ブログをはじめとした情報発信に取り組みたい方にオススメの書籍をご紹介します。タイトルは『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版、2018年)です。
作者は精神科医の樺沢紫苑さん
樺沢紫苑さんは精神科医で作家です。1991年に札幌医科大学の医学部を卒業し、2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学し、帰国後2樺沢心理学研究所を設立されました。
特筆すべきはそのアウトプット活動です。
書籍のほかSNS やメールマガジン YouTube などをフル活用し、精神医学や心理学脳科学の知識や情報をわかりやすく発信しています。
この書籍には、そんな樺沢さんのアウトプットの技術について書かれています
仕事も遊びも充実させる手段「アウトプット」
樺沢さんのアウトプット活動は具体的には以下のようなものです。
- メルマガ 毎日発行 13年
- Facebook 毎日更新 8年
- YouTube 毎日更新 5年
- 執筆 毎日3時間以上 11年
- 出版 年2~3冊 10年以上
- 新作セミナー 毎月2回以上 9年連続
これだけのアウトプットをするなんて、さぞやストイックな仕事人間かと思いきや、遊びもしっかりされています。
基本的に18時以降は仕事はしない主義だそう。毎月10本以上映画鑑賞し、月に10冊以上の読書、週に4~5回はジムに通い、月に10回以上は飲み会に参加し、年30日以上の海外旅行されているそうです。
私としてはとても羨ましい、このようなライフスタイルが可能になるコツが、インプットとアウトプットのバランスを整えて成長のスピードを最大化したからと、自己分析なさっています。
アウトプット法を「話す」「書く」「行動する」に分けて解説
本書ではそんな樺沢さんのアウトプット術を、「基本法則」と「トレーニング方法」の他、「話す」「書く」「行動する」の三つに分けて紹介しています。
樺沢さんの著作の特徴として、内容のわかりやすさがあります。本書も、シンプルで非常に明瞭な文章で書かれています。
また、「本を読まない人のための出版社」と標榜するサンクチュアリ出版の書籍だけあり、とても読みやすく構成・デザインされています。
親しみやすいタッチのイラストを使った解説がわかりやすく、理解しやすさに配慮した編集がなされています。
具体的でわかりやすい内容
基本的に1項目1見開き(または2見開き)。270ページある分厚い本ですが、各項目は細切れ時間で読み進めることができます。
内容は例えば、「話す」なら「昨日の出来事を話すとき、『事実』に『感想や意見』をプラスすると、『あなたらしさ』が盛り込まれ、価値ある情報になる」といった具合に、「具体的にどうするか」がすっきりと紹介されています。
「書く」の「プレゼンスライドをつくる」なら、「ノートを使ってアイデアを出す」「(Wordの)アウトラインを使って構成を決める」「PowerPointを使ってスライドをつくる」とわけ、それぞれの段階のポイントを丁寧に伝えています。
項目ごとに、自分のできていること、やっていないことなどチェックするとよいでしょう。
こんな方にオススメ
『アウトプット大全』というタイトルにふさわしく、様々なアウトプットの方法がずらりと紹介されています。
アウトプット法に関する本を読んできた方なら、知識を整理して、理解を深めることができるでしょう。
また、インプットしていても、それを発信できなかった方は、 具体的な発信方法が分かり、情報発信の 一歩を踏み出す助けになるかと思います。
読書の冊数だけが自慢とか、資格オタクみたいになっている方は、黙っていたらあなたの教養や知識は誰にも気づかれません。
本書にしたがって頭の中の情報を発信すれば、周りからの目が変わることでしょう。
大人になってからの「学び」をどう成果に繋げるか、その方法がよくわかる1冊です。ときどき読み返すべきなので、図書館でかりるより、購入がオススメです。
※チェックは以下からどうぞ
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
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