子供のころから「頑張って勉強して大学に行き、会社に就職して頑張って働いて、そのうち結婚すれば人生安泰」とのんきに考えていた私。「お金のことはよく分からない」という、お金への苦手意識を改善するきっかけとなった1冊です。
子供を持つ前は、「お金のことはよくわからないけどなんとかなる(みんななんとかなっているし)」とのんきに考えていた私。
ちょっとお金が溜まったら、「自己投資」と称して旅にでるようスタイルで、家計の管理にも疎く、「ライフプランを考えると収入が足りないことがはっきりするので考えないようにしている」と公言するダメ社会人でした。
「夫」というものはずっと健康でずっと収入をもたらしてくれる存在で、自分は安心して子育てしながらほどほどに働けばいいと思い込んでいたんですよね……。
しかし、世の中はそんなに甘いものではないと実感するようになり、三女を出産した2007年から改めてお金に向き合うようなりました。
考えたのが、これからのお金の貯め方・使い方です。どうやって貯めるか、増やせるのか…お金オンチの私が手にした本が、当時出版されたこの本です。
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
高学歴でもお金に疎い日本人
著者の勝間和代さんは、この本についてこのように言います。
本書はビジネスや経済、政治や社会問題には自分なりの見方をある程度持っている人で、これまで金融に関してだけは疎かった人(おそらく日本人の大多数派)が、身の周りの金融商品や金融資産運用について、何をして、どこを中心に情報収集をすればいいのか、そのポイントが分かるような内容を目指しました。
そうそう、学歴はしっかりあるのに、金融だけ分からない人ってよくいます。お金について学校では学びませんし、「お金の話は卑しい」みたいな風潮がある日本では、金融リテラシーをつける機会がなかなかないものです。
私も大学は出ていましたが「お金には興味がない」なんて言って、経済学部の人を不思議に思っていたくらいのお金オンチでした。
本の内容は、金融商品の解説と金融リテラシーを身につけるためのステップを、ある程度の文章が読める人なら理解できるようなわかりやすさで紹介しています。
「貯金」にもリスクがあることから投資も勧め、初心者の第一歩としては「手数料の低いインデックス型の投資信託で積み立て投資」がよいという内容です。
お金と投資への苦手意識を払拭
この本を読んで、
- 「貯金」「生命保険」「住宅ローン」は「みんながやっているから怖くない」のに、そのほかの「投資」は怖くて怪しい
- お金がなくて不安だけど、お金はコントロール不能で、どうしていいのかわからない
…という気持ちをなくすことができたのが、一番の収穫でした。
今もお金の心配は考えればつきませんが、ある程度は予測し、対策をとれるようになったかなあと感じています。
関連図書
勝間和代さんの本では、同時期2007に出版したこちらの書籍の仕事術も大変役に立ちました。
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
子育てしながらフルタイム勤務で、「なんとかして短時間で仕事の成果を上げねば!」という課題解決に大いに役立つ内容でした。
通勤中の自動車のなかで、オーディオブックを聞いて勉強するようになったのは、この本がきっかけです。
今では、ツールが進化していて、そのまま使えはしないかもしれませんが、ITツールを活用して自分のチカラを最大化するという発想は今も通用します。
また、最近の著書で面白かったのはこちら。
在宅勤務していると便利な、「調理家電でほったらかし料理」の手引書です。
この影響で、豆を炊き込んだ玄米ご飯を食べるようになりました。
勝間和代さんには、家計・仕事・家事といろんなところで、お世話になっています。ありがとうございます!
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!