お客様の声(とやまcocolo会さま)講演「暮らすということ、稼ぐということ、そして私であるということ」(ワーク・ライフ・インテグレーション実践例)

先日登壇させていただいたとやまcocolo会さまが、講演の内容をわかりやすくまとめてくださったので、ご紹介します。※許可をいただき、HPからの転載です。

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目次

お客さま

とやまcocolo会さま(代表 五十田由子 さま)

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講演 90分

2020年2月29日(日) 於 サンシップとやま

演題「暮らすということ、稼ぐということ、そして私であるということ」

講演内容まとめ

ここ数年、とやまcocolo会専任講師のように毎年お越しいただいている林原りかさんを講師に迎え、昨日、今年度最後の研修会を開催しました。全体のファシリテーターはいつもの人(笑)にお願いし、また、導入部のパートについても担っていただきました。

さて、「毎年来てもらっているって、毎回同じ話をしてもらってるってこと?」と思われるかもしれません。もちろん、毎回同じテーマでお話をいただいている方も講師としてお迎えしていますが、林原さんの場合は毎回、異なるテーマでお話をいただいています。それってすごいことだと思いません?

「毎回、異なるテーマって、どういうこと?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。林原さんの専門分野がそれほど多岐にわたるってことなの?と思われるかもしれません。

確かに、林原さんは編集者はじめ、専門家・職業人として幅広い領域で活動なりお仕事をなさっています。ですが、とやまcocolo会としては、生活者、実践者として、ひとりの人間が生きている姿に注目しています。
今回のテーマは、ワーク・ライフ・インテグレーション。これはまさに林原さんの半生を振り返ったときにテーマとして浮かび上がってくることであり、これから数十年先の日本社会を考えたときに、生活者として私たち自身に必要になってくるテーマでもあるだろうと確信しています。暮らしと稼ぐことが融合し、統合していくということは、どういうことなのか、今、まさに注目すべきテーマと考え、林原さんにお話をいただきました。

3部構成のお話で、まずは「ワーク・ライフ・インテグレーション」とは、どう定義づけることができるのかというところから始まります。

第1部の部分です。
インテグレーションという言葉自体が浸透しているわけではないので、よくいわれるところの「ワーク・ライフ・バランス」から林原さんの実体験に基づき解説をいただきました。バランスというと、片方が上がると片方が下がる、こちらを生かそうと思うとこちらが生きない。バランスを取ることも大切ですが、バランスを取ることだけで仕事をする私と家庭の私の問題は解決できないのではないかと思うようになったということです。
確かに相反するものに対して、どちらかを生かそうと思うとどちらかが損なわれるということは、よくあることですし、相反するものをバランスを保つことで両者が生きるかというと、そうでもないようにも思われます。実体験に基づいたお話を聞いていると、なるほどと思うことが多々あります。
次に林原さんはワークとライフのバランスを取るのではなく、コントロールする、マネジメントするということが大切なのではないかということで、「ワーク・ライフ・マネジメント」を標榜し、活動していた時期があったとのことです。仕事や家庭をいかに管理、コントロールし、マネジメントしていくことで、生活の質が向上していくか?ということです。確かに限られた時間の中で、何をどうすべきか考え、それぞれに付与すべき時間を割き、コントロールしていくことで、QOLも向上していきそうです。ですが、考えていただくと理解できると思いますが、私たちは、果たして私たちの人生をコントロールしながら生きているでしょうか?林原さんはここにも疑念を持ちます。「私がやりたいと思ってやってきたことばかりの人生ではないし、自分の人生をコントロールできているわけでもない。予期せぬことが多々押し寄せてくるのも人生。むしろ、困難なことはもちろん、いろいろな出来事や出会いなどがあったからこそ今の自分に結びついているのではないか」と。つまり、マネジメントではないということですね。
そしてインテグレーションです。
ここから先は、講座の核心部分ですので、さらっと流しますが、ワーク(稼ぐ)もライフ(暮らし)もお互いに影響しあっている。この影響しあっている部分を切り離すのではなく、融合させ、統合させていこうということです。「〇〇しながら〇〇もする…」というと語弊がありますが、「暮らし」の部分のものごとが、「稼ぐ」ことにもつながり、「稼ぐ」ことが例えば子育てにも生きていくといったようなことです。お話を聞きながら自分自身の人生をふりかえってみると、そこには納得できる部分が多々ありました。

第2部の部分では、林原さんがどういう人生を送ってきたから、それがどのようにワーク・ライフ・インテグレーションということに昇華されるに至ったかというかなり具体的なお話でした。個人的なことも多分にあるので、詳細な報告は割愛しますが、誰にでも起きているようなことも多々あり、参加者のみなさんも、今、なぜ、インテグレーションなのか?ということに多くの気づきがあったようです。ライフがワークを邪魔しているのではないか、また逆に、ワークがライフを抑圧しているのではないか。
でも、そうではなく、暮らしの中の生活があるからこそ仕事や稼ぐことにつながったこともある、その逆もあるといったような実体験のお話には、参加者のみなさんも共感している部分が多くあったように思います。

最後の第3部の部分は、林原さんの個人的な実体験から帰納法的に導き出せる「ワーク・ライフ・インテグレーション」について、いかに統合させていくことができるのか?という方法論のご提案でした。時間と場所を効率的にミックスさせていくなど、いくつかのポイントを提示していただきましたが、自分自身の価値観がどこにあるのか?という部分がもっとも参加者のみなさんの心にも響いたところかと思います。
ややもすると、あれもやったらいいのではないか、これも必要ではないかと思うところがあるものの、私が私らしく生きていくためには何をどうしながら生きていくのか、個々人の価値観がどこにあるのか確かめてみましょうということです。

こうしたお話を受け、グループワークの時間では、参加者のみなさんの人生を振り返りつつ、それぞれに感じたところをお話いただき、そうしたコメントから、また異なる人の立場や考え方に思いを馳せ、各々の他者の生活を描きつつ、それらを統合し、社会化していくということについて、考える時間を持ちました。

ただ一方的にお話を聞き、「あぁ、よかった、面白かった」ではなく、一人一人の人生に落とし込み、それをさらに共有していくことで、個々のインテグレーションが社会的なインテグレーションへとつながっていくといった可能性を感じるひとときになりました。

そして今回も農薬を使わないハーブの栽培農家であるハーブガーデン平田、金丸さんにハーブティーを提供していただきました。リラックスした雰囲気を参加者のみなさんにもたらすとともに、今回は免疫力向上に効果があるともいわれているハーブもブレンドしていただきました。

こんなときだからこそお話いただける本音トークもいろいろあったように思います。講師の林原さん、参加者のみなさん、そして金丸さん、どうもありがとうございました。とても充実したひとときを持つことができ、私たちもとても嬉しく思っています。
引き続き、とやまcocolo会をどうぞよろしくお願いいたします。

(副代表 柴垣禎 さま)

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