インターネットを利用してHPやSNSで商品を販売したり参加者を募集するページを自分で作れるようになりました。広告にも「文章を書いて送ってほしい」と要望されることもあります。うまく自分で書くために、文章の構造を意識するのがポイントです。
【商品の説明はすべて口頭。イタリアの市場にて】
何をどんな順番で書くか意識
販売ページも募集サイトの宣伝文句を書くとき、何をどんな順番で書くか、悩んだことはありませんか。
実は広告などの文章には、ある程度の決まりごとのような型があります。
これを意識するだけでも、文章を書くのがぐっと簡単になります。
コピーの種類と役割
広告の文章を「コピー」と呼びます。このコピーには、いくつかの種類があります。
文章を書くときには、それぞれのコピーと、それにふさわしい情報を配置しましょう。
キャッチコピー
見た人の興味を引き、続きの文章を読ませるのが役割りです。
視認性(パッと見たとき読める)を高めるため、大きな字で表記されます。
リードコピー(サブコピー)
キャッチコピーとボディーコピーをつなぐ役割りを果たします。
そのため、内容は「キャッチコピーの補足」または「ボディーコピーを要約」した内容となります。
キャッチコピーよりは小さく表記されます。
ボディーコピー
商品・サービスの詳細を紹介して、読み手の心を動かし、購入や申込みという「行動」を起こさせます。
文字数は少ないことも多いこともあります。
大きさは、上記2つよりも小さく、本文サイズで表記されます。
紙面サイズに限りがある紙媒体や対面&口頭で説明ができる場合は少なめでもOK。
しかし、インターネットだけで申し込みや購入ボタンを押してもらう場合は、この文章でしっかりと魅力を伝え、購入をためらう気持ちを溶かす必要があるうえ、紙面にも限りがないため、多くの場合、文章量は長めです。
ここに載せるべき情報は例えば、以下のようなものです。
- 商品・サービスを購入した場合のユーザーの変化
- 商品・サービスのベネフィット
- お客さまの声
- 社会的信用・権威からの推薦
- 商品開発ストーリー
- 作り手の想い
- 商品・サービスのスペック
- 今すぐ買う必然性(数量限定、再生産なし、など)
- 保証(返金保証、相談窓口など)
- 今すぐ申し込みボタンを押すべき理由(「〇〇までは特典あり」など)
見出しコピー
ボディコピーが長くなった場合は、ボディコピーをいくつかに分け、その部分の内容を要約した見出しをつけます。
見出しは、続く文章を読みたくなるように、また、見出しだけ拾い読みしても理解できるように、表現を工夫します。
ショルダーコピー
商品・サービス名やイベントタイトルなどの肩にあたる部分やポスターなどの上の角に入るコピーです。
文字サイズは小さめで、さりげなく記載します。
対象を示したり、主催者の姿勢を書き添えたり、全体に対する補足説明となります。
小さくても印象を左右するコピーです。
******
このように、広告文の構造とコピーの役割りを意識して書くと、伝えるべき情報を分かりやすく記載することができます。
分かりやすく伝えられれば、商品・サービスやイベントなどの魅力に納得してもらえます。説得力ある広告やサイトを作れるようになることでしょう。
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!