生きていると辛いことってたくさんあります。その辛さに負けないためには、辛さの原因を元から解決するほか、「生きることの促進要因」を増やすのがポイントです。
自殺につながる「生きづらさ」をなくそう
生きていると辛いこともありますよね。辛さが募ると、自殺を選ぶ人もいます。
新型コロナが流行してからは、女性や若年層の自殺増加が目立つようになりました。
また、私の地元・富山県でも自殺が増加しています(参考 富山県 自殺者が去年比で3倍増 予防対策を前倒し コロナ影響か)。
厚生労働省の「市町村自殺対策計画策定の手引」では、以下の図のように、自殺の危機要因をイメージ化しています。
「希死念慮」とは、「解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態」を指します。積極的に自殺とまでいかなくても「もう消えてしまいたい」「ここではないどこかにいってしまいたい」みたいな感覚でしょう。
ここで書かれたもの以外にも離婚とか、家族の病気とか、しんどい問題には、たくさんのきっかけと理由が考えられますよね。
私だって自殺してもおかしくない
とやまcocolo会が主催する「こころのサポーター養成講座」の第1回講座に先立って行われたイントロダクションでは、上記のような生きづらい原因であったり、少数派として辛さを無視されがちな属性がたくさんあることが紹介されました。
「心身ともに健康で障害もない高学歴な男性で、子供はすくすく育ち、親の介護は嫁がやってます」みたいな人のほうが少ないよねと。
多様な問題を抱える少数派も、合計したらむしろ多数派です。
ちなみに、私自身も以下のような問題には心当たりがある経験者です。※解決済みを含む
- 子育て不安
- 過労
- 病気
- 怪我
- 周囲からのいじめというか攻撃
- (家族の)不登校、出社拒否
- (家族の)鬱病、適応障害
- (家族の)アルコール依存症
- 頼れる人の不在
- 「性被害」とまではいかなくても、触られる、馬鹿にされる等のセクハラ被害
- 離婚
- シングルマザー
- 失業
- 非正規雇用
- 事業不振
- 低収入
- うつ状態
- 希死念慮
……「介護づかれ」もそのうち大きい問題になるかもしれません。
これだけの課題があると、深刻に悩み、落ち込もうと思えば、いくらでも落ち込めます笑。
厚生労働省の資料によると、平均4つの問題が重なると自殺リスクが高まるそうです。
私、何個ありましたっけ笑?? と考えると、「自殺」は遠い誰かの話ではなくて、けっこう身近な問題だと思っています。
「生きることの促進要因」を増やしたい
イントロダクションでは、自殺リスクの高まりに関する以下のような考え方も紹介されました。
上記の図が表していることは、しんどい課題がたくさんあっても、生きることを促進する要因がその課題を上回れば、自殺のリスクは高くならない、ということですね。
私の場合、経済的な安定はまだまだですが、以下のようなものには恵まれていると思います。
- 将来の夢
- 周囲の人たちとの信頼関係
- やりがいのある仕事や趣味
- ライフスキル
- 楽しかった思い出
こういうことって、生きる喜びとか楽しさとか、そういうものですよね。ほんと周りの方々に感謝です。
生の阻害要因となるような問題そのものの解決が難しい場合でも(コロナ不安は解消できないし、借金もいきなり返済は難しいかもしれません)、生きる喜びが大きければ、辛さを乗り越えて生きていられるということです。
この考え方を知って、自分が大変と言われる属性が多い反面、楽しく生きている理由も分かったような気がしました。※ランニングやトライアスロンをしていたおかげで、メンタルを保てたと思っていたのもけっこうあたっていましたね。
困難に負けずタフに生きるために、生きづらさの課題解決と同時進行で、まずは将来やりたいことを作ったり、趣味を持ったり、周りの人と仲良くすることをオススメしたいものです。
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