イベントやセミナ-のタイトルをどんなふうに決めていますか。タイトルをひと工夫することで、参加者が集まりやすくなります。
対象者の関心をひかないと案内を読んではもらえない
今はイベントやセミナ-を開催するハードルがさがり、毎日たくさんのイベント・セミナーが参加者を募集しています。
その中から、見込み顧客や来てほしい対象者に、自分のイベント・セミナーを見つけて、選んでもらってはじめて、参加者が集まります。
といっても、イベント・セミナーの中身がいいか悪いかは参加してみないとわかりませんし、内容の紹介文は「読もう」という気になって読んでもらってやっと伝わります。
検索したり、SNSのイベント案内などに表示されるのはタイトルです。タイトルを見ておもしろそうなら、「続きを読む」などのボタンをクリックして、その先を読み進めます。
そこで大事になるのが、最初に目にするイベント・セミナーのタイトルです。
来てほしい人たちの興味を引くものにする必要があります。
タイトルを工夫しなくてもOKな場合
よくあるのが、「ただ書いただけタイトル」例えば「書道教室」「コーチング講座」のようなもの。「堀江貴文講演会」のようなものです。
長い実績と信用があるとか、知名度のある講師なら、このタイトルでも人は集まります。
また「よくわからないタイトル」というのも、ありますね。
例えば「TGC」。これは「東京ガールズコレクション」のこと。これだけ有名で広告力もあるイベントだから、よくわからないタイトルでもしっかり人は集められます。
しかし、「TGC」なみの力がないなら、マネをしてはいけません。
タイトルで伝えたい情報
一般的に知名度がそれほどない小規模な事業者や起業家らが、来てほしい人に「コレは私のためのイベント・セミナーだ!」と感じてもらうために、明記するべき情報には以下のものがあります。
対象
まずは対象です。同じテーマを扱っても、対象によって内容は異なります。
ミスマッチを防ぐためにも対象がわかるようにしておきましょう。例えば以下のような文言です。
「初歩の初歩(初心者向け)」
「起業家がまず身につけるべき」
「中小企業の社長必見」
「企業の広報担当者が知っておきたい」
「毎日を笑顔で過ごしたい?(楽しいことがない人向け)」
「面白いほど人が集まる(イベント・セミナーの主催者向け)」
得られるもの
そのイベント・セミナ-に参加することで得られるものを示します。
例えば以下のような文言です。
「勝てる組織の作り方」
「コーチングの威力」
「眠れる体の作り方」
「売上2倍」
講師の実績
今やノウハウは書籍やネット上にあふれています。
「何を教わるか」以上に「誰に教わるか」が重視されています。
例えば以下のような文言を加えてみましょう。
「元ディズニーランドキャストに学ぶ」
「トップ営業マンだけが知っている」
「元記者が明かす」
必要な情報を組み合わせる
上記のような情報を組み合わせると、例えばこんなふうになります。
売上2倍! 中小企業の社長必見
元ディズニーランドキャストに学ぶ勝てる組織の作り方
毎日を笑顔で過ごしたい?
元記者が明かす 眠れる体の作り方
起業家がまず身につけるべきスキルはコレ!
トップ営業マンだけが知っている コーチングの威力
どんな人向けか、誰に何を教わる話なのか、ここで知った話で何が得られるのか、伝わると、そのさきの案内文も読んでみようという気が起こります。
参加者が集まらないのは、イベント・セミナーの内容が悪いというより(内容は分かりませんもん)、タイトルが悪くて対象者の関心を引けないことも多いもの。ひと工夫してみましょう!
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!