長いこと生きていれば、ペットを含め、家族が亡くなる場面も訪れます。そんなときに、励ましの言葉をいただきました。定形の言葉を知っておき、オリジナルの言葉を綴るスキルがあると自分の思いを伝えることができます。
まずは定形のお悔やみの言葉をしっておこう
悲しみに打ちひしがれた方に、かける言葉が見つからない。そんなときには、まずは定形の言い方を覚えておきましょう。
「ご愁傷様です」
「お悔やみ申し上げます」
「ご冥福をお祈りいたします」
といったお悔やみの言葉を知っていると、悲しみに打ちひしがれた人に共感する気持ちをまずは伝えることができます。
私は学生のころ、突然の事故で同級生がなくなったとき、お母様にかける言葉が見つかりませんでした。
友達が「この度はご愁傷さまでございます」と沈黙を破ったことをきっかけに、張り詰めていた空気が緩み、お母様も「来てくれてありがとう」と意識をこちらに向けて答えてくださいました。
場にふさわしい言葉を知っていることの大切さを実感しました。
自分の言葉で思いやりを伝える
自分が家族やペットを見送った際、「自分の言葉」で私や娘たちへの思いやりや気遣い、労いを伝えてくださる方が多くいらっしゃいました。
自分の体験やその方と私の関係性も踏まえた「自分の言葉」でのねぎらいは、傷ついた人の心を癒やす力がさらに大きいと感じました。
「自分の言葉で、自分の気持ちを伝えられるスキル」は、とても大事です。
「やばい」「まじ?」ばかりだと…
「やばい」とか「まじですか」とか「かわいい」とか、決まった言い回しばかりで済ませていませんか。
見たことや思いをいろんな言い方で表現する習慣がないと、たとえ心の中に思いやりの気持ちがあったとしても、とっさに自分の心を自分の言葉で描写し、伝えることができません。
それでは、相手にも伝わりません。
せっかく「思い」があるのに、もったいないことだと思います。
日頃から、自分の言葉として使える語彙やフレーズを増やしておくといいですね。
あなたがかけた言葉はきっと、花束のように、相手の心を慰めてくれることでしょう。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!