10月31日は、衆議院議員総選挙と最高裁裁判官の国民審査です。投票には必ず行きましょう。判断のためにいろんな情報が発信されています。また、投票できることは「当たり前」ではないんですよ!
「政治」は身近なテーマです
「政治」というと「自分には関係ない」という人、「選挙」というと「自分ひとりが行っても大勢に影響ない」という人がいます。
そんなことはありません。
今、暮らしや社会に対して、なんの不満もありません? 「消費税が高くて嫌だな」とか「子供の教育費、なんとかならないかしら」とか「老後も健康に、ちゃんと暮らしていけるのかしら」とか、思っていませんか。
これ、みんな政治の課題です。
「政治」は「困りごとを解決して、みんなが暮らしやすい世の中をつくること」。だから、みんなにとって身近な問題です。
そして、あなた一人は1票ですが、そういう人が100人いたら100票です。行かないと0です。
有名政治家が集める多くの票は、1票の集まりです。あなたの1票に意味は十分にあります。
「分からない」という前に発信されている情報はチェックしてみよう
次によく聞く、選挙に行かない人の行かない理由のひとつに「よく分からない」があります。
あのね、20年前ならともかく、今そんなことを言ったら「どこの情報弱者?」と思われてしまいますよ。
「分からない」という前に、「知る」ための行動をしましたか? 理解しようと努めましたか?
「集会や説明会に行く時間がない」も、現代では情報弱者だと思われてしまう言い訳です。
例えば、昔からのツール「選挙公報」ですら、ネットで公開されています。
私の居住地の候補者お二人だってHPを持ってます。
政党の違いがよく分からない場合は、各党の政策を比較するサイトがあります。
自分の意見がどの政党と近いのか、診断するサイトもあります。
自分の地域の候補者をチェックするならこちらもわかりやすいですね。
最高裁判所裁判官国民審査も、昔はぜんぜん情報がなくて、どう判断していいやら……でしたが、今は各裁判官が国民の関心が高い問題について、どのような判断をしてきたかが、ネットで確認できます。
こちらは東京新聞の記事。
NHKでは、「”憲法の番人”にふさわしいのは」というサブタイトル(こんなこと言われたらドキドキですね)で、最高裁判所裁判官国民審査の特設サイトをつくり、裁判官の人となりやこれまでの判断を紹介しています。
「選挙に行かない」から推測されるその人の能力値
これだけ情報が発信されていたら「その発信元への信頼性」という別の課題があるとしても、「まったく分からないから投票に行けない」は、「自分が日本語をまったく理解できない人間である」と同じような意味合いにとられかねません。
ちなみに、「忙しくて行けなかった」も聞きますが、10日間もの期間の「期日前投票」があるので「10日あっても、時間の使い方がコントロールができない」程度の能力だと示してしまうことになります。
というわけで、「選挙に行かなかった」は、あなたの能力への信用に関わりますぞ!
「投票する人」にとって、いい世の中になっていく
選挙で政治に意思表明できるのは、当然のことではありません。昔は財産や性別によって、選挙で立候補・投票できる人は限られていました。
私のような女性が選挙で投票できるようになったのは1946年4月10日。戦後初めての衆議院議員総選挙が行われ、女性が初めて投票し、女性国会議員が誕生したときです。それからまだ75年です。
投票する人が多ければ、その人たちにとっていい政策がなされるのは当然です。
今が老人優遇政策と言われるのは、年配者は人口が多い上、選挙での投票率も高いからです。
若い人にとっていい施策は若い人が投票に行くから、女性にとっていい施策は女性が投票に行くからできるものです。
だから、「自分たちや子供世代にとっていい社会にしていきたいなら、投票には絶対に行きましょうね!」と言っているのですよ。
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