新型コロナウイルス感染症への対策として娘たちの学校でも休校が決定。お休みとなった3月の過ごし方を考えていました。よく考えたら、家でできること、楽しめること、たくさんありますね。
【木工に興味をもった小2次女、箱づくりに挑戦】
家で缶詰のひと月
今回、うちの娘たちは、2月29日から4月の新学期まで、ひと月以上の長期休暇となります。
おまけにコロナ対策ですから、普段の夏休みのように、旅行や買い物など遊びで時間を潰すのはイケナイもよう。
「休み中に不要不急の外出は控えてください」とお知らせがきました。自宅に缶詰になっていてほしい…ということですね。
お子さんが小さくて核家族のご家庭、リモートワークのできない職種のご家庭は、どんなに大変なことかと思います。
ただ、我が家のことだけを言えば、我が家は自宅しごとでうちの子供たちは中高生。この降って湧いた長期休暇をどう使うかと考えるとむしろワクワクしてきます。
海外ではギャプイヤーやフォルケホイスコーレがある
この「何をしようか自由に選べる」時間は、日本の子どもたちにはとてもめずらしい時間です。
しかし、海外ではこの時間の有効性が認識されており、ヨーロッパでは、高校を卒業してからすぐに進学も就職もせずにすごす「ギャップイヤー」という時間をとることが珍しくありません。
デンマークでは中学3年生から高校にすぐに進まず、もう1度3年生をやることができます。
その間に自分の好きなことにじっくり取り組んだり、バックパッカーの旅にでかけたり、ぼーっと「なんにもしない」をする時間に当てたりします。
フォルケホイスコーレという、学校のような学びの場に入る人も多いそうです。
そうやって自分自身について考えたり、自分なりの軸をもてるようになるそう。
今回の遊びにいったり、集まったりできないひと月の休み。ぼーっとYou Tubeを見ていたらすぐに終わってしまいそうですが、有効に使えばギャップイヤーやフォルケホイスコーレのようなとてもよい時間となるかもしれません。
家で学べたことはいろいろあった
思い返せば、私が子どものころは、家で親や祖父母がいろんなことを教えてくれました。
父方の祖母は家庭科の先生だったこともあり、当時は家で食べることの珍しかった洋食を作ってくれたり、ろうけつ染めも習いました。父方の祖父は絵を描いたり、木切れを削って茶箕をつくったりするのを見せてくれたり。
母とは山に葉っぱをとるところから笹ずしをつくったり、裁縫も教えてもらいました。私も洋服や刺繍、編み物、紙粘土人形など、家でいろいろ作りました。
最近は子どもたちも忙しく、手芸をする時間なんてなかなかありませんでしたが、ひと月もあったらそういうこともできますよね。
お料理だって、バーベキューでもなんでも手間のかかることができそうです。
休校がコロナ撲滅に有効か?とか、感染者がでていない富山でも全国と足並みを揃える必要があるのか?とか、働く母親がますます辛くなるよねとか、思うところはたくさんあります。
とはいえ、この休校は「急がないけど大事なこと」や「マストじゃないけど楽しそうなこと」をするのに実はぴったりです。
贅沢な時間をうまく使おう
母親ですから、目の前にある課題「この休みを子どもの成長にどうつなげるか」を考えないわけにはいきません。
そこで我が家では、子どもたちが何をするかを話しあい…まずは、食事づくりを分担することにしました。
私はいつもどおり仕事で、次女・三女が休み、それも部活すらありません。ならば、家事はむしろ休みの人がやって!という理屈です。
洗濯や掃除はすでに当番制としているところに、夕飯の支度も担当します。
また、これまでやってみたいと思っていたのに「時間がないからできない」と後回しになっていたことをやってみようと話し合いました。
我が家の場合は、高1次女が興味をもっていたWEBサイトの制作や動画編集。イラストを毎日1枚かいてアップとかどうかしら…などの意見が。
また、中1三女は、陸上部の練習がないため、自主練習で筋トレなど何ができるか相談。
学業も1ヶ月かけて今年の勉強の復習をすれば、2年生から大躍進を目指せるかもしれません。
本人としては、ずっとやってみたかった「鉄のフライパンでオムレツをつくれるようになる」を身につけたいとか。3月は毎日、朝ごはんにオムレツを食べられそうです。
なにもアイディアがでてこないときは、教科書でならったことをやってみるのもオススメです。
私も子どもが小学生のときには、休日に国語で習った文章「すがたをかえる大豆」で紹介されていたことを実際にやってみたことがあります。
大豆を水にふやかしてから、豆腐をつくるところまで実際にやってみました。子どもたち、目がキラキラ。
その他にも、ひと月あれば挑戦できそうなことはたくさんあります。
大掃除、台所や自室のDIY、庭いじりや花を育てること、手芸(ひと月あれば、パッチワーク・キルトの大作もできる?)や洋服づくり、美術部の次女は作品づくりに挑戦してみるのもいいかもしれません。
こう考えてみると自宅にはやりたいこと、できることがいっぱいありますね。意外に、「時間が足りない!」となるかもしれません。
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