私が住む富山県に、昨日から寒波が押し寄せ、記録的な大雪となっています。危険やトラブルを避けるためには、普段から想像力を働かせてシミュレーションし、自分のアタマで判断することの大切さを感じます。
毎日はイレギュラーな出来事だらけ
今回は記録的な大雪となり、電車はストップ。道路もあちこちが封鎖されています。
除雪車が通らない小さな道は危険なため大通りに自動車が集中し、そこで1台のスタック(雪にタイヤを取られて空回りし、前にも後ろにも動かなくなること)を起こすと、自動車の進行がストップしてしまいます。
昨日はトラックやバスなどのプロドライバーでさえも立ち往生するような大雪となりました。大雪の時間は帰宅ラッシュとも重なり大渋滞。
いつもなら10分程度の帰路に3時間、4時間、それ以上かかったという人も、大勢いらっしゃっいました。
今朝も雪は止まず、電車も止まり、臨時休業となる店舗が多いようです。
こんな時はいつもどおりに、学校に行ったり仕事ができたりすることのありがたさをつくづく感じます。
ただ、私たちの毎日には、イレギュラーな出来事が案外起こるものですよね。
予想が外れても備えは無駄にはならない
私たちの日常を脅かす「イレギュラーな出来事」は、予測できないこともあります。しかし、わかっているときもあります。
例えば今回の寒波襲来は、天気予報で以前から言われていましたよね。休みをとったり、在宅勤務にするよう手配しておいた人も多いようです。
私も昨日と3連休は仕事のアポは入れずに内勤日とするスケジュールにしました。
また、県内で1人暮らしをする大学1年生の長女は、念のため実家に帰宅するように勧めました。雪が振り始めた一昨日のうちに食料品の買い出しは済ませました。
昨日の悪天候と、それに伴う交通の混乱を見るにつけて、家でおとなしくしておくことにしてよかったと思います(私は運転が下手なので、おそらく迷惑をかける側になっていたことでしょう)。
今回のような大雪の場合は、出勤しなくてもいい人が外出することで、なお交通が混乱します。
その結果、医療関係者やインフラ関係者など本当に出勤が必要な人たちが動けなくなったり、救急車が立ち往生したりといったトラブルが発生しています。
自分の不用意な外出のせいで救急車が間に合わず、命を落とす人が出る…なんてことはあってほしくありませんよね。
予め想像して、トラブル回避に努めることの大切さをつくづく感じています。
ところで、もしも、私の大雪予想が外れていたらどうだったでしょうか。
雪がたいしたことなければ、空いた時間はトレーニングや映画を見に行くなど、いくらでも使い道はあります。
食料品はいずれにしても食べるわけですから、まとめ買いしたところで問題はありません。娘は天気が良ければ、下宿に戻ればいいんです。
つまり、備えたところでノーリスク。正解だったということですね。
普段から、「こうだったらこうする」というパターンをいくつか想像する習慣をつけておくと、いざというときパニックに陥らずにすみます。
想像できるトラブルには対応策を
日常の動きを妨げるイレギュラーな出来事は、悪天候だけではありません。
自分の交通事故や家族の突然の事故・病気、子供の発熱など、さまざまなことがあります。
すべてのトラブルを予測することはできませんが、それならせめて、そのトラブルが起きた時、どんな問題が発生するのか、想像して供えられるところには備えておきたいものです。
例えば、子育て中のワーキングマザーを例にすると「子供と一緒に移動して子供がぐずって、その結果遅刻した」なんてことなら「1時間早く出る」といった備えが考えられますよね。
「子供が熱を出して休みます」というなら、突発的に休んでも大丈夫なように、業務の状況や書類を共有しておくとか。
子供を見てもらう親がいないなら、「こういうときは休むことになるので、トラブルにならない体制を」と上司に提案しておくとか。
そういう対応策もとらずに、「子供が熱を出したのに休ませてくれないなんてひどい」「大雪なのに家庭をないがしろにして出勤しろっていうんですか!」などとそのとき不満を出すから、「母親は使いづらい」なんてことになるわけで……おっと話がそれました。
指示待ちではなく、自分のアタマで考えよう
「うちの会社は休ませてもらえない」
「自分の上司は決断が遅い」
「早く休校を決めてくれればよかったのに」
などと組織や上司、学校に不満を感じるかもしれません。
そんなときは「自分にできることはなんだったか」と考えてみましょう。
悪天候はいつだって起こりえます。寒波の到来は分かっていましたよね。子供はぐずるし、熱を出すものです。誰だって、突然の病気や事故でいきなり休むことはありえます。
だから、その時にどうするのがベストか、まずは自分で考えましょう。
そして、あなたから会社や上司に提案したり、希望を伝えたりしてはどうでしょうか。案外、「それはいい方法だ!」と喜ばれるかもしれません。
医療やインフラに関わる職種など、どうしても出勤の必要がある仕事ももちろんあります。
しかし、そうでないのに提案や希望を聞いてもくれないとか、「そんなこと言うヤツはやる気がない」と扱われるとか、「死んでも来い!」みたいなことを言われるブラック職場は、これを機に転職も検討してはいかがでしょうか。
休校についても、学校側が休校としなければ休めないなんて法律はありません。
自分で考えて、危険だと判断すれば、休めばいいのではないでしょうか。※ちなみに私は昨日の金曜日、学校が休校になろうとなるまいと休ませるつもりでいました。
イレギュラーな出来事が大問題・大災害になるかは、それぞれの備えと行動の連鎖反応。私もまだまだ準備不足なところもあるので、精一杯アタマをひねって、最善策を考えないといけないと思います。
あとは、非日常を楽しめる明るさと心のゆとりを大切にしたいですね!
【人と合わないので、ニンニクたっぷりのパスタを作ってみました笑】
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!