
シャワーは、ゴールそばのスペースで、水シャワーが浴びられます。
着替えはその向かいのテントでできます。
ひとまず、これでスッキリできました。この頃、表彰台ではエリート部門の表彰式が行われていました。
シャンペンシャワーでお酒くさいです笑
このあとは、シャトルバスで瀬波海水浴場に戻ります。バス待ちは、長蛇の列。急ぎの方はお早めに。
そして、バイクなどのピックアップです。
お隣の方と
「夏が終わりましたね」
「寂しいですね」
またどこかの大会でおあいしましょう、と健闘を称え合いました。
会場からバイクを持ち出すとき、リストバンドの番号をチェックされるので、ここまで外さないようにしましょう。
このころ、15時30分ごろ。本当に楽しい2日間でした。
大会関係者の皆様、村上市の方々、家族や私にいろいろアドバイスくださったあなた様に、心から御礼を申し上げます。ありがとうございます!
村上・笹川流れ国際トライアスロンは、間違いなくオススメの大会です!
昨日のGOOD&NEW
小説『告白』読破からの映画「告白」鑑賞
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