ワーキングマザー「属性」から、女性活躍の「専門家」として講師依頼いただくこともあります
ブログをはじめ、InstagramなどのSNSで情報発信するときは、自分ならではの切り口が大切。あなたはどんな人で、どんな立場の方ですか?
あなたはナニモノ?
「属性」とは「そのものがもっている性質」のこと。「立ち位置」とは、「立場」や「視点」のことです。
つまり、「属性や立ち位置を示す」とは、「あなたはナニモノなのか明らかにする」ということですね。
例えば、私のトライアスリートとしての属性はこんなことが挙げられます。
- 3人娘のママ(出産経験があって身体的ダメージ、ブランクあり)
- 3人娘の育児経験(自由時間が少ない)
- フルタイム勤務からのフリーランス(自由時間が少なく、時間管理が厳しい)
- トライアスリート歴25年(めっちゃ好きで、習慣化)
- アラフィフ(若くない、体力落ちてきている)
- 軟弱系(子供のころから虚弱で疲れやすく、無理すると体調くずす)
- 腰椎椎間板ヘルニアの後遺症で左足に軽い麻痺、頸椎椎間板ヘルニアの影響で左手に軽いしびれあり(思うように動かないことがある)
- 健康維持のための運動としてとらえている
- ランニング出身
- クロールが泳げるようになったのは20歳
- バイクはいろんな意味で怖い乗り物
- バイクのメカは詳しくない
……といったことがあります。
そして、トライアスロンにおける「立ち位置」は、「専門家」でも「アスリート」でもなく「愛好家」ですね。
同じ題材(例えばトライアスロン)でも、属性と立ち位置によって、その内容やテイストは大きく異なります。
ちなみに、「編集者」や「ブランディング」「文章作成」などが題材の場合は、「属性」は「文章と発信に関わり20余年」などになりますし、「専門家」の立ち位置でおります。
属性は一人ひとり異なり個性が現れます。そのため、題材×属性×立ち位置を掛け合わせることによって、オリジナリティのあるコンテンツが作りやすくなります。
同じことを言っても「『何を』言うかではなく『誰が』言うかが大切」などと言われるのも、属性・立ち位置の大切さを表していますね。
未熟な人が工夫・努力・成長する姿も魅力的
そして興味深いことに、発信される情報は、有能・優秀な専門家やアスリートからのものなら面白いかというと、必ずしもそうでもないんですよね。
まだ習熟していない人が習熟していく様子やうまくできていない人が努力する姿も、コンテンツとしてとても面白いものです。
例えば、超絶歌の上手い歌手のパフォーマンスだけでなく、オーディション番組などでまだ未熟なアーティストが悩みながら短所を克服していき上達する番組も人気というのもそういうことです。
芸能人の方などがスポーツやアート分野など異分野で頑張る姿も、パフォーマンスとしては専門家に劣るかもしれませんが、見る人を関心させ、励みになることもあります。
というわけで、「情報発信できるような専門性がない」「そこまで特技がない」という方も、現状の立ち位置からの切り口で情報発信をする……というのももちろんアリなんです。
私自身、トライアスロンに関して、トップアスリートのSNS等も見ますが、制限時間ギリギリ完走レベルの方のブログが最も参考になりました。
また、子育て期間中でもトライアスロンを再開しようと考えたのは、トップアスリート情報を見たからではなく、実業家の本田直之さんがトライアスロンが趣味でチームも運営していると知ったことが大きく影響しました。
その後も近藤真彦さんやホリエモンさんら、絶対に私より忙しそうな人がトライアスロンロングを完走されるのを見て、「あの人たちが練習時間を捻出できて、私ができないわけがない」と励みにしてきました。
ある分野のトップレベルの人だけが、その分野における影響力がある発信や面白い発信をされるわけでもないんですよね。
事例 林原りかトライアスリート的自己紹介
ところで、トライアスロンが強くもなんともない私ですか、私も今年はトライアスロンに関する情報発信に力を入れるという目標があります。
そこでInstagramのアカウントも作りました。ここでも、私の属性と立ち位置を明らかにしてみました。
環境も身体能力もさほど恵まれない一流アスリートではない私、育児もビジネスもして50歳を迎える私、メンタルヘルスに関する団体を運営している私……ならでは、愛好家の立場でできるトライアスロンの発信も、あると思うんですよね。
また私の存在や属性を知ることで、「林原ができるなら、自分もできるかも」と、心理的ハードルを下げるきっかけになるとよいなあとも考えています。
あなたの情報発信における属性と立ち位置は?
というわけで、あなたも情報発信をするとき、自分がどんな人かを意識してみてください。
そして有能・優秀・トップレベルではないからと尻込みするのは止めて、自分ならではのコンテンツを作ってみましょう。
属性と立ち位置を意識すると、ネタや切り口が考えやすく、コンテンツが作りやすく、発信しやすくなりますよ!
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!