初心者がロードバイクの練習会(称名滝の激坂+グルメ)に初参加してみました

ロードバイクは20年近く前から持っているものの、練習経験は浅く、永遠の初心者状態な私。

昨日、ロードバイクの練習会(グルメライド)に参加させていただきました。海水浴場を出発し、標高1000m以上の称名滝を目指します。その後はランチに美味しいカレーを満喫してきました。

参加してよかった!と心から感じております。

目次

練習会に参加しなかった理由

これまでロードバイクを持ってはいましたが、練習会にはほとんど参加したことがありません。(東京に住んでいたときは、トライアスロンスクールに参加していたので、そこで数回)

その理由は以下のようなものがありました。

ロードバイク乗りの知人がいない。いてもレベルが違いすぎる

ロードバイクが趣味という知人が周りにあまりいませんでした。特に女性が少ないですね。

男性では数人の知人がバイクを愛好していましたが、レベルが違いすぎて、一緒に走りましょうとはとても言えない感じです。

他の人と時間を合わせづらい

フルタイムで仕事をして、小さな子供を持っていると、他の人と時間を合わせて何かするのはやりづらい。

特にバイクの練習は時間が長いこともあり、家を長時間あけるのも、できない環境でした。

遅いとご迷惑ですよね

地元の有名ロードバイク店などで練習会を開催していることは知っていましたが、参加しても自分が遅すぎて迷惑だろう考えていました。

練習会に参加してみたかった理由

とはいえ、「練習会いいな~」と感じる理由もありました

ひとりだと楽してしまう

ひとりで乗っていると、なかなか自分を追い込むことができません。でも、仲間と走ると頑張れるのは、陸上競技の経験から分かっています。

また、自転車は一般の道路を走るため、ひとりだと不注意で事故などの心配もあります。経験のある方と一緒のほうが安心感があります。

うまいやり方を知りたい

ひとりで乗っていると、分からないことがいっぱいです。

持参する道具やウエアのこと、ギアを変えるタイミング、うまい乗り方、効果的な練習方法などなど。

走り慣れた方の様子を見たり、お話を伺ったりできれば、自分のやり方の改善にもつながります。

楽しそう

知人の練習風景の投稿を見ていると、つらそうなんだけどとても楽しそうです。

私はバイクに対して不慣れ感、苦手感、恐怖心があったので、それを払拭するには楽しそうな練習に参加したらよいのでは?と考えていました。

グルメライドはしんどく楽しい練習でした

今回は、称名滝の坂を登る+美味しいものをいただこうというグルメライドに知人からお誘いいただきました。

称名滝は富山県内では有名な激坂スポットです。私も3年前に挑戦して、途中でやめて帰った経験があります。

そろそろ再トライしてみたいと考えていたので、ご一緒させていただくことにしました。

やっぱりみんな速かった。気持ちはついていきたくても、身体がついていけません

この日は朝8時30分ごろに、岩瀬浜(富山県富山市)を出発。まずは常願寺川沿いの土手を上流に向かって走ります。

この日の参加者のうち女性は3人。先頭の次に走っていかれ、私もここに続きました。

【後ろはこんな感じ。この頃はまだ写真を撮る元気がありました……】

集団が30km/hくらいで進んでいきます。

実はコレ、私にとってはけっこうなスピードです。

「グルメライド」とは「ポタリング+グルメ」ではなく「トレーニング+その後のご飯も楽しもう」であったか……と悟るワタクシ。

しかし、同じスピードでも、負荷はその人のレベルによって違うもの。上級者や普段から走り慣れてらっしゃる他の参加者さんにとっては、のんびりめの速度らしい。とほほ。

私は今年から心拍数を図りながらトレーニングしています。身体に負担をかけすぎるのは、40歳を超えてからはちょっと心配になってきたからです。

しばらく心拍数を見守っていたのですが、走り始めて30分がすぎても、一向に心拍数が下がりません。

持久力向上のための目標心拍数が123~141程度の私にとって、170は最大強度にあたります。

これでは滝に向かう坂の前にバテること間違い無し。周りの方に「後ろから行きます」とお断りし、ペースダウンしてついていくことにしました。

休憩のあと、いよいよ称名滝へ

立山黒部アルペンルートの立山有料道路の料金所がある桂台(標高663m)で一度休憩をとり、いよいよ今日の主眼である称名滝(標高1065m)までの激坂に挑みます。

称名滝までは約3キロ。この先は上り坂が続きます。

「悪城の壁」という絶壁を望むこともでき、山々の緑と川の風景が美しいルートなのですが、ひたすらひーひー言いながら登りました。まったく写真は撮れません……。

3年前にトライしたときは、アルペン村を出発点に、「悪城の壁展望台」で「こりゃむりだわ」と諦めた私。

今年は岩瀬からですし、「展望台よりも少し先までいければいいや」程度に思っていましたが、ここまで来たらやっぱり登りきりたい……と欲が出てきました。

1番しんどいのは、駐車場の手前にあるスノーシェードあたりかと思います。最大傾斜は15~16度くらいあるそうです。蛇行しながら、5km/m程度で少しずつ進みました。

そのとき、先についた仲間が下ってこられて、

「次のカーブを曲がると、最初の駐車場が見えますよ。もう少しです」

と声をかけてくださいました。一緒に上ってきた仲間も

「頑張りましょうね!」

と横から励ましてくださいます。

このころになると、身体的にはほんとにしんどかったのですが、先が見え、仲間がいると、力が湧いてきますね。

「先が見えない激痛と戦った長女の陣痛」に比べたら辛くない!

と自分を励まし、「3年前の自分に勝ちました~」と叫びながらゴール!

先についていた皆さんが温かく迎えてくださいました。ありがとうございます!

さっそく記念撮影です。

達成感でいっぱいです!

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そうそう、グルメ!

このあと、ランチに向かいました。

お店は、立山山麓スキー場近くのカフェ「プモ・リ」さん。スープカレーが人気のお店だとか。

あいにく1番人気のチキンカレーは品切れ。野菜カレーをお願いしました。

スパイシーでコクがあって美味しい! ご飯が一般的なカレー屋さんよりやや少なめ、運動中に立ち寄るにはちょうどいい量でした。

カレーをいただきつつお喋りを楽しんだ後は、岩瀬浜に向かって帰路につきました。

帰りはバテバテ。次々抜かれたその訳は…

メインイベント「称名滝までたどり着く」が終わってからは、気持ちの張りもゆるみ、身体には疲労が蓄積。

下り坂が終わって平地に戻ると、いよいよもって、他の皆様のスピードについていけなくなってしまいました。

ペダルを一生懸命踏んでいるのですが25km/hよりスピードが上がりません……後ろにいらした殿方もどんどん抜いていってしまわれます。「足手まといで迷惑な新顔参加者」だと思われているだろうと申し訳ない気持ちに。

でも、休憩のときにお話したところ

「向かい風だから、風よけがいた方が楽だと思って」

とご配慮いいただいていたことを知り、さらに恐縮してしまいました。

坂を登るときの励ましのお声といい、平地の風よけといい、レベルの低い参加者への温かいお心遣いには、本当に感謝するばかりです。

仲間と練習すると力と自信と知識がつきます

とこんな感じで、ゆるゆると、スタート地点の岩瀬浜に戻りました。記念撮影をしてから解散となります。

「楽しい時間はすぐ終わりますね」

「また行きましょうね」

と声を掛け合い、帰路へと着きました。

今回の練習会で感じたのは、自分よりレベルの高い仲間と一緒に走ると、ひとりのとき以上の力が湧いてくることです。

その結果、自分でもびっくりするようなパフォーマンスができ、

「できないと思っていたことができた」

という経験を得ます。これは大きな自信につながると感じました。

また、バイクの乗り方や練習方法などについても、いろいろ学ぶこと、教えていただくことが多く、とても勉強になりました。

初心者には敷居が高く感じられるかもしれませんが、練習会にはさまざまなレベル・目的のものがあるそうです。

ご自身のレベルでOKという練習会やグルメライドがあれば、トライしてみてはいかがでしょうか。

今回はグルメライドに参加させていただき、本当によかったと思います。ありがとうございました!

昨日のGOOD&NEW

自転車の練習会に参加

自転車で岩瀬~称名滝まで往復約98キロ

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