浴衣は着方を母から多少教わったもの自己流で着てきた私。浴衣を着ると、温泉の寝間着かトトロのお母さん(療養中)のように見えるのが悩みのタネでした。そこで、すっきりと見えるための着付けのポイント(最低限で)を先生に教えていただきました。
ポイント1 衣紋を抜く
着物の衿の首の後ろ部分を「衣紋(えもん)」といいます。首と襟の間を開けることを「衣紋を抜く」と言います。
寝間着感から脱出するポイントその1は、「衣紋をしっかり抜く」こととのこと。
写真はあんまり抜けていませんが…でも、着るときは「抜くぞ!」と気合を入れていました。
着つけている間に、詰まりやすいんですよね。
ポイント2 衿は詰め気味に合わせる
若い女性はとくに、詰めぎみに衿合わせをします。
こちらの写真は15歳の高1次女。鎖骨のくぼみがあたりで交差するイメージです。
衿を寝かせるようにして、胸を脇まで包むような感じにします。
反対に鋭角のVをつくると、動いているうちに胸元がどんどん緩んで、エロく崩れてくるのでご注意を。
年齢や雰囲気によって微調整
上記2点は、若いほどきっちりと着るものなのだとか。
確かに、清楚な印象で可愛らしくなりますね。
なお、歳を重ねた女性は、ゆったり柔らかめが粋だそう。
浴衣のデザインも手掛けた竹久夢二も、エッセイの中で
浴衣は几帳面に着るものではなく、(中略)浴衣姿のよいのは成熟し切ったいわゆる女盛りの年頃です。(中略)ことに浴衣などは、洗練された容姿に無雑作な着方をしたのが水ぎわ立って美しいものだと思います。
と言っています。
「無雑作な着方」で寝間着に見えないように着るには、「洗練された容姿」が必要?かもしれませんが、素敵な浴衣姿を目指して精進したいものだと思います。
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