先日、うちの子猫がヘアゴムを誤飲していたことが分かり、大反省しました。同じ失敗をする飼い主さんを出したくないと、経験をシェアいたします。
「ゴムどこ?」異変の兆し
うちに保護猫の「ドラ」がやってきたのは、2019年9月のこと。やってきて半年ほどになります。
我が家では以前は、猫は2階の子供部屋にいましたが、2019年2月に亡くなった先住猫の「ふく」の看病以来、先住猫の「むう」はリビングで過ごすようになり、「ドラ」も我が家に来たその日から、リビングで過ごしていました。
老猫のむうと異なり好奇心旺盛な子猫のドラは、いろんなものに興味をもち、あれこれ噛んだり、追いかけたり。
とはいえ、誤飲をする様子は人間の前では見られず、なんにも気にしていませんでした。
ただ、今から思うと、私や娘たちのヘアゴムが近ごろよくなくなっていた…。あそこで、おかしいと気づくべきでした。
ゴムの塊を嘔吐
異変は2月。咳き込んでいたドラが「おえ」っと吐きたそうな様子を見せていました。
しかし、ご飯は出てこず、胃液のような液がでるばかり。それを2~3回繰り返したところで、固形物を吐き出しました。
!!!! なんと、3本くらい絡み合ったヘアゴム!!!
「これはおかしい!」と病院につれていくことにしました。
レントゲンでも見えたゴム
病院では症状を伝え、このまま様子を見ていいのか、処置が必要かを質問。まずはレントゲンをとることになりました。
とはいえ、通常はレントゲンだとゴムはみつからないそう。金属ならわかるらしいのですが。
…といっていたのに、見えました!
上の写真だと右が胃、左がお尻です。
胃のあたりに、ぐにゃぐにゃした影が見えます。
こうなると、胃にゴムがあるのは確実…ということで、内視鏡で取り除くことになりました。
状況によっては、開腹手術に切り替えることも覚悟してほしいとのことでした。
この日は夜に迎えにいくはずでしたが、手術の時間が予想よりもかかり、お泊り入院となりました。
内視鏡手術で除去
翌日、迎えにいき、先生の説明をききました。
お腹のなかには、ヘアゴムがびっちり入っていたとのことです。
コレを一本ずつ取り除き、きれいになったお腹がこちら。
こんなにたくさんのゴムが出てきたそうです。
先生は何も責めませんが、反省しすぎて涙が出ます…。これはお腹が辛かったことでしょう。
胃にあったゴムは除去できましたが、腸にある分はわかりません。3日程度、経過を要注意ということでした。
嘔吐や下痢があれば、すぐに病院にくるようにとのことでした。
この夜は子どもたちと交代で、ドラを見守りながら、眠りました。
手術後、うんちからもゴム
夜中に娘から起こされました。
「うんちの中に紐があって、うんちがはずれない」
とのこと。みれば確かにうんちがくっついていて外れません。
軽く引いても引っかかっているようだったので、そのままおむつを履かせて、朝を待つことにしました。
朝までには、お尻から自然に離れていたので、おむつにくるんで病院に持参しました。
見ていただくと、うんちの中にも、3本くらいのゴム! 無理に引き出すと、腸がちぎれた可能性もありました。ひっぱらなくて正解だったとのことです。
お腹を触診していただいても、空のようだということで、あとは経過を観察することになりました。
特定のモノに執着する猫もいる
食べ物ではないものを食べたがることを「異嗜(いし)」というそうです。砂利やビーズのような粒、ビニール袋、紙など、猫によって好みは様々だとか。
うちのドラの場合は「ヘアゴム」だったとのこと。机の上などに出しっぱなしになったものをみんなが見ていない夜にむしゃむしゃ食べていたんですね。
「リビングに自分のものを出しっぱなしにしないように」と、家族で誓い合いました。
かかった費用
今回の内視鏡手術にかかった費用は、入院1泊、血液検査などを含めて、65,000円ほどでした(開腹手術だと20万円くらい)。
胸も懐も痛む出来事でした。猫の飼い主の皆様、くれぐれもお気をつけくださいませ。
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!