島祭りPartyも「弱者の戦略」でリベンジ! 驚きの出会いもありました!【2023佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ参加レポート7】

2023年9月3日(日)に新潟県佐渡市で開催された佐渡国際トライアスロン大会のAタイプ(スイム 4.0km、バイク 190km、ラン 42.2km)を完走し、アストロマンになりました! 「ガンガン練習しているイメージもないのに、そんな大会を完走したとは…!?」という驚きのお声もいただいたため、今回は大会にむけた経緯や戦略、練習内容も含めてご紹介。「林原ができるなら、自分もできそう!」と思っていただけると幸いです。

目次

選手は参加費無料の歓迎パーティ

「島祭りParty」は、佐渡国際トライアスロンのウェルカムパーティです。

9月1日の夕方、ヒルトップアリーナ佐渡佐渡市総合体育館)で行われ、選手は無料、そのほかは、大人 ¥3,000、小/中/高 ¥1,000、幼児 無料で参加することができます。※事前申し込み有

佐渡の特産品を使ったお料理や地酒、新潟のビールなどの美味しい飲食物が用意され、佐渡を拠点とする太鼓芸能集団「鼓童」の演奏や獅子舞・鬼太鼓など伝統芸能などのライブ、ゲストの松田丈志さんのトークショー、抽選会や選手紹介などが行われるあったかムードのパーティです。

会場に選手は、地元の方々の拍手で迎えられて入場。

会場は歓迎ムードでいっぱいです。

会場に入ると、ビュッフェボードにはお料理が、テーブルには飲み物がセットされていますが、まだ飲食は禁止。

来賓席以外のテーブルを自由に選んで、開宴を待ちます。

パーティは鼓童の演奏からスタート!

迫力ある演奏に会場も、手拍子を叩いたり、カラダを揺らしたりと盛り上がります。

それから佐渡市長の挨拶がありました。会場はリピーターの方が多く、「お帰りなさい!」と呼びかけられました。

島にトライアスリートがやってきたことを喜ばれていることが伝わってきます。来てよかったなあとしみじみ。

そして乾杯&開宴です。さあ、いきますよ~!!

リベンジに向けた作戦を決行!

ちなみに、今回のパーティに際して、並々ならぬ気合が入っていたワタクシ。

というのは、以前、当時小6だった三女と島祭りPartyに参加したときは、会食開始直後の食べ物争奪戦に完敗したからです。

子供がいたことでフットワークが重かったこともあり、完全に出遅れました。

ビュッフェボードを取り囲むムキムキメンズたちの迫力に切り込んでいくこともできず、当たり負けした感じです。

開宴前に娘と「わあ豪華! これ食べたいね!」と話し合っていたお料理は残っておらず、チラシ寿司のご飯と煮しめといごねりでおなかを満たした苦い思い出があります。

海藻で作られたヘルシー食品「いごねり」。美味しいんですよ!

そこで、今年はパーティにも、「弱者の戦略」を立てておりました。

それは「1番食べたいものの前に陣を張る大作戦」です(エッヘン)!

それなら、少なくとも1番食べたいものだけは食べられる可能性が高く、他がなくてもあきらめがつくというもの。

なお、私の第1標的はこちら。佐渡牛のバーベキューです!

隣には、2番目に食べたい「サザエの壺焼き」、さらに「焼きイカ」と続く好配置。

さらにその横は、お腹を満たすのによさげな「あご出汁ラーメン」。

さらに横には「ビビンバ」「カニ飯」「カレーライス」「カレー味スパゲティ」と続き、グリコーゲン(カーボ)ローディングとしても、申し分ありません。

会場をひと回りして、ここが陣を敷くには最適の場所と目星をつけました。

この場所は会場の前方奥で、中央に置かれた豪華なスイーツ類や海鮮チラシなどからは遠いのですが、甘いものにそれほど執着がなく、海鮮は昼食でいただいていたため、ここでは諦めることに。勝てない勝負はしない主義です。

一緒に参加したイエロー先生には「私は佐渡牛から先生の分も取りますから、先生がとるものは私の分もお願いします」と作戦共有したところで「カンパーイ!」の音頭。

私には、スタートのホーンに聞こえました。いざ!出陣!

とはいえ、走るのはお行儀が悪いと自制し、できるだけ平静を保ってスススと歩き、第1ターゲットの佐渡牛に向かい……ゲット!! 

視界の端には、走り迫る他の参加者が見えます。そっと隣のサザエ!イカ!と、スライドして、ピックアップしていきます。

そして、じゃじゃーん!

前回食べ損ねたメニューも手に入れました! イエロー先生もナイス戦績です!

私がテーブルに戻った頃には、ビュッフェボードは前回同様、順番も列も分からない人の山。その潮が引くころには、佐渡牛もサザエも品切れになっていました。

このあとはお腹の具合と相談しながら、カニ飯やへんじんもっこのソーセージなどもいただき、今回はしっかり満たされました~!

大会前のお酒は甘酒で!

パーティは佐渡の地酒などお酒も種類豊富で飲み放題です。

私の大好きな新潟限定ビールや地酒もあり、飲みたくなりました。が、大会での脱水や熱中症予防のため、お酒は控えてきました。

そんな私はこちらを満喫。

甘酒は栄養豊富で「飲む点滴」の異名を持ちます。ノンアルで疲労回復効果も高いので、大会前も安心です。

地元の蔵元の甘酒なら珍しく、「地元の美味しいもの」を楽しみたい人も満足できますね。

私の佐渡トラ戦略の大きな柱は「体調を崩さない」こと。

せっかくここまで体調を整えてきたのに、佐渡の美味しい食べ物とお酒で体調を崩したり、お腹を壊したりして、リタイアや救急車のお世話になっては、佐渡のみなさんに申し訳がたちません。

ここはぐっと我慢して、ノンアル&腹八分を貫きますよ!

あなたはもしや「リハビリ先生!」

島祭りPartyには、地元の皆さん、ボランティアの方々、他の参加者ら多くの方が集います。

お酒も入り、会場はあちこちおしゃべりで大賑わいでした。

同じテーブルで召し上がっている方のお顔を見て、「アレ?? どこかで見覚えが……」と記憶をたどる私。

さっきの鼓童の演奏のときは、私の前に立っていらして「ちょっと見えにくいなあ」とよけていた、この方。

あっ!

画像引用 https://ameblo.jp/reha-dama/entry-12770085550.html?frm=theme

きゃーーー! リハビリ先生だあ~~~~!!!

そうです。私が「ギリギリ完走した人のブログがない!」と探していたときに見つけたブログの主さまです!!

科学的根拠と集計データに基づいた分析が素晴らしく、この方のブログを参考にペース配分などを考えたことは、こちらの回でも紹介しました。

な、な、な、な、なんという偶然でしょう!

「もしかして、滋賀からご参加のお医者さまでいらっしゃいますか」とお声をおかけしたところ、「なんで知ってるんですか?」と、先生に驚かれてしまいました。

そこで佐渡ブログを5回は読んで参考にしていること、自分の状況に重ね合わせて励みにしてきたことなどをお話し、お礼をお伝えしました。これもご縁と記念撮影も。

「ブログに書かれていた『そのときの状況のなか、もっている機能を最大限に活かして、最大の成果を出すのが“リハビリテーション魂”』といったお考えに、強く感銘を受けました。私もヘルニアの後遺症で足に少し麻痺があるので……」など、私のこれまでのこともお話できました。「お互いギリギリで頑張りましょう」とエールを送りあいます。

と、そこに「林原さん! 会えてよかった~!」のお声が。振り返ると先日、長良川ミドルトライアスロンでも声をかけてくださったブログ読者のYさんです。

Yさんもお子さんがいらっしゃるトライアスリートで私のブログを参考にしてくださっているそう。今年エントリーした大会も、長良川ミドル、皆生、佐渡と同じです。

佐渡はギリギリ完走できるかという、これまた私と似たような状況。ご参考にと、リハビリ先生のブログを紹介していたこともあり、ここでもご挨拶が始まりました。

情報発信をしていると、こうした出会いやご縁が広がるところも楽しいものです。

テーブルが会場の前側だったので、控え場所にいる松田丈志さんとも目が合い会釈。

「昨年はスタート前に励ましていただいてBタイプを完走できました。今年は、私もAタイプで『自分超え』にチャレンジします!」とお礼をお伝えし、また記念撮影。

このテーブルで、本当に良かった。佐渡牛の神さま、ありがとうございます!

ビュッフェのマナーについて考える

島祭りPartyをあとは、宿にチェックインして眠るだけです。

とても楽しかったパーティですが、気になったのは前回に引き続き、ビュッフェの取り方、食べ残しに関するマナーです。

というのは、前回感じたのと同様、ビュッフェボードで品切れとなった人気の食べ物が、テーブルの上では多数食べ残しとなっていたからです。

隣のテーブルには、佐渡牛もサザエもお寿司も、たくさん残っていました。

観察していると、大量の食べ残しをテーブルに置いていくのは、チーム・サークルなどで参加したグループの方たちのよう。

ビュッフェボードの食べ物にたどり着いたら、お仲間の分までと皿に山盛りにして、持っていかれるんですね。

で、酒盛りが始まると、そこまで食べない。というわけで、大量に残す……。口にあわなくて食べられなかったならともかく、ビュッフェでこんな食べ散らかし方は、いかがなものかと思います。

すぐ品切れになった佐渡牛などは、前回の私たちのように食べられなくて残念がっている人たちもいました。

せっかくのご馳走が汚く食べ散らかされて、残されていくくらいなら、その人たちに行きわたらせてあげたかったものだと思います。

ビュッフェは食べる分だけ取りましょう! 

気分は、忍たま乱太郎の「食堂のおばちゃん」でしたわ。

もちろん、私もイエロー先生も、取らせていただいたお料理は、すべて美味しく平らげました。ほんとうに、ご馳走さまでした!

というわけで、佐渡国際トライアスロンに参加されるなら、この島祭りPartyから出るのがオススメです。

宿泊費が1泊分余計にかかり、金曜日も仕事等を休む必要はありますが、このパーティに参加できることと翌日1日まるまるを佐渡で楽しめることを考えると、その価値はあると思います!

++++++

というわけで9月1日の日程は終了。次回は大会前日、9月2日の過ごし方や大会前の調整についてご紹介します!

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