ブランディングのサポートやコンサルをさせていただくときは、ビジネスプランを伺い、さらにその方や組織の価値観を確認しています。よいブランディングは、理想の働き方や生き方、大切にしたいことなど、価値観と密接に関わっているからです。
写真 定年後に技術を身に着け、自宅近くにオープンされたというコーヒー店
「10年に1度の寒波」でコンサルはZoomに
今日は午後に、ブランディングに関する対面コンサルが予定されていました。
しかし、「10年に1度の寒波」がやってくるということで対面はZoomに変更。
こういった臨機応変な場所変更ができるのは、ひとり社長のよいところ。
学校の先生をしているときは、自分が「事故になったら社会の迷惑だから在宅勤務したい」と考えても、「生徒が来ているから」という理由で、絶対出勤だったことを思うと夢のようです。
やりたいことのつじつまはあっているか
今回のコンサルは6回契約の3回目です。
とあるビジネスを始めるために、ブランディングや情報発信のコンサルをご希望です。
ブランディングや情報発信に迷う方は、そのビジネスに対するビジョンや誰にどうなってほしくて何を売るかがあいまいなとこが多いもの。
ブランディングは対象がどんな人か、自分のウリやどこを目指すかを認識していないと、何をしていいか分からなくなるからです。
そこで、ブランディングや情報発信コンサルでは、まずビジネスプランやビジネスモデルについて詳しく伺います。
そこで、お話につじつまがあわないところや違和感をもったときは、注意が必要です。
価値観を自覚すると迷いがなくなる
理念やビジョンやビジネスプランを伺ってのつじつまが合わないときは、「本当の思い」が別のところにあることもあります。
こうした場合は、コーチングの手法を用い、頭の中を整理して、「本当の思い」を掘り出し、認識することにしています。
今回のコンサルでも、コーチング的にお話を伺うと、最初に伺った目的とはまた別の、自分の理想とする姿への思いが現れました。
前回のコンサルでは感じた違和感をご指摘。次の面談までの2週間かけて、ご自分と向き合って自分のやりたいことや理想についじっくり考えたところ、まだ口に出したことがなかった「本当にしたいこと」に思い至ったとのことでした。
その「本当にしたいこと」を伺うと、この方がいままで取り組んできた活動も「なるほど」と腑に落ちました。
理想のライフスタイルを考える
さらに、ライフスタイルの理想を考えておくことも大切です。
その「本当にしたいこと」になぜ蓋をしていたのかを考えると、ご自身の家族の事情や今後の生き方への迷いがあるとわかることもよくあります。
または怖くて踏み切れず、できない理由を探してしまっていることもあります。
「本当にしたいこと」が分かっていれば、ビジネスを考えたときにも、どういうビジネスをするかは考えやすくなります。
すると、「迷う」時間はなくなり、「検討」に進むことができます。怖くても踏み出す勇気も沸いています。
例えば、定年後のビジネスを始めたいと思ったときに「パートナーと一緒にお店がしたい」と考えるか、「それぞれ自分の好きなことをして、好きな場所で別居婚をしたい」と考えるか。
はたまた「親の介護と両立できるビジネスはないか」と考えるか、「もう若くないから、ゆったりと働きたい」と理想を描くか、「子供を気にすることなく、ガンガン働ける!」と喜ぶかは、その人の体力や健康状況、家族の状況、考え方によって変わります。
これはどれがよい、悪いわけではありません。考え方や価値観の違いです。
で、その違いによって、お店の場所はどこがいいかとかか、営業時間はどのくらいの長さにするか、規模はどのくらいにするかなど、ビジネスプランも変わってきますよね。
ビジネスプランが変われば、それに伴い、ブランディング戦略も変わります。
戦略が変われば、つくるサイトやツールのデザインや言葉選び、仕様や素材、媒体などが変わっていきます。
ビジネスもプライベートも充実することは可能
補足すると、「家族などプライベートを大切にする」ことが、「ビジネスへの真剣さが足りない」とは別問題です。
例えば、デンマークを取材したときに出会った女性たちは、市長や大臣、社長などの責任ある立場で、自分の仕事に真剣に打ち込んでいました。
一方で、育休をとったり、夜の会合や交流会に出るのを控えたり、15時終業にしたりして、家族との時間を大切にしたライフスタイルを楽しまれていました。



仕事最優先でプライベートを犠牲にしないと評価されなかった日本の昭和感覚の方からは、「プライベートが大事なんて、遊びのつもりか!」などとおしかりを受けそうな姿勢かもしれません。
しかし今や21世紀で、令和で、風の時代ですからね。多様性を大切にしたいところです。
実際、軽やかにしなやかに、仕事とプライベートの両方が充実している方はたくさんいらっしゃいますからね。
今回のコンサルでは最後に、クライアントの思い描くスタイルの参考になりそうなビジネスやお店をいくつかご紹介。
その事案を確認して、自分のスタイルにどう反映するか考える宿題をお出ししました。
自分の価値観を言葉にしよう
どう生きるか、働くかの最適解が何かを知るのは、ご本人だけ。
昔に比べて、自分の価値観を尊重して生きやすくなった今はラッキーです。
自分が理想とする生き方やライフスタイル、ビジネスや働き方を目指すためには、まず自分の価値観と向き合い、認識し、言葉にできるようにしておきましょう。


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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!