世の中は「正しいこと」だけでできているわけではありません。ときには理不尽な出来事に、空いた口が塞がらなかったり唇を噛んだりすることもあるでしょう。 そんな過去の怒りや悔しさは、成長し、前に進むための原動力にしていきましょう。
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「恨み言」を言い続けるよりも必要なのは「解決策」
世の中には様々な理不尽が横たわります。やりたいことに自分の能力や状況が足りないことも多々あります。
しかし、思うようにいかなかったことやひどい人に対して、恨み節を言い続けてもあまり意味はありません。
恨み言を言えば一時的に「自分が悪かったわけではない」と自分を正当化して安心でするかもしれません。しかし、私たちが本当に必要としているのは、解決策です。
過去の理不尽な出来事をなかったことにはできません。
しかし解釈を変えることで、その出来事が私たちの人生に与えてくれた意味は大きく変わります。
愚痴のネタではなく、解決すべき「課題」となるのです。
自分の落ち度は反省する
ひどい出来事をもたらしたその相手を恨み続けたい気持ちはわかります。
あなたを攻めるわけではありませんが、自分に落ち度が100%なかったかどうかも、振り返ってみましょう。
向こうが完全に悪いと感じられるような場合だったとしても、そんな相手と時と時間を同じくするよう関わる状況を選んだのは自分ではなかったのか、といったことです(もちろん、それすら選んだわけではないこともあります)。
例えば、ブラック職場でエライ目にあっただったという時は、「その企業・職場を事前に十分と調べ、自分に合うと確信してから入ったのか」「 状況を良くするために、しかるべき誰かに相談したり、実現可能な改善提案を出すなど、あらゆる手は打ったのか」などが考えられることでしょう。
そのように思い返してみると、
「自分も若くて未熟だったなぁ」
「当時は時代がおかしかった。誰かが悪いわけじゃなかった」
「価値感は違っても、私の人生を案じての発言だった」
などは、怒り以外の感情がもたらされることもあるのではないでしょうか。
同じ怒りを避ける工夫は進化の母
こうして、当時の自分の準備不足や未熟さを振り返った後には、同じ轍を踏まない工夫をしましょう。
例えば、「ブラック職場を選ばない」「嫌な思いをしそうな価値観の違う相手とは関わらないようにする」ための工夫です。
世界にはたくさんの職場があり、たくさんの人がいます。合わない集団や人との交わりに、わざわざ飛び込んでいく必要はありません。
あなたの価値を分かってくれる人と、一緒にいればいいのです。
あるいは、私たちを苦しめる理不尽な世の中を少しでも良くする工夫をしましょう。
私たちの後に続く人たちが、同じような落とし穴に落ちるのを防ぐことはできないでしょうか。
私たちの怒りや悔し涙が、私たちを進化させ、世の中を良くする原動力となるなら、「あの経験も無駄ではなかった」と考えられるようになることでしょう。
ブログのネタにも最適
怒りや悔しさは、ブログのネタにも最適です。
とはいえ、そのまま文句や愚痴を連ねるのはよくありませんね。
そのあとの「工夫」をお役立ち記事としてアップし、怒りを昇華させるのがオススメです。
こうして過去を振り返り解釈を変えられることが、自分史を振り返ることの効果・効能のひとつです。
小さいときは、少し走っただけで横腹が痛くて泣いていた娘も、練習を重ねた今では走るのが大好きになりました。
上手く行かなくて辛い思いをしたその先に成長と成功が待っているのだと、私は考えています。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!