オートクチュール宝飾サロンJ.C.BARの2020年秋のジュエリーフェア「幸福祭」にお邪魔しました。。みんなで「美しいものを!」と作り出された空間やジュエリー、和菓子を堪能させていただきました。
「行ったら買わなきゃいけない感じのイベントですか?」
ジュエリーや着物など、いわゆる「高単価な商品」の展示会は、例えばパンやお菓子のように気軽に買ってすぐ食べるような商品ではありません。
そこで、「今必要ってわけじゃないのに、もし購入を勧められたらどうしよう」「見るだけだと、ご迷惑よね」などと、敷居が高く、ひとに紹介もしづらく感じるのは、私だけでしょうか。
そこで、尋ねてみたのが冒頭の質問です。
すると、新作の発表や日頃見られないゲストの作品、コラボ和菓子など「美しいもの」に触れる機会をもってもらうイベントだとか。
「押し売りは絶対しないから、安心してください」とのこと。※もちろん、購入したい方には、期間限定のおトクなサービス有
もの作りに関わるものの端くれとして、美しいものにふれる機会は積極的にもちたいもの。
ジュエリーは、倹約家の私は購入する頻度こそ少ないものの、見て試して「次はこれを買いたい!」と妄想するのも楽しい時間です。
というわけで、将来の進路にデザイン関連を希望する高2次女も誘って、幸福祭にお邪魔しました。
ジュエリーをいろいろ試せるチャンス
オートクチュール宝飾サロンJ.C.BARの名に冠された「オートクチュール」とは、 デザイナーが顧客のために完全オリジナルでデザインすること。
同店では、オリジナルのデザインや、オーダーメイドのジュエリー制作をお願いすることができます。
今回まず紹介されていた2020年の新作ピアスとイヤリング。
リモートワークやマスクを着ける習慣の影響で、目に付きやすいピアスやイヤーカーフの人気が高まっているそう。コロナの影響はジュエリーの人気の傾向にも現れるのですね。
また、日本真珠振興会の認定スペシャルである嶋さんが選んだ白蝶真珠、黒蝶真珠や、それを使ったネックレスなどがお目見えしました。
ゴージャスなジュエリー以外にも、普段遣いできそうなシンプルなもの(価格も比較的求めやすい)や……
止め方を変えるとロングネックレス/2連ネックレスと2通りにつけられるといったチェーンネックレスなど、実用性も考えられたものも。
初めてお店で本物アクセサリーをつけていただき、高2次女もドキドキ。留める場所を変えると、ロングネックレスにもなる優れものです。
また、こちらはスタッフの方がつけていらしたオリジナルジュエリー。存在感がありますね、と話していたら、外して見せてくださいました。
このランダムな形の石は「ケシパール」。「ケシ」は、ポピーの実の「ケシ」の意です。フォーマルシーンのイメージが強いパールですが、カジュアルな雰囲気にもなり、素敵ですね!
「TATSUJI IKEDA」のジュエリーアート
今回の見どころのひとつはゲストデザイナーの作品展です。ジュエリーデザイナー・池田達治さんの作品はとても独創的! 高2次女も「かっこいい」と注目していました。
ここでも、オススメいただき、いくつかつけさせていただきました。
こちらのリングは、若い次女もつけやすいキュートなデザインながら、リング部分の細工が細かくてとてもきれい!
穴あきチーズを思わせるこちらの意匠は、もともと「透かし模様」を発想の源としているそう。なんとなく、次女の好きな「ジョジョ」を思わせるような…。
私もひとつ試してみました…こんな飴、ありましたよね笑。
実は、この飴ちゃんぽいのは、本物の巨大アメジスト(!)。
サイドにもダイヤがきらめく、大変に豪華なリングです。お値段は、富山県の40代男性の平均年収くらい((参照 平均年収.JP))でした……。
こんな高価な商品を気軽に試させていただけるのも、なかなかない機会です。
さらに今回、特に貴重な体験だったのは、池田達治先生から、作品づくりについて直接解説いただけたことです。
制作で技術的に難しい点、デザインの発想方法など、分かりやすく説明してくださいました。
なお、新しいデザインを生み出すのに必要なことは「たくさんのものを見ること」とのこと。
また、デザインそのものの工程以上に、コンセプトや発想の源となるモチーフなどを考え、探し、見つけ出すほうが、大変とのことでした。
これは、企画・編集やライティングにも通じることです(私も、作ること、書くこと2割、企画を考えたり取材したりするのが8割のイメージです)。
そして、やっぱり、たくさん出かけて、いろんなものをたくさん見て触れるのが、創造力の源なのですね。来てよかったなあと感じました。
宝石をテーマにした新作和菓子
来場者には、和菓子と飲み物が振る舞われました。
引網香月堂の店主・引網康博さんと考案した和菓子です。
菓銘は「Colors」。J.C.BARのジュエリーが放つ光彩をイメージしたというランダムな細工が見事です。
あんには、洋菓子を思わせる秘密も込められていて(ネタバレになるのでこのくらいで)、コーヒーにとっても合うお味でした。
目で見て、実物に触れて、制作に関わる方から色々教わり、さらに味わう…という盛りだくさんのイベントで、五感が活性化したように感じます。
美しいものやアートに触れるって大事だと、再確認した時間でした。
You Tubeチャンネルでは裏舞台も
なお、J.C.BARさんにはYou Tubeチャンネルもあり、宝石の豆知識などを紹介されています。
ちなみに、海外旅行が好きな私は、海外での買付動画がお気に入り。
こんなところから美しいジュエリーづくりが始まり、さまざまな工程を経て、旅の果てに私たちの手元へとやってきたのだとわかると、ジュエリーにロマンとドラマをますます感じてしまいます。
食事風景も興味深いですね!
興味ある方は、店頭や動画をぜひチェックしてみてください!
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