新型コロナ感染拡大を防ぐための外出自粛に伴い、オンラインでセミナーや講座を受ける機会が増えました。私自身も講師側になる機会もありました。こうした経験を踏まえ、オンライン講座のメリットや使い分けについて解説します。
オンライン学習のメリット
オンライン学習の特徴は、インターネット回線さえあれば、どこにいてもOK。録画であれば、自分の都合のいい時間に受けられることです。
この特徴から、さまざまなメリットが生まれます。
例えば、都心でも地方でも同じ情報を得ることができます。東京で開催される講座を受けるために前の日から東京に移動…といった時間的・費用的負担がないため、地域による教育格差・情報格差が小さくなります。
また、セミナー提供する側も、セミナール-ムを用意する必要はなく、教室のキャパシティによる定員を設ける必要がありません。
2種類の「オンライン講座」
オンライン講座には大きく分けて、「録画」と「LIVE配信」があります。
録画
録画は、自分のペースで好きな時間に学習できることが利点です。また、繰り返し視聴できるので、復習しやすいのがメリットです。
一方、その場で感じた疑問をそのとき質問できないのがデメリットですね。
LIVE配信
LIVE配信のいいところは、お互いの顔を確認しながら話すことができる点です。また音声のやり取りやチャットを使った質疑応答もできます。座席によって聞きづらい、見えにくいといった差がなく、講師に直接質問してやり取りできたのは、感動モノでした。
ただし、LIVE配信の場合は、参加者全員の通信環境が安定している必要があります。
私の経験でも、Microsoft Teamsを使用してLIVE配信で講座を行ったところ、配信側の通信トラブルで授業が中断したことがありました。映像や音声が途切れてしまえば受講者にとってはストレスになり、スムーズに講座を進めるのも難しくなりますね。
また、出欠確認や数秒のタイムラグのための見落としなどをフォローし、通信トラブルを解決するためにアシスタントが大活躍でした。講師がひとりで配信するのは、ちょっと大変そうに感じました。
LIVE配信はいかに通信環境を整えるかが、成功のカギとなりそうです。
受講者の顔を見せるかどうか
「LIVE配信のいいところは、お互いの顔を確認しながら話すことができる点です」と書きましたが、これはデメリットにもなります。
なぜなら、ただ聞いている顔がカメラで撮影され表示されているのは、なかなかのストレスだからです。
これは、講師にとっても「顔は見えるが反応はわかりにくい」というストレスを生みます。
講師が一方的に話すスタイルなら、顔が見えないほうが話しやすいと感じ、Zoomウェビナーが講師から受講生の顔が見えない仕組みになっている理由が理解できました。
受講する側としては、講師から見えない状態なら、ご飯を作りながら聞くこともできました(失礼かもしれませんが、こうしてでも受講できることは地方住まいの子持ちにはありがたい)。
ただ、学校の授業だと、カメラの前に座っているか(単位を与えられる受講姿勢か)監視する意味もあって、顔出し必須かもしれませんが。
やり取りがないなら録画がいい
講師と受講者のやり取りがないなら、オンライン学習は録画がいいと思います。
例えば、私が朝の運動に利用しているフィットネス動画は録画です。
向こうから見られていないので、私は安心して、すっぴん&ブラトップで汗をダラダラぜいぜいと、運動に打ち込めます。
これがLIVE配信の受講で、私の苦しいヨタヨタの姿がモニターに映し出されていたら、その姿を見られることに抵抗感があります。苦しい顔を見られたくなくて、負荷をしっかりかけた姿勢で運動できなくなってしまいそうです。
リアル講座や対面コンサルの価値が上がる
オンライン講座が一般的になると、リアル講座はなくなるのでしょうか。
私は、オンラインで誰もが参加しやすくなる分、直接会うことの価値がもっと上がると考えます。
基本的・一般的な知識や情報は、オンライン録画で負担を少なく受講。その分の予算や時間をこれぞ!というセミナーや個別コンサルに当てる人が増えるのではないでしょうか。
オンライン(録画・LIVE配信)とリアル(大人数・個別)を使い分けることで、地方にいても、時間や予算の制限があっても、より効率的に高レベルな情報に触れる機会を増やせることでしょう。
この変化は大歓迎です。便利な時代に生まれたことの利点を享受していきたいものですね。
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