2022年７月10日（日）は参議院選挙の投票日。その日はトライアスロンの大会なので、期日前投票に行ってきました！
「選挙区」と「比例代表」に投票する参院選
参院選では、「選挙区」と「比例代表」2種類の投票用紙が渡されます。最初に投票する「選挙区」では候補者の名前を書きます。
富山の場合は、こちらの6人です。
- 日本維新の会・新人の京谷公友候補
- 自民党・現職、公明党が推薦する野上浩太郎候補
- NHK党・新人の小関真二候補
- 共産党・新人の坂本洋史候補
- 参政党・新人の海老克昌候補
- 立憲民主党・新人の山登志浩候補
これまで富山で６人も立候補するのは初めてのことだとか。保守王国富山にも、新しい風が吹いているということなんでしょうね。
「比例代表」のほうは、政党や政治団体名か、名簿の候補者名のどちらかに投票します。政党・政治団体名票と候補者名票を合わせた総得票数で、政党・政治団体ごとに議席が比例配分される仕組みです。
新しい政治団体「参政党」に注目
今回、私が注目しているのは「参政党」です。参政党は「投票したい政党がないなら、自分たちでゼロからつくる」といって2020年に結党した政治団体です。※構想・準備は10年以上前からのようです。
というのは、立候補した海老さんは県議時代からの友人で、参政党では事務局次長を務めていらっしゃいます。
また、参政党の事務局長の神谷宗幣さんも何度かお会いしいます。
というのは、神谷さんは、私が2016年に同行取材した「女性活躍と幸福度世界一」をテーマにしたデンマーク視察の主催者のひとりでした。
同じく主催者のお一人で、視察で出会ってよくお話した起業家の浅井ちはるさんは、広島から立候補されました。
デンマーク視察は、よくあるお遊びのような視察ではなく、参加者のみなさんが本当に熱心でした。
早朝から勉強会を開いたり、夜中までその日の振り返りや発見のシェアをしたりして、「デンマークの投票率80％が、民主主義や生きやすい社会の土台になっている」「政治と教育がやっぱり大事なんだ」などと、みんなで語りあったものです。
このとき、海老さんは、共働き率が高くて幸福度の低い県に生まれ育ち、「女性が活躍してかつ幸福度が高い社会を見てみたい」という私に、「一市民のあなたが海外視察したところで意味がない」という人が多いなか、「絶対に行ったほうがいい」と背中を押してくれました。
勇気を出して行ってみたデンマークで得た知見で、私の人生は変わったと感じています。この視察関係者のみなさまには感謝するばかりです。
事務局長の神谷さんは、言いにくいこともはっきりおっしゃるので、賛否両論あるかと思います。私も参政党の政策すべてに賛成しているわけではありません。
ただ、デンマークでご一緒した私は、今の皆さんのお姿に、有言実行の方々と感服しております。
なにより、自民党一択という雰囲気の富山県に、選択肢を提示してくれたことが、日本の民主主義にとってほんとうによいことだと感じています。
女性議員に増えてほしい！ 上野蛍さん、がんばって！
また、個人的には、国政に女性の議員が増えてほしいという思いがあります。男性が多いと男性本位の政策が優先されがちだからです。
※女性の月経困難症（いわゆる「重くて痛い生理」）の治療薬であり、経口避妊薬の「ピル」の承認が30年以上かかったのに対して、男性の勃起不全治療剤「バイアグラ」が６ヶ月で承認を受けたことなどは象徴的なできごとですね。
男女差別の激しい政治の世界で、女性が政治家をやっていくのは、男性以上にしんどいことが多いことでしょう。
そんななかで、富山市議になる以前からの知人である上野蛍さんが、維新から比例代表で出馬されました。母親としての経験や子どもたち世代への思いからの決断と拝察します。
↓こちらのサイトでは、主な争点への考えが紹介されています。ぜひチェックしてみてください。
選挙にはいきましまょう！
ちなみに、デンマークでは選挙の投票率は80％を切ったことがありません。
そうなると、政治家は30～40代が中心に。すると、自然に子育て世代や若い世代、将来に目を向けた政策が取られるようになるんですよね。
ということで、選挙には行こう！ と毎回しつこく主張する、私の過去記事を以下に紹介します。
おまけ デンマークのほうに興味が湧いた方へリンク集
私のデンマーク視察のほうに興味をおもちいただいた方に、いくつかリンクをご紹介しますね。
視察の後は、デンマークに関する講演・セミナーを数回開催しました。
デンマーク女性活躍視察ツアーについては、以下のページで一覧を紹介してます。ご興味ある方はどうぞ！
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