中学校の後輩で、私の地元・射水市の市議をしている「たきだ(瀧田)孝吉」くんの選挙の出陣式で激励の言葉を担当させていただきました。「私ならではの話って何かな」と考えて「政治は身近」と感じたきっかけをお話することにしました。今回のブログは、時間の関係で割愛したエピソードも加えて書いています
後輩から「激励の言葉」を頼まれました
「たきだ(瀧田)孝吉」くんは、私の中学校の後輩です。同じ代の生徒会執行部で役員として一緒に活動したことがご縁の始まりです。
孝吉くんは、私が富山にUターンした数年後の2013年に射水市市議会議員に初当選。それから2期8年が過ぎました。今回の射水市議会議員選挙は、2021年11月14日が投票日です。
それを前に「姉御(と彼は私を呼ぶのです笑)、出陣式でお言葉いただけませんか」と孝吉くんから連絡があり、お引き受けすることにしました。
私ならでは、孝吉くんならではのエピソード
私は話を頼まれたとき、気をつけていることがあります。
それは「私にしか話せない内容を話すこと」。
それがあるから、他の人ではなく私に頼まれている……と受け止めています。
今回は私が、今まで市議をしてきた孝吉くんの活動の中で、とくに印象深いエピソードを紹介しようと決めました。
目次はこんな感じ! 腕に書いたカンペです。
頭にだいたい入っていますが、万一頭が飛んでしまったときのために書いておきました。
余談ですが、手の甲に書くといつも見えてしまいますが、ここならいざというときに腕まくりしてガッツポーズしつつチラ見できます笑
カンペは以下の通りです。
- おはよう
- 中学 生ト会
- 仕事
- 2013年 当(←当選)
- 2016年 いみずっこ音活推事(←射水っ子音楽活動推進事業)
- 身近
- 私みたいな人ふやす
- がんばって
- 応援してます!
とこんな感じです。最初と終わりが大きい声なら、あとはなんとかなります笑
「射水っ子音楽活動推進事業」が始まるきっかけに
私ならでは、孝吉くんならではのエピソードは、
- 2016年 いみずっこ音活推事(←射水っ子音楽活動推進事業)
- 身近
のあたりですね!
「2016年 いみずっこ音活推事」は、「射水っ子音楽活動推進事業」のこと。
2016年に始まり今年度も続く事業です。
射水っ子音楽活動推進事業
令和3年度予算概要
小・中学校の吹奏楽部等の楽器の整備及び指導者謝礼(中学校)の助成を通じ、児童生徒の音楽活動を推進するとともに、全国大会予行演習のためのホール使用料を助成
この事業が始まるきっかけが、孝吉くんの議会での質問でした。
このことが印象深い理由は、当時、我が家の長女が中学校で吹奏楽部に所属していたからです。
娘が中学校の吹奏楽部に入部して驚いたことが、部費の高額なことでした。
私たちの頃は毎月5000円。それに加えて、臨時集金も頻繁にありました。
集められたお金が何に使われているかというと、楽器の購入やレンタル、修繕、専門的な指導の指導者謝礼、大会前に本番と同じ響き方のホールで練習するためのホール貸し切り代などでした。
私はこの集金に不満を持っていました。
なぜなら、楽器は私たちのものになるわけではなく、学校の備品だと認識していたからです。
他の部活動の部費はもっと安く、バスケットボールのゴールやバレーボールのネットの修繕や購入、グラウンドの土の補充などを保護者が負担しているなど、聞いたことがありません。
学校の所有物である楽器を購入したり、修理したりしても、市への寄付金として控除があるわけでもありません。
なぜ吹奏楽部だけ?と先生に質問しても、受益者負担であるという説明です。
また、「お宅が貧しくてお困りなら、『うちは経済的に無理だから、吹奏楽部は諦めて』とお子さんに説明されてはどうですか。ご家庭の経済事情を話し合うことも大切な家庭教育ですよ」と諭されたこともありましたよ……。
実際、部費が高額という理由で、吹奏楽部を諦めたという話も耳にしました。
そうしている間にも、楽器は次々老朽化します。コンクールで審査員からの講評に「ティンパニーの皮が伸びているようです。変えたほうがいいですよ」などと書かれるありさまです。
射水市内の中学校は吹奏楽部の活動が盛んで、コンクールでも強かった。しかし、裏ではこうした状況が、市内の他の学校でも同様に起きていたんですよね。
市立中が「教育の一環だから」と全員参加を義務付けている部活動でコレ! ほんとにおかしくないの?
と、私は孝吉くんに会ったある日、不満をプンプンとぶつけたわけです。
その話を聞いた孝吉くんは、関係各所にヒアリング。すると、私だけでなく、他の保護者や事情を知る人達からも、以前から相談がいろいろと持ち込まれていたようです。
それらの話をまとめて、議会で質問として俎上に載せてくれました。
これがきっかけで、先に挙げた「射水っ子音楽活動推進事業」のような部活動費の補助事業がスタート。
各学校備え付けの楽器を新調したり、修理できることにもなりました。パチパチパチパチ~!
政治=身近な困りごとの解決
この出来事をきっかけに、私は遠いこと、汚いことのように感じていた「政治」が、実は「身近な困りごとの解決して、みんなが暮らしやすくすること」だと実感しました。
私が「政治は身近なもの。関心を持とう! 選挙に行こう!」というのは、こうした経験があったからです。
この経験をさせてくれた孝吉くんには、とても感謝しているんですよ。
心臓移植の募金でも助けてもらいました
出陣式では、持ち時間の関係でお話できなかったエピソードもあります。
市議ではなく個人としての孝吉くんにもお世話になったことがあるんです。
それは、2014年に行われた別の部活動の後輩(孝吉くんとは中学の同級生)のお子さんの心臓移植に向けた活動です。
このお子さんの病気と移植について孝吉くんに相談したところ、代表世話人として募金活動を引っ張ってくれました。
心臓移植に向けた募金活動という世間的に賛否ある活動に現役政治家が関わるのは、移植反対派の方から批判されたり、売名行為だと言われたりと、大変なこともあったろうと推察します。本人はなんにも言いませんでしたが。
損得より人情をとってくれる人柄も、ほんといいヤツだと思います。
がんばれ、孝吉くん!
というわけで、孝吉くん出陣式でした。
本人挨拶のあと、さっそく街宣車に乗り込んでいきましたよ。
必ず当選して引き続き、私みたいに「困っていたけど助かった~!」とか「政治って身近なことなんだなあ」と感じる人を増やしてほしいものだと思います。
射水市議会議員選挙は、2021年11月14日投票日です。しつこいようですが、選挙にはいきましょうね!
がんばれ、孝吉くん!
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