人生には「失敗」がつきもの。この失敗をどう捉えるかで、人生が変わります。
「失敗」は怖くない
まずは「失敗」の意味を定義しておきましょう。
失敗とは 「方法がまずかったり、情勢が悪かったりで、目的が達せられないこと」を指します。
「こうだったらいいな」ということがあって、それに向かって何かしたものの、その「こうだったらいいな」と考えていた状況にならなかったということです。
私たちは、失敗を恐れすぎているような気がします。「失敗」するって、そんなに格好の悪いことでしょうか。
よく考えてみれば、「目標に向かって何かした」わけですから、目標に達しなかったとしても、目標に近い方向に1歩進んだことに間違いはありません。
少なくとも、「うまくいかない方法を見つけた」とは言えるでしょう。
「努力」だけではどうにもならないこともある
よく「努力すれば夢は叶う」と言います。
しかし、この意見には異論があります。本人の努力だけではどうにもならないこともあるからです。
それは「相手があること」です。
本当に、本人の努力があれば夢や希望が叶うと言うならば、恋愛は100%実ります。男の子はみんな、プロサッカー選手になれるでしょう。
しかし、相手のある「人間関係を良くしたい」とか「相手との競争に勝ちたい」といった目標は、相手の状況によって叶うか否かが左右されます。
努力が効果的なことももちろんありますが、努力しても変えられないことも必ずでてきます。
努力すらしない人が夢を叶えることはないでしょうが、努力した人全員が夢を叶えられるわけではありません。
「失敗=努力や能力がたりない」ではないのです。
「努力」は「経験」であり、「経験」は人生の糧
努力や努力した年月は無駄になりません。
目標に向かって行動したということは、何かしらの努力をしたことでしょう。
目的を掲げ、努力し、行動をしたということは、つまり「自分ならではの経験」を得たということです。
自分だけの経験は、誰にも盗まれることのない財産です。経験は人生の糧となります。
「糧」とは、食物のことで、転じて「活動の本源」の意味をもちます。
失敗を重ねることで、 私たちはより多く動けるようになります。
多く動けるということは、目標に向かうスピードが上がるということです。
つまり、結果的に「失敗」したとても、その努力は無駄ではないといえるのです。
「失敗」はストーリーブランディングの必須項目
「自分ならではの失敗経験」が財産だということは、ブランディングという側面から見ると実感します。
自分ならではの経験を発信するブランディング手法「ストーリーブランディング」に欠かせない、「ストーリーの黄金律」と言われる構成があります。
この「黄金率ストーリー」には、困難に立ち向かう中での失敗談が欠かせません。それが共感や好感を醸成します。
「ビリギャル」は、一旦ビリになって失敗を乗り越えて大学に合格したから有名になりました。失敗なく普通に大学に入れば、何の話題にもなりません。
失敗をした時には、「いいネタができた」くらいの気持ちで受け止めるといいですね。
どうしても挫けそうなときは、大自然にふれることがオススです。「自分の失敗なんて小さいな」と思えることでしょう。
みんな「失敗」を今につなげている
多くの方の自分史を拝見していると、失敗のない人生を送ってきた方はいないと感じます。
さらに言うと、「あの失敗が後々役に立った」「あの時の経験があったから今の自分がある」と多くの人たちが振り返ります。
私自身、第一志望の大学には入れませんでしたが、大学時代には今も付き合う多くの仲間に出会うことができました。
会社員として勤め続けたいと思っていた目標は叶いませんでしたが、おかげで「自宅しごと」という新しい働き方を見つけることができました。
「目標に向かって努力したけれど叶わなかった」という失敗経験は後日、必ず役に立ちます。
スティーブ・ジョブスの有名な演説のように、「点がつながる日」がいつかやってくることでしょう。
メルマガ登録はこちらから
ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!