ロードバイクは乗りなれないうちは、自動車と同じ道路を走るのが怖いもの。ビギナーは、自宅からすぐに走れ、気楽に乗れるコースを見つけると、練習するのがずっとラクになります。探してみてはいかがでしょうか。
バイクは危険な乗り物
私がロードバイクを初めて買ったのは、東京・田町に住んでいた26歳くらいのこと。
楽しみしていた思いに反して、乗る練習はなかなかおっくうでした。
なぜなら、バイクさばきの下手な初心者にとって、東京の道は信号も車も多くて怖い。埠頭などで行われる練習会に自走で(自動車をもっていなかった)いくだけで、ぶつかる!と感じる瞬間がときどきあり、練習会から足がすっかり遠のいてしまいました。
自転車は公道を自動車と一緒にけっこうなスピードで走るので、プールでのスイムや歩道・トラックで走るランとは違う危険があります。
健康スポーツ主義で、「怪我してまで走らない」がモットーの私にとっては、この「危険」が自転車練習のまずネックでした。
車の通らないルートなら怖くない
足をペダルに固定して走るバイクでは、バランスを崩して倒れてしまうこともあります。ここに自動車が来ると……と考えると怖いもの。
そこで探したのは、自動車がなるべく通らない練習ルートです。
今は庄川沿いの土手を水記念公園の辺りまで走るルートが私の定番です。
途中は、河川敷の中の自動車進入禁止の道や……
土手沿いを走ります。
我が家からほど近い大門大橋をスタート地点に往復約40 km。 途中信号は1箇所です。
長く走りたい時は2往復してもいいでしょう。
ビギナーにとってはバイク練習の恐怖といえば、パンクもありますよね。
このコースは、折り返しの水記念公園でも我が家から自動車で約30分のところなので、バイクに万一トラブルに対処できない場合も、家人に迎えに来てもらうことができます。
水記念公園はサイクルステーションになっているので、バイクラックも完備。
水分補給やちょっとした軽食を取ることも可能です。
ただしこのルートの短所は二つ。
一つは途中にコンビニがないこと。走っている途中に水分補給やエネルギー補給をしたくても、水記念公園までは購入する場所がありません。
もう一つは夏の夕方になると蚊が群れになって飛んでいることです。口に飛び込んでくるので、マスクなどの防御策が必要です。
こんな感じで、安心して走れる道をひとつ見つけておくと、気軽に練習できますね。
近所の安全ルートの見つけ方
自転車初心者とって、どの道が走りやすいかもよく分からないもの。安全性の高いルートはどうやって見つければ良いのでしょうか。
近所の先輩に聞く
まずはこれが一番だとおもいます。
バイク屋さんの店員さんや、近くに住んでいる上級者の方に、いつもどこで練習しているか(この場合はハードな坂道のことがあるので注意しましょう)や初心者におすすめの道を聞いてみてはいかがでしょうか。
私も隣の市に住んでいる上級者の方に、上記の水記念公園ルートを教えてもらいました。
富山湾岸サイクリングコース
富山県では、富山県の景観を楽しみながら走れるサイクリングコースを設定しています。
このルートを決めるときには、県の職員の方が現地調査をしたり、自転車愛好家から意見を募ったりして作られました(私も様子を少し垣間見ました)。
ここを参考にしてみるのはどうでしょう。
コースは、3つ。
- 氷見市阿尾~朝日町の「富山湾岸サイクリングコース」(約88km)
- 富山地方鉄道上市駅~あいの風とやま鉄道 高岡駅の「田園サイクリングコース」(約71km)
- 富山湾岸サイクリングコースと田園サイクリングコースをつなぐ「湾岸・田園連絡サイクリングコース」(18km)
参照 富山サイクリングマップ
コースの目印として車道部の路肩に、ブルーラインがかいてあったり、道路の分岐点に誘導標識や距離標が設置されています。
このブルーの線が引かれた道だと、「県がのんびりした自転車も走っていいよ」と言ってくれた道という気がして、気が楽です。
また、県が協力を要請した「サイクルカフェ」やサイクルステーションが数キロごとにあります。
コース沿いのお店やその道路を走る車も、自転車を見慣れているのも安心です。
自分のお住まいの県にも、こんな感じの取り組みがないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
これからの自転車 シーズン、安全に楽しく練習して、速く走れるようになりたいものですね! お互いがんばりましょう!
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