起業するなら作っておくべきビジネスプランやそのコンセプト。作るときに大切なことのひとつが、そのビジネスがどう社会に貢献するかや、顧客のどんな課題解決につながるかです。
写真 地球を支える私…ではなく、立体映像の地球
「●●したい!」には「どうぞ、頑張って」
起業したい方、すでにビジネスに取り組んでいる方から、ビジネスプランやビジョン、ミッション、コンセプトなどを伺うと、「●●したい!」と自分の希望を熱く語られることがよくあります。
ここで注意したいことがあります。その願望はあなた一人だけのものですか? それとも社会や顧客にプラスの変化をもたらすものでしょうか。
もしも、その願望があなた一人のものだとしたら、それはただの「欲望」あるいは「エゴ」ではないか、考えてみましょう。
もしもそれが「欲望」あるいは「エゴ」だったら、それに対して「協力しよう」「お金を出して頼みたい」という人が現れるか考えてみてください。
……多くの場合、「どうぞ頑張って」で終わるのではないでしょうか。
「やりたい」は、「社会的意義」や「顧客の課題解決」と結びつけることが大切です。
社会的意義があるから存続する意味がある
「社会的意義」とは、「社会に役立つこと」や「社会をよくすること」を指します。
「自分のやりたい・叶えたい」という欲望を強くもっているなら、それをまずは「社会的意義」とつなげることを考えましょう。
例えば、「自分のやりたい・叶えたい」が「大好きなお菓子を作って生活したい」だったとしても、そのビジネスが何かしら社会の役に立ち「●●問題を解決する」ものにならないかを考えます。
ひとりのエゴや欲望段階は「それは素敵! 趣味として楽しんでください」と見られておしまいでしょうからね。
「自分のやりたい・叶えたい」は、心の中にもっていてもちろんOKです。
ただ、対外的に発信するビジネスプランやビジョン・ミッションとしては、世の中をどうよくするかのほうを出していきます。
ある属性の人の抱える問題を解決したり、特定の特徴をもつ人たちをもっと幸せにするといったものでもOKです。
社会の役に立ったり、顧客の課題を解決するから、そのビジネスは支持を受け、お客様が価値を認めてお金を払ってくださるんですよね。
言葉を練って伝えよう
ここまできたら、そのコンセプトやビジョン・ミッショを伝わりやすい言葉にしましょう。
考えにくいようでしたら、まずは気取らず、分かりやすい言葉で仮置きしてみてください。さらに言葉を練ってかっこいい言葉、きれいな言葉、よりしっくりくる言葉でで表すことを目指します。
例えばアマゾンのビジョンは「地球上で最もお客様を大切にする企業になること」です。
ワールドワイドなスケールと充実したサービスを感じさせる表現ですね。
言葉にすることで、軸がはっきりとして、その軸が自信につながります。
どんな風に社会に貢献するのか、どんな人を幸せにしたいかをイメージし、それを言葉にしていきましょう。
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!