昨年2018年の7月4日、射水市の老人向け温泉施設活用事業の事業者公募で、審査員を務めさせていただきました。そのとき要望した公園整備について、改修プロジェクトが始まりました。どんな施設ができるのか注目したいところです。
足洗老人福祉センターの活用事業
その温泉施設とはこちら、足洗老人福祉センターです。
既存建物は市が解体。新たな施設を整備し、継続的に事業を展開できる事業者が公募されました。
その事業者のプレゼンを審査するのが、私の役割です。
地域の代表や識者の方々とともに、「子育て世代の目線で、判断してほしい」との要望をいただきました。
足洗潟公園が素敵ならもっといいのに
そのとき、気になったのが、温泉の隣の足洗潟公園の存在でした。
親鸞聖人が立ち寄り、足を洗ったことから足洗潟の名が付いたという潟を中心とした公園です。
なんとなく、富山市の富岩運河環水公園っぽい?と思いました。
しかし、違いは整備状況。
あちこちボロいんです。
そこで、審査の最後に、
「環水公園のスタバに全国から人が訪れるのは、環水公園が素敵だから。温泉施設の隣の公園(市が管理)がボロボロでは、施設の魅力が半減。民間に採算の合った温泉活用計画を求めるなら、市は隣の公園をきちんと整備すべき」
と要望を伝えさせていただきました。
ほら、温泉が隣にある公園なら、ランニングコースとか子どもと遊んでそのあと温泉とか、どう考えても楽しそうじゃないですか。
立地はここ。富山市の親子連れも来やすそうです。
湾岸サイクリングコースからも、海老江海水浴場からも近いので、トライアスロン3種目の愛好家にも魅力的なロケーションです。
なのに、今はむしろ人気(ひとけ)がなくて殺伐とした雰囲気。
そのとき市の職員さん方は「整備は、予算的に難しくて…」とこれまでの事情を説明しつつ、「よい意見をいただいた」と喜んでくださいました。
公園の改修プロジェクトも始動
それから約1年が経過……市の職員さんの言葉は、社交辞令じゃなかったことが分かりました。
公園プロジェクトも始まったそうです。
7月13日には、住民や富山高専の学生さんらが集まってワークショップが開かれ、意見交換しました。
学生さんからは「魅力的な公園に必要なのは無料Wifi」といった意見が出たそう。これ、中高年はなかなか思いつきませんね(笑)。
秋までに数回のワークショップを開き、改修要望をまとめて射水市に提出する予定とのことです。
これら一連の事業は、
温泉資源を核とした「ごちゃまぜ」による共生と生涯活躍、健康長寿のまちづくり推進事業
として富山県のHPでも紹介されています。
カフェやディサービスを併設した温泉交流施設(運営:社会福祉法人喜寿会)は、2020年度末までに建設される予定。
どんな公園と温泉施設になるのか、いまから楽しみです。
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