私が影響を受け、行動までつながった書籍のご紹介。育休中に赤ちゃんと一緒にスペイン旅行した、おぐにあやこさんの『ベイビーパッカーでいこう!』です。
育休中のモヤモヤを海外旅行に
著者の「おぐにあやこ」さんは、新聞記者で育児休業中てした。
同じ会社で同様に働いていた夫について、「妻に育児休業を取らせ仕事に全力投球する夫は、あまりに不条理な存在だった」そう。
おぐにさんは、夫を妬み、男女の性別役割分担に腹を立てるのをやめたい。育休を楽しみ、夫や男性たちに「うらやましい」と言わせたい。そして、「子供がいるから何もできないと思う自分から、自由になりたい」と赤ん坊と二人で旅に出ようと決めたそうです。
もともとバックパッカーであったことから、ザックを担いで出かけることにした、そのいきさつや旅の経験を紹介した書籍です。
私と同じ境遇!
私がこの本と出会ったのは、長女が生まれて3ヶ月めくらいのことです。
育休中や赤ん坊と出かけたときの母親差別にすっかり自信をなくしていた私は、でかけるのも怖く、家で子供とだけ過ごしていても息がつまります。
夫は今までと同じように、仕事で朝6時半から夜中日付が変わるまでお仕事。2人の子供なのに、なんでこんなに違うの??とムカムカしていました。
そんな私がとった行動は、毎日、図書館に出かけることでした。授乳室に1日こもり、朝から夕方まで本を読み漁りました。
女であり、母親である私が、自分を認めて自信をもっていきるにはどうしたらいいんだろう…とその答えを書籍にもとめていました。
今から思うと、図書館の方から不審に思われていたでしょうね。
そんななかで、出会った本が、『ベイビーパッカーでいこう!』でした。
著書のおぐにさんは、私の前職と同じ新聞記者。夫が今までどおりであることに理不尽さを感じていました。また、以前は海外旅行が好きでよく出かけていたことも私との共通項でした。
「私と同じだ!」
とドキドキ。この本は借りて帰りました。
「どうせオシメ替えと授乳と洗濯しかしていないもん。
それならどこでやっても一緒じゃん!!!!
育休中なんだから、長期の海外旅行に行ってもいいんじゃない?
そうだそうだ、行けるに決まってる!」
私の目の前を真っ白に塞いでいた霧がさっとひいて、陽がさしたように感じた時間でした。
直接のアドバイスに現実感
当時はまだ著者の方と直接のやり取りができることは珍しかったのですが、おぐにさんは著書にメールアドレスを掲載なさっていました。
また、私も当時はまだ自宅にもっている人が珍しかったPCを買ったばかり。メールができる環境にあったため、そのメールアドレスに、「私もできるでしょうか」と疑問点の質問を送りました。
そのメールに、おぐにさんは丁寧にお答えくださり、その3ヶ月後、当時生後6ヶ月の長女と憧れの国・イタリアを3週間かけて旅することができました。
この旅で私は、「母だからできることがある。母だから広がる世界がある」と母になった自分に自信をつけました。
Facebookのおかげで再会
旅のお礼を伝えた後は特にやり取りをすることなく過ぎていましたが、2011年からFacebookをするようになった私は、おぐにさんを発見。再び交流が再開しました。
そのあとは、東京でご飯をご一緒して近況を報告する機会も。
初めての子育て、それも密室育児に悶々としていたあのとき、私の目を海外へ向けてくださったおぐにさんには、今も感謝しています。
例え、子供と二人っきりのワンオペ育児だったとしても、「密室」でなければいけないきまりはありません。「密室」から飛び出して、世界を旅して育児する!という選択肢もありますよ
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