自費出版の価格は、その内容も確認すること。安いだけで選ぶとトラブルのもと!

今日の地元紙・北日本新聞に、こんな記事が紹介されていました。「足跡 形に残したい 自費出版 県内で注目」

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目次

「自費出版」が県内シニアから注目

記事によると、

著者が自ら費用を負担して本を出す「自費出版」が県内シニアの注目を集めている。趣味で始めた絵画集や自分史、地域の郷土史などが多く「自分の足跡を形として残し、「後生へ伝えたい」とのニーズがあるようだ。ノウハウを持つ出版社も構想や制作などを手厚くサポートする。

とのこと。

記事の中では、私の前の職場・青青編集も取材を受けており、、紙媒体の魅力や作りたいときどうしたらいいかのアドバイスも書かれていました。

それは「何」の価格?

「本」というカタチで、ご自分の生きた証を残そうというこの動きには、全面的に賛成です。

さて、その中で気になったのが、価格の目安のことです。

記事内では「A5判80ページで200冊」という条件で、金額が記載されていました。

実際に出版社や編集者に自費出版の制作を依頼するなら、この「金額」に何が含まれているかよく確認することが大事です。

印刷費なら「A5判80ページで200冊」で、金額がすぐに出せます。

しかし、編集・制作費となると、その内容は、著者によってさまざまです。

自費出版の場合は記事をライターに代筆してもらうこともありますし、著者の方の原稿を編集者の方で整理することもあります。校閲や校正もあります。

写真は撮影するのか、すべて著者で用意するのか。編集者やライターがアルバムをひっくり返して、よい写真を探すこともあります。

誌面のカタチにレイアウトするにもデザイン料がかかります。表紙デザインは別料金であることが多いものですが、それは料金に含まれていますか?

印刷代はカラーかモノクロかでも違います。オフセット印刷かオンデマンド印刷か、印刷方法でも違います。

装丁を凝ったモノにしたければ、その分の料金もかかりますし、紙の種類によっても価格は変わります。ハードカバーとソフトカバーの違いによっても、製本代は大きく異なります。

書店で販売するのか、否か。するならその時の条件も確認してください。著者が書籍を買い取る前提なこともあります。

自費出版というのは、一生のうちに何回も体験することではありません。十分に調べ、価格とそれに含まれる内容に納得した上で、進めるようにすることをオススメします。

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