自分と向き合う「内観」で「自分らしさ」と愛と感謝を再発見。悩みと向き合うパワーと生きるエネルギーを生み出そう【とやまcocolo会こころのサポーター養成講座第３回講座】

林原りかが代表を務める「とやまcocolo会」では「こころのサポーター養成講座」を開催しています。今回は「素直な心がつくる人間関係―感謝の気持ちを発見する方法」と題して、北陸内観研究所ストレスケアセンターの貫井信恵さんにお話いただきました。
※今回の記事は、林原りかが気になった箇所のピックアップに、林原のこれまでの知識や解釈による補足が加わっています。「内観」やそれにまつわる効果などに関するより正確な情報については、専門家にご相談ください

「自分らしさ」を知ることで人間関係がうまくいく

今回のテーマは人間関係です。 周囲の人たちとの人間関係にストレスを感じすぎず、 むしろそれを力に変えていくような付き合い方ができるといいと誰もが感じているのではないでしょうか。

では、「人間関係がうまくいかない」とはどういう状態だと思いますか。貫井さんは「希望がかなえられない」「信念を理解してもらえない」 といった満たされない思いが生まれると感じる気持ちであると指摘します。。

こうした満たされない思いを生まないためには、どうしたらいいのか。そのためには、自分の考え方や行動などのクセを知っておくことが大切であると強調されました。この「クセ」こそが「自分らしさ」というわけですね。

ネガティブ思考から抜け出す「リフレーミング」

多くの人が持っているクセの中で、私が気になったのは「短所に目が行きやすい」です。

短所に目が行くことでネガティブ思考になり、ネガティブ思考から視野が狭くなる。視野が狭くなることでまたネガティブな 思考にとらわれる……こうしたループが繰り返されがちだといいます。

この無限ループにはまってしまうと余裕がなくなります。その結果、ゼロイチ思考や完璧主義、べき思考やレッテル貼といった偏った考え方に陥ってしまいます。

ここから抜け出す方法が、 同じ状況を別の角度・枠組みから 見る「リフレーミング」です。

ちなみにこの「リフレーミング」という手法は、コーチングでもよく使われるんですよ。

他人との関わりを振り返ることで自分の内面を観察する「内観」

「内観」では、特定の人物との特定の期間の関わり方を思い出すことを人物と時期を変えて繰り返し行います。

対象人物に自分を映し出す鏡のような役割を担ってもらい、自分がどんな人間であるかを認識するということです。これもリフレーミングの1つですね。

私たちは相手によってさまざまなキャラクターを使い分けています。特定の人物について思い出すことでそうしたキャラクターの1つ1つが浮き彫りになり、総合的な自分を認識することができるのでしょう。

愛されていることに気づけばパワーが生まれる

「内観」を体験すると、日常生活で見逃しやすい「自分がサポートされた体験」を思い出す人が多いそう。すると感謝の気持ちが湧き上がったり、自分が愛されていることを実感したりといった変化があるそうです。

愛されていることに気付くと、自分が直面している悩みや問題に向き合う力が湧いてきます。結果的に 人間関係で感じていたしんどさが軽くなり、生きることが楽になるといいます。

確かに私も子どもたちや家族、友人からの愛や応援を感じることで、辛いときに踏ん張れたことはたくさんあります。私も誰かにとって、そういう存在だったらいいなと感じました。みんな「もちつ、もたれつ」ですね。

毎回のお楽しみはハーブ！

今回も縁台は、ハーブガーデン平田の金丸晴美さんによるハーブのアレンジメントで彩っていただきました。秋っぽくなりましたね。

また、講演のあとは、金丸さんのハーブティーでほっとひと息つき。

今回はコロナ禍ということで、免疫を高めるブレンドハーブティーをお持ちくださいました。

ハーブティをいただきながらの意見交換もcococlo会にとって大切な時間です。

 さらに、お土産にローリエの葉っぱも。

縁台のアレンジメントはプチブーケにして持ち帰らせていただきました。車の中がとてもいい香りでみたされます。

この日は自分自身のことをじっくり考え、仲間とも語り合い、ハーブの香りもあってか帰り道はなんだかスッキリした気分。自分と向き合う時間の大切さを実感しました。

自分で自分と向き合う時間がとれないときは、北陸内観研修所さんのようなプロの手を借りるのもひとつかと思います。

同研修所では、日帰り内観体験のほか、スマホもテレビも読書も手紙もNGという7泊8日の集中内観研修も実施しています。８日間も集中して自分に向き合えば、まったく気づかなかった新しいものが見えそうな気がします。興味がある方はホームページもチェックしてみてください！