多様性と精神医療から見る今の社会
私が代表を務めさせてもらっている「とやまcocolo会」の今年度講座が始まりました。定員30人のところ54人の申込みをいただき、会場を広くして開催です。
第1回は、ダイバーシティとやまの柴垣禎事務局長によるイントロダクションから。
そして小矢部大家病院の渡辺多恵院長による「うつ病やパニック障害など現代の精神医療の現場から見えてくること」と題した講義です。
- うつ病やパニック障害、依存症などの精神疾患は脳という「身体」の病である。
- 「誰かのせい」はなく、暗い対応、突然のキャンセルなど、周囲が蔑ろにされている感じも病気のせい。
- 他の病気同様、予防や回復、接し方のセオリー的な方法がある。
- 生きるとは「傷つき続け、回復し続ける」ことであり、傷つく前には戻らないが強くなっていく
- 自分も周囲も元気に生きるための、それぞれの「物語」書き換え方。
など、ユーモアを交えて解説いただきました。
いつもは話せない話題を話し合おう
お話のあとは、参加者でグループになり、ハーブガーデン平田さんのハーブティをいただきながら意見交換。
「こういう話題を話し合えたのは初めて」「みんないろいろあるのだとわかった」
などの意見が聞かれ、場を作る側としてやり甲斐を感じます。
感情を伝えることが幸せにつながる
個人的にとくに腑に落ちたのは、感情(例・怒り)へのケアが「伝える」であり、ウェルビーイング学で幸福に発言権(言ったことに聞いてもらえる)が大きく関わるという点です。
ブランディングや情報発信、起業のコンサルなどで、人生物語を再編集し、思考・発言・行動に自分らしい一貫性をもつことをオススメしてきたのは、精神医療の観点からも理にかなっていると改めて自信を持ちました。
皆さま、ありがとうございました!
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