文章を書くときついつい漢字を長々と続けてしまいませんか。漢字が長く続くと文章が読みづらく、意味も分かりづらくなります。
校長の寿命化??
例えば、トップにご紹介した学校からの「お知らせ」のタイトルをご覧ください。
大門中学校長寿命化改良工事について(お知らせ)
というタイトルです。
このタイトルを初めて見た時、娘も私も、
「大門中学」「校長」「寿命化」「改良工事」
と区切って読んでしまいました。「校長の寿命化って何??」とびっくり。
正しくはもちろん
「大門中学校」「長寿命化」「改良工事」
と区切ります。
漢字の連続(ここでは13文字)は、読みづらく意味が伝わりづらくなるので、注意が必要です。
漢字の連続に平仮名を挟む
よく読めば意味の分かることですが、よく読まないと…という時点で「分かりにくい」と言えましょう。
ではこのタイトルはどのように直せば、分かりやすくなるのでしょうか。
例えば
「大門中学校の長寿命化に向けた改良工事」
ではいかがでしょうか。
漢字の連続の間に「の」家「に向けた」のように意味を補うひらがなが入るだけで、意味を正確に理解できやすくなります。
漢字の連続はできるだけ(漢字が連続した名称などで、ひらがなを挟むことができない場合を除き)、6文字程度に抑えておきましょう。
もしかすると、「それではタイトルが長すぎる」と思われるかもしれませんが、それなら、その後の「(お知らせ)」を消せばよいのです。
プリントを配った時点で「お知らせ」であることは言わずものがなですからね。
あるいは、
「校舎の長寿命化工事について」
でもいいでしょう。
中学校から配られるプリントで「校舎」といえば、普通は自校の校舎を指しますから。(テレビ番組の俳句添削のようになってきましたね)
分かりやすく書くスキルは現代の必須スキル
ところで、なぜ、分かりやすい文章を書く必要があるのでしょうか。
それは、現代の社会において、「分かりやすい文章を書く」技術は多くのメリットをもたらすからです。
公私共に、連絡やコミュニケーションにメールや LINE など文章でのやり取りが増えています。
論文も、ビジネス文書も、企画書も、全て「文章で言いたいことを伝える」必要があります。
広告や PRのための文章 なら、よく読まないと分からない時点で、読み飛ばされます。
つまり、
分かりやすく言いたいことを伝える技術がある→理解者が増え、評価が上がる、売上が増える→いい仲間やできること・チャンスが増える
といった感じに繋がっていきます。
そもそも、分かりやすい文章を書くのは、読み手への思いやりです。
というわけで、分かりやすく伝える努力を続けていきましょう。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!