自分が「やりたいこと」を見つける方法。「理想の状態」と「価値観」の延長線上で考えよう!

自分がやりたいこと、就きたい仕事ややれることなどが、分からない。そんなご相談をいただくことがあります。確かにそんなときもありますよね。そんなときは、「やりたいこと」の前にまず、自分の「理想の状態」から考えてみてはいかがでしょうか。

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【富山県南砺市利賀村で開催されたSCOTサマーシーズン2017 天空と星空のシアタービレッジにて】

目次

「理想」の基準となるのは「価値観」

「状態」というのは、感情や自分のあり方のこと。英語の「be」がキーワードです。

「この仕事がしたい」とか「あの国に行きたい」といったような「行動」は「do」。「あのスカートが欲しい」「あの資格がないと、働けない」という「もの」は「have」だとします。

普段、意識しやすいのは「do」と「have」だと思います。

本来は、この根底には理想の「状態(be)」があるはずです。

「こうありたい」という思いと「日々の行動」「手にしているもの」それぞれが、ぴったりきたときに、「自分らしく、やりたいことができている」と感じるのだと、私は考えています。

今の自分が「理想の状態」だと判断する基準が「価値観」です。

「価値観」は、自分の憲法のようなもの。何を優先して、何を大切にして生きるのかという判断基準です。

「うきうき、わくわく」するものやことを書き出してみる

「価値観」といきなり問われても、「自分は何を大事にしているんだろう」と今まで考えたことがなければ、すぐには思いつかないかもしれません。

特に、子育て中のママや家族のケアをしている方は、他の人の都合を優先してばかりいるため、日々の「やらなければいけないこと」に追い立てられ、自分が何をしたかったのか、何が好きだったのかすら、忘れてしまいがちです。

そんな方は30分でもいいので、一人だけの時間をなんとか確保して、自分が何を好きだったのか、自分の心に向き合うことをご提案します。

  • 憧れの女優やモデルはだれか? そのどこに惹かれるのでしょうか。
  • ヘアスタイルやメイクはどんなイメージに憧れるか。
  • 好きな映画や本はなんでしたか?
  • 心地よい服は?
  • 好きな花は?
  • どんな食べ物が好き? どんな飲食店が心地よい場所ですか。
  • 理想の家やインテリア、住んでみたい場所は?

どんな風に暮らして働きたいか。ライフスタイルとワークスタイルは、本当はどんなふうなのが良かったのでしょうか。

また、絶対やりたくないこと、これだけは我慢できないということも、リストアップしてみるのもよいでしょう。嫌なことが分かると、反対に、やりたいこと、好きなことをが際立ちます。

やりたいことは価値観の延長線上にある

これらの質問を自分に問いかけて、うきうきわくわくと心踊る答えを探るのです。見つかった答えは、書き出します。書かれた答えを眺めると、そこには共通する価値観が見え隠れしているはずです。

初めて考えるときは、まだはっきりとした答えが出てこないかもしれません。しかし、ある傾向があることに気づくこともあるでしょう。

ときどき自分に問いかけることで、だんだんとはっきり分かるようになっていきます。

そうして「ありたい状態」やその基となる「価値観」を自覚すれば、その延長線上の「やりたいこと」「就きたい仕事」「ほしいもの」なども、わかってきます。

気持ちのブレもなくなって、その結果、やりたかったことも叶いやすくなります。

自分の人生です。自分のための時間をつくりましょう。やりたいことをやりましょう。自分のことを誇れる、理想の自分になりましょう。

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