【市内の食パン専門店「ファイブ」さんの食パン。北海道産小麦などシンプルな材料で美味しくて我が家好みです】
大切なはずの「情報発信」が滞る理由
インターネットが発達し、企業や個人が以前よりも簡単にホームページやブログ、SNSで情報を発信できるようになりました。
「情報発信は簡単」「情報発信が大切」と分かっていても、「発信するネタがない」とか「スタッフが積極的に情報を発信してくれない」といったことが生じます。
これはどうしてでしょうか。
私は、何のために情報発信するのか、目的や狙う効果が曖昧なことが一因だと考えています。
「たくさんの人に知ってもらおう」と漠然と心がけるだけでは、日々の業務に追われ、情報発信は後回しになってしまいます。
「ブランディング」ってなんだろう
こういったケースに効果的な対応として、私は
「情報発信の前にブランディングについて考える」
ことをオススメしています。
「ブランディング」とは何か。言葉の定義は、大辞泉によると以下のとおりです。
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ブランディング 【branding】
経営・販売上の戦略として,ブランドの構築や管理を行うこと。会社・商品・サービスなどについて,他と明確に差別化できる個性(イメージ・信頼感・高級感など)をつくりあげる。 → ブランド
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原義からも分かるように、「区別するために印をつける」ということです。
「自分の商品・サービスを『買うと判断する』ために必要な判断材料となるよいイメージを打ち出し、買ってほしい人にそのイメージを認識してもらう」
と考えると分かりやすいですね。
この「イメージ」「判断材料」を届けるのが「情報発信」の目的です。
こう考えると、企業やフリーランスが自ら行う「情報発信」が、売上げアップに対して、とても重要な活動だと思えてくるのではないでしょうか。
「ブランディング」で、まず考えたい3要素
「その人」に商品・サービスを「認識してもらい」、「買うと判断してもらう」ために情報を発信するために、「ブランディング」を考えることをオススメしました。
ただ、考えるのに時間がかかりすぎて、「情報発信」という行動が取れなくなるなら、不完全でもまず発信することが大切です。反応を見て、内容を修正していくこともできるからです。
発信する内容を企画したり、文章執筆を効率的に行うために、まず以下の3つ要素については、考えておくことをオススメします。
理想の顧客像
「その人」はどんな人か(年齢、性別、居住地、何に困っているか、判断基準は何か、自由に使えるお金はいくらか など)。
どこで買い物するのか、情報収集は何で行うのかなどをリサーチします。はっきり分からない場合は、まずは仮定でもOKです。
「どんな人が理想の顧客か分からない」という場合は、「こんな人の力になりたい」という知人を想像したり、「どういう人がお客になってくれたら、一番儲かる?」と考えたりすると、見えてきやすくなります。
自分(自社)・商品・サービスの特徴
自分や自社の理念、思い、歴史、商品・サービスが生まれた背景、開発や販売の苦労や
「理想の顧客」にとって、自分の商品・サービスは、他の商品・サービスと比較し、どんな特徴があり、どこが優れているのか など
自分のこと、自社のことでも、知らない事柄やその情報の価値が分かっていないことが多いのではないでしょうか。
こうした情報のなかから「その人」に響きそうな情報を発信していきます。
何の役に立つのか
自分の商品・サービスは、「その人」のどんな悩みを解決できるのかor「その人」にどんな幸せを提供できるのかを説明できますか。
商品・サービスがいくら上質でも、安くても、貴重でも、「その人」のお悩み解決や幸福追求に対して必要なければ、買ってもらえないからです。
「その人」が「私のための商品・サービスだ!」と気づいてくれるよう、「こんな悩みが解決できますよ」「こんなにいいことがありますよ」というメッセージを発信しましょう。
自分では見えにくい自分のいいところ
とはいえ、自分や自社を客観視して分析するのは、意外に難しいことです。
そんな場合は外部から意見をもらうのもひとつの方法です。
例えば…
・外部の信頼できる先輩、経営者
・広告代理店や印刷会社などの有能な営業マン
・ブランディングや情報発信に詳しいコピーライターや編集者、デザイナーやコンサルタント
・行政が行っている起業相談、経営相談
自分たちでは見えないものが見えてきます。
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