長く付き合える専門家やお店の共通点って何でしょう。私は、いっときの売上げだけに注目せず、長期的な視点で客に本当必要なものを提案してくれるところだと思います。
1回限りの売上にこだわる弊害
例えば、美容院の場合、一人のお客来店した際、カットだけでなく、トリートメントやカラーリング、パーマなどたくさんのサービスを利用してもらい、ヘアケア剤を購入してもらう方が客単価は上がります。
物販に関しては、スタッフにノルマを課したり、店舗間で売り上げ競争をしたりということもあるようです。
ただ、いっときの売上ばかりにこだわり、予算以上のサービスを施したり、似合わないカラーやパーマを強引に勧められたり、シャンプーの購入をしつこく勧めたらどうでしょうか。
そのお客様の再来店はないかもしれません。
客単価が下がっても顧客のメリットを優先
私が利用しているヘアサロン「OSAGE( おさげ)」さんでは、以前グレイヘアに挫折しそうになってカラーリングを依頼した時、 カラーリングをした方が単価が上がるにも関わらず
「林原さんは白髪の方がかっこいい」
と染めないよう勧められました。
また、指先の手入れをお願いしているネイルサロン「Stella(ステラ)」さんでも、こんなことがありました。
いつもネイルケア(自爪整え→甘皮処理→ベースコート)だけでは、安くて悪いなあと思って、マニキュアをお願いしたこともあるのですが、
「林原さんのライフスタイルと、林原さんらしさで言うと、ベースコートで艶を出すだけで十分綺麗です」
と、単価の下がるほうのサービスを勧められました。
こういう対応をしていただくと、「客のことを本当に考えてくれているんだなあ」と感じ、リピートしたくなります。借りを作ったような気さえして、高額なサービス(美容院なら、娘の成人式とか)は、ここを利用しようという気にもなるでしょう。
情報発信&ブランディングツールも本当に必要なものを
私が制作のサポートをしている、情報発信やブランディングのツールである、ホームページやパンフレット、チラシや名刺なども同様です。
「予算が余っているから」とか「補助金を利用できるだけ使えばいい」「お客さまが作りたいと言っている」といったような理由たけで、本当に必要ではないものを勧めて、売上を短期的に上げることには反対です。
なぜなら、お客様の資金も労力も適切に活用するほうが、お客様のためになるからです。
先に紹介した美容師さんやネイリストさんのように、お客様のためになるものを誠実に提案していきたいと考えています。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!