先日ご紹介した書籍『疲れない体をつくる 疲れない食事』(柏原ゆきよ著・PHP研究所・2019)で紹介されていた「ご飯を中心とした和食の献立」。ご飯好きには朗報と思われ、実際に一週間ほど続けてみました。
実際に試してみた「疲れない食事」
こちらで紹介されていた「疲れない食事」は、ご飯中心の和食(おかず少なめ)。
ご飯が好きでお肉がなくても大丈夫という私には、ストレスの溜まりにくい食事法のように思われました。
書籍の中でも1週間から10日で変化が現れると書かれていたのでまずは1週間試してみることにしました。
食べたものの記録
たっぷりの雑穀入りご飯&味噌汁、おかずはグッと減らす」を心がけた食事の内容は以下のとおりです。
8/15(木)
朝:ご飯(100g)、豆腐とワカメのみそ汁(2杯)、温泉卵(1個)、ヨーグルト(小鉢1杯)
昼:そば(ひと玉)、笹身てんぷら(1本分)、ゆでたオクラ(小鉢1杯)
夜:ご飯(200g)、豚汁(2杯)、トマトのサラダ(小鉢1杯)
8/16(金)
朝:ご飯(200g)、豚汁(2杯)
昼:ざるうどん(100g分)、カポナータ(小鉢1杯)
夜:ご飯(150g)、バーベキューで焼肉(いつもの2/3くらい)、ビール(350ml×3)
8/17(土)
朝:ご飯(200g)、豆腐とワカメのみそ汁(2杯)、カポナータ(小鉢1杯)、納豆(1パック)
昼:おにぎり2個
間食:アンパン1個
夜:ご飯(150g)、豆腐とワカメのみそ汁(2杯)、お好み焼き(豚玉・小1枚)
8/18(日)
朝:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、呉羽梨(小1個)
昼:おにぎり2個、豚汁(1杯)、鮎の塩焼き(2尾)
間食:抹茶パフェ
夜:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、トンカツ(半枚分)
8/19(月)
朝:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、カポナータ(小鉢1杯)、ヨーグルト(小鉢1杯)
昼:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、麻婆春雨(小鉢1杯)
夜:ご飯(200g)、豚汁(2杯)、鮭のムニエル(半切れ分)
8/20(火)
朝:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、ヨーグルト(小鉢1杯)、納豆(1パック)
昼:ご飯(200g)、豚汁(1杯)、 レバーと野菜の炒めもの(小鉢1杯)
夜:ご飯(200g)、ミネストローネ(2杯)、油淋鶏(小鉢1杯)
8/21(水)
朝:ご飯(200g)、豆腐とワカメの味噌汁(1杯)、ヨーグルト(小鉢1杯)、カポナータ(小鉢1杯))
昼:ご飯(200g)、豆腐とワカメの味噌汁(1杯)、手羽元の甘辛煮(1本)、カポナータ(小鉢1杯)、桃(1/8個)
間食:おにぎり(ご飯80g)
夜:ご飯(150g)、レバーと野菜の炒めもの(小鉢1杯)
8/22 ( 木)
朝:ご飯(200g)、すり身とキャベツ・しいたけの味噌汁(1杯)、ヨーグルト(小鉢1杯)、納豆(小鉢1杯))
昼:ご飯(200g)、すり身とキャベツ・しいたけの味噌汁(1杯)、ゆで卵とトマトのサラダ(小鉢1杯)、梨(1/8個)
※今ココ
確かに心身の調子はよくなった
食べながら汗
ご飯(200g)は、普通の茶碗に山盛り1杯。小さなお茶碗なら2杯分ほどにあたります。これまでの約倍量です。
毎食ご飯2杯というのは、「一生懸命食べる」というのがピッタリの表現。頑張って食べると、まるで運動しているかのように汗をかきました。
もともと冷え性なのです、手の先までぽかぽかしているように感じます。
食べることは内蔵のトレーニングと言われていたことを実感しました。
お腹が減らない
これだけしっかりご飯を食べると、朝ごはんから昼ご飯の間、昼ご飯から夜ご飯までの間、夜ご飯のあと寝るまでにお腹が空きません。
結果として甘いものが食べたいといった間食への欲求がありませんでした。
疲れにくい&集中できる
今までは、午前10時頃にはお腹が減っておやつで一休み。夕方は疲労感が強く感じることがありました。
特に夕方の疲労感は悩みの種でしたが、40代になれば仕方ないと諦めていたところもありました。
しかし、ご飯をしっかり食べると満足感いっぱい。空腹感を感じにくく、エネルギーがずっと続く感じです。
お腹いっぱい食べているせいか気分が明るく(単純)、疲れにくくなりました。結果的に、集中力が高まり、こなせる仕事の量が増えました。
お酒を飲みたくならない&翌日に残らない
この時期にちょうど、「自宅禁酒」を始めました。
昼ごはんと夜ご飯に、ご飯をしっかり食べておくと夕方や夜寝る前に「飲みたいなあ」という気持ちが出てこないことに気づきました。
また、同書では、ご飯はアルコールの分解にも役立つとのことで、お酒を飲むときもつまみだけで済ませずご飯と味噌汁をしっかり取るよう勧めています。
そこで、バーベキュー(8/16)の時にビールと一緒にご飯も食べたところ、翌日は二日酔いもなく元気に過ごせました。
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というわけで、「疲れない体を作る」という点においては、全くその通りだと感じました。これはびっくり。
見た目の変化は1週間では微妙
同書では、ご飯たっぷりの食事が疲れないだけでなく、「内臓脂肪が効果的に燃えるため、体脂肪が減り、おなか周りが引き締まる」「トレーニングしなくても筋肉量が増える」とシェイプアップにも効果的であると謳っています。
その点についてはどうでしょうか。
正直おいうと、見た目の方は急激に変化したという実感はありません。
ただ、お盆期間中にご馳走続きでポッコリしていたお腹(笑)は通常の状態にひとまず戻りました。
体重の変化は57kg→55.6kgと、僅かながら減りました。
腹いっぱい食べていたことを考えると、減ったのは正直なところ驚きました。
疲れにくくなったことで、体を動かす機会が増えたら、もっと変わってくるような気がします。
安上がり&手間いらず
この食生活をして、まず気づいたことは、安上がりだということです。
タンパク質を取るためのおかずを1品ほんの少し…となれば、おかずを作るための食材は今までの半分以下になります。
そのぶんお米や雑穀の摂取量は増えますが、我が家の場合は米農家ということもありお米は割安な食材です。
間食をしたくなくなるため、おやつもいりません。食費の節約になりました。
また、手間の点でもメリットがありました。
ご飯は炊飯器で炊けば OK。具だくさんの味噌汁は作るのが簡単です。
あとタンパク質系のおかず1品だけなら、忙しい共働き家庭や小さなお子さんがいる家庭でも、食事作りが楽になります。
日本の家庭料理は、高度経済成長期に専業主婦が増えて以来、諸外国に比べても、手間ひまがかかりに過ぎようになりました。
でも、こういった献立なら、栄養価を下げずに食事づくりの負担を軽くできます。
給食とバランスが似ている
栄養は足りているのかと心配されそうですが、ポイントはご飯に雑穀を混ぜているのと具だくさんの味噌汁です。
雑穀は非常に栄養価が高く、白米だけのご飯よりも食物繊維やビタミンなどがとても多く含まれています。また味噌汁にも、野菜や肉を入れることができます。
実は栄養学的には、1日に必要なお肉の量はそんなに多くありません。以前調べて測ってみて、その少なさに驚きました。
同書で推奨されている食事は、以前給食参観で食べた学校給食のバランスと似ています。
たっぷりのご飯におかず少々、ですよね。
学校の給食は、1日に必要なカロリー・栄養の1/3を補えるように作られていると聞きました。
というわけで、この「疲れない食事」も栄養的に、大丈夫だろうと考えています。
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決論。食べやすさや心身の状態は納得、手間と費用に関してはOKです。
あとは、シェイプアップ効果について、もう少し検証してみます!
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