「自分の時間」とは何でしょう
「子供が小さくて手がかかり、自分の時間がない」
「仕事や家事で忙しくて、自分の時間がない」
だから好きなことができない……というお話をよく聴きます。
こんなとき思うのが、「自分の時間」とは何かということです。
子供といる時間や仕事をしている時間は、「自分の時間」ではないのでしょうか。
多くの方はだれに脅されたわけでもなく、自分で選んで子供をもったり、働いたりしているわけですから、
「小さい子供に手をかけている」
とか
「仕事や家事をしている」
も
「自分がやることを選んでやっている『自分の時間』」
といえますよね。
とはいえ「自分の好きなことをやる時間がない」という課題
先のように嘆く方の本意は、
「自分のやりたいことをやる時間がない」
ということなのかもしれません。
確かに毎日が盛りだくさんで、育児、家事、仕事と手一杯。それ以上に何かをする時間が取りにくいのは確かですね。
私も、そんなふうに考えていました。
そこで、やってみたのが、「やりたいこと」に子供と遊ぶ触れ合いの時間をミックスしてしまうという方法です。
「●●×親子の触れ合い」で少しずつでも続けよう
例えば、私の場合。趣味はランニングや自転車、水泳と、これを合わせたトライアスロンです。「練習する時間が、よくありますね」と言われることがあります。
もちろん、学生時代のように、1日何時間も練習に打ち込む時間がとれるわけではありません。細々としか練習はできません。
ただ、子供たちが小さいころから、
「トレーニング×親子の触れ合い」
を意識して、できる範囲で体を動かすようにして、運動を続けるようにしてきました。
例えば……
・赤ん坊を抱っこしてスクワット
・子供を足に乗せて重しにして腹筋
・子供と飛行機ごっこ。でも実は子供を重りにベンチプレス
公園にいくなら、富山県総合運動公園の「げんき広場」などは理想的です。
子供が大好きな『ふわふわドーム』の周りに、懸垂棒や腹筋ベンチが設置してあるので、遊ぶ子供の周りで大人はトレーニングをすることができます。
砂場で遊ばせている横でだって、スクワットくらいできます。
自転車にのる子供にジョギングでついていくこともありました。
子供をプールにつれていけば、幼児プールでクロールフォーム確認やひたすらバタ足練習。
子供がスイミングスクールに通いたいと言ったときは、大人がほかのコースで泳げるスクールを選び、子供がスクールに参加している時間に自分も泳ぐようにしていました。
山登りやハイキングにはよく子供たちを連れていきました。
先日は、子供たちと一緒に35キロほどのサイクリングに。
もちろん、一人で練習に集中するほどの効果は出せないと思います。
でも、「やらない」よりもずっとできている気がします。少しずつでも続けるのと、まったく0なのとは、時間を経るにつれて差が広がると思うのです。
親の「楽しい」から広がる子供たちの世界
もし、あなたが好きでもないなら、子供が喜ぶからといって、遊園地ばかり行く必要もないと思います。
美術館や博物館が好きなら、「美術館・博物館好き×親子の触れ合い」ということで、自分の見たい展覧会に子供を連れて行けばいいのです。
もしかすると、一人のときのようにゆっくりは見られないかもしれない。子供は退屈がるかもしれませんが、それでもお互い、何かしら心に残るものがあります。子供には、親に付き合う中で「展覧会は静かに回るもの」という習慣が身につくかもしれません。
私は父と母のお城や史跡めぐりに幼少時代付き合いました。当時はお城や史跡の面白さがわかりませんでしたが、家族ででかけるのが楽しかった。歴史を勉強するになってからは、「あの時行ったのはここだったか」と関心を持って学ぶことができました。
小さな子供は親と一緒に何かするのが楽しいもの。ですから、「手芸×親子の触れ合い」でも「グルメ×親子の触れ合い」でも、「旅×親子の触れ合い」でも、親が「自分の好きなこと」に子供を巻き込んでしまえばよいのです。
親が面白いと思うことや頑張っていることに触れる機会をもつことで、子供の世界も広がります。
また、好きなことを楽しむ大人を目にすることで、「大人になるって、いいものだなあ」と思ってもらいたいという願いもあります。
「自分の好きなことをやる」ことに罪悪感を抱いたり、「時間がないから無理」と思ったりしている方は、ぜひ「●●×親子の触れ合い」として、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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