先日我が家で2匹目となる猫を引き取りました。捨てられていたと子猫です。なぜ飼うことにしたのか背景と経緯をご紹介します。これから犬や猫を飼うという人には、保護された犬猫を引き取るという選択肢も考えていただければと思います。
猫を新たに飼うことにした理由
我が家にはこれまで2匹の猫がおりました。
1匹目はキジトラ模様の「むうくん」です。むうくんは、約13年前に引き取りました。富山県黒部市のグループホームの軒先で、捨て猫が産んだ子猫です。
グループホームの職員の方が保護し、引き取り手を探していたところ迎えさせていただきました。
2匹目は、 茶トラの「ふく」です。ふくは、2011年の東日本大震災の際、避難指示地域となった福島県浪江町に残された母猫から生まれた猫です。福島県の保護センターに引き取り申し出、我が家に迎えました。
ふくは今年の2月に病気で亡くなり、その後はむうくん1匹に戻りました。
……なんとなく寂しそうなむうくん。
最近は、13歳と高齢になったむうくんが亡くなったときのペットロスも、私と娘の間で心配されていたところでした。
そのころはおそらく、子どもたちも独立し、むうくん亡き後、母が孤独になるのでは?と娘たちが私のことを案じていました。
そんなこともあり、「お母さん、もう1匹猫を飼ったらどう?」と度々勧められておりました。
私も猫は好きですが、飼育費用がそれなりにかかります。飼うためにアクションはわざわざおこしはしていませんでした。
猫が来るまでの経緯
そんな我が家に、ある日突如入ったニュースです。
中3三女の友達が通学途中に、耳を怪我した子猫を発見。
どうしようかと迷っていたところ、開店準備中のお店の方がその姿を見て声をかけ、「預かる」と言ってくれたそうです。
お店の方が保健所や動物愛護センター、近隣の動物病院などに問い合わせるも、迷い猫の情報はないそう。
また、友達の家は、ご両親に猫を飼う気がないとか。
「このままでは殺処分になってしまう」と、すでに猫を飼っている我が家なら飼えるのではないかと相談されたといいます。
「すごく可愛いらしいよ」とすでに乗り気の中3三女。
娘たちに確認したところ、猫が増えてもこれまで通り世話をするという約束で、先住猫のむうくんとの相性さえよければ、引き取ろうということになりました。
猫を預かっているお店に、中3三女、高1次女と一緒に伺ったところ、本当に美形の猫でした。
お友達も私たちが来る時間に合わせて来店。「三女ちゃんちで飼うの?」と期待と喜びですごく嬉しそうな様子です。
初対面を果たした娘たちはこの子をすっかり気に入ってしまい、そのまま家に連れて帰りました。
動物病院で確認してもらったところ、月齢は4ヶ月から5ヶ月。
血液検査では、猫エイズや白血病など、先住猫にうつす可能性のある病気もないとのことで一安心しました。
先住猫のむうくとも、まだ緊張感はあるものの、喧嘩もせず過ごしています。
名前は、右の耳がかじられて欠けていることから「ドラえもん」の「ドラ」と、名づけられました。
我が家のニューフェイスをどうかよろしくお願いします。
犬や猫の殺処分
犬や猫をペットとして飼うお宅は多いものの、野良猫や迷い猫の殺処分もなくなってはいません。
環境省自然環境局の平成29年度調査「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」によると、殺処分数は犬8,362(うち子犬1,665)、猫34,854(うち子猫21,611)とのこと。
この猫と同じような子猫が毎年数多く、殺処分されています。
犬猫を飼うなら保護動物をまず確認
東京都をはじめ、「殺処分0」の目標を掲げる自治体も多いものの、今度は自治体の収容施設や民間の動物愛護団体がパンク状態になるという問題が新たに生まれています。(参考 クローズアップ現代 2018年1月24日(水) どう減らす?犬・猫の殺処分)
各都道府県の動物愛護協会や民間の保護団体などは、里親を探すための譲渡会を実施しています。
犬や猫を飼いたくなったら、まずはこうした保護動物を確認してみてはいかがでしょうか。
里親をまっている犬や猫がたくさんいます(私はペットショップの生体展示販売には反対です)。
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