7月9日(日)、オリンピックディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)の大会である「のとじまトライアスロン大会」に参加しました。数回に分けて、参加レポートをご紹介しています。
☆これまでのお話
のとじまトライアスロン参加レポートその1 大会前日の受付・開会式・セミナー・説明会・試泳
のとじまトライアスロン参加レポートその2 朝の準備はゆとりを持って
海でまたあの「恐怖体験」
7時になり、試泳がOKとなりました。7時20分まで泳ぐことができます。他の参加者の皆さんが、次々と海に入っていきました。私も続きます。
【手前に見えるのが「大きな浮き」。これから沖へと運ばれます】
昨日の試泳でも確認していましたが、この浜は非常に遠浅です。かなり沖まで歩いても、深さは腰程度です。
トライアスロンのスイムコースは、往復の場合、三角形に泳ぐ場合など、その大会によって異なります。
この大会は、小さめの浮きのついたロープが、折り返し地点を示す大きな浮きまで続き、その周りを2周します。つまり「大きな浮きまで2往復」という感じです。1往復したところで、一度陸に上がります。
私も、他の人たちに続き、沖に向かってしばらく歩いてから泳ぎ出しました。
昨日も泳いでいるので、海の中は見慣れた風景です。底はまず砂、それから水草がもじゃもじゃ生えた岩があります。そして、その先は……
見えません! 底が見えない! 前も見えない!
そう思った瞬間、首から胸にかけて締め付けられるように苦しくなりました。
横を向いて息継ぎをしますが、胸まで空気が入りません。口をパクパクしている金魚のようです。
慌てて、立泳ぎをします。気を取り直して、もう一度顔をつけました。
やっぱり見えない! やばい! やばい! やばい! やばい!
うまくヘッドアップもできず、一旦、背浮きをして、呼吸を整えました。
怖い! 怖い! 怖い! 怖い! 怖い! 怖い! 怖い! 怖い! 怖い!
岸に向かって、一目散に泳ぎ戻りました。一生懸命かいていると、水草が見え、砂が見え、もといた足のつく浅瀬に戻りました。
どうしよう! どうしよう! どうしよう! どうしよう! どうしよう! どうしよう!
頭の中で、昨年のパニックシーンがプレイバックします。
「入水チェックです。選手の皆さんは戻ってください」
と審判員の方が、拡声器で案内を始めました。
浜辺のベンチに夫や娘たちが腰掛けて、おしゃべりしながらスタートを待っているのが見えました。
私はもう、泣きそうでした。
◆今日の教訓
一度うまく行っても、またうまくいくとは限らない
続く
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!
コメント