3月8日を国連の「国際女性デー」。イタリアでは「Festa della donna(女性の日)」と呼ばれ、男性が女性にミモザを贈ることで知られます。この日にちなんだケーキの作り方をご紹介します。ドーム型の作り方、案外簡単です。
女性の日とミモザケーキ
「女性の日」は、国連が3月8日を「国際女性デー」と定めたところから。
女性の平等な社会参加と環境整備を加盟国に呼びかける日としていて、日本でも浸透してきました。
イタリアでは、日本で「母の日」にカーネーションを贈るような感覚で、お世話になっている女性にミモザを贈るようになりました。
お祝いをするときの定番ケーキが、Torta mimosa(ミモザケーキ)です。
デコレーションは意外に簡単
見た目がとても可愛いらしいミモザケーキ。
簡単に手に入る材料で作ることができデコレーションもさほど難しくないので、お家で作るのにおすすめです。
用意するもの
スポンジケーキ 直径18cm (私は家で焼きますが、市販のスポンジケーキでも大丈夫です)
レモンカスタードクリーム(作るのが面倒なら、生クリームだけでデコレーションしてもOK)
- カスタードクリーム250g
- 生クリーム 200cc
- 砂糖 大さじ1
レモン汁 15cc
シロップ(砂糖20gと水40ccを火にかけて砂糖を溶かしてから冷ます。面倒ならフルーツ缶詰のシロップを使っても可)
作り方
生クリームと砂糖をツノが立つまで泡立てます。
カスタードクリームは冷ましたものを練って滑らかにしてから、泡立てた生クリームを加えて混ぜます。最後にレモン汁も加えてさらに混ぜます。
スポンジケーキは、厚さ1.5cmと1cm にスライス。まずは1.5cm のものを皿に敷いてシロップを塗ります。
その上にレモンカスタードクリームの半量を乗せて、真ん中が高くなるように整えます。
シロップを塗った厚さ1cmのケーキを重ねます。
ここからミモザケーキのポイント。
上のスポンジの縁部分が下を向くように、少しずつ抑えます。
1周するとこんな感じ。
自然とドーム型に整います。
スポンジケーキの表面にシロップをはけて含ませてから、残りのクリームを塗ります。
神経質にならなくても、ざっくりで OK です。あとから隠れます。
残ったスポンジは、周辺の茶色い部分を取り除き、黄色い部分だけをフードプロセッサーで細かくします。
私は今回、茶色いところを取り除くのを忘れ、所々に茶色のつぶつぶが残ってしまいました。
本来は賽の目に切ったそうなので、フードプロセッサーがなければ、細かく刻んでもOK。
このスポンジのそぼろケーキの表面にくっつけます。このままでも完成!
今回は母の74歳の誕生日のケーキということで、ロウソクを4本立てました。また、表面が少し寂しいので、庭に咲いていた梅の花を添えてみました。
誕生会では、カスタードクリームが大好きな母に喜んでもらえました。
デコレーションがとても簡単で可愛らしいミモザケーキ。そのときによっては、フルーツを飾る、小さく作るなど、応用がきくケーキです。
おまけに作りたての新鮮なクリームがとても美味しくて、お家で作るには本当にオススメ。
3月8日はミモザケーキで、女性をたたえましょうね!
ローマで「Festa della Donna(フェスタ・デッラ・ドンナ、女性の日)」にミモザをもらう。最後のランチ、そしてお別れ
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