2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されます。「プログラミングってなに?」という方も多いのではないでしょうか。そこで「プログラミング・トイ」という新ジャンルおもちゃで遊んでみました。
「プログラミング」とは「コンピュータへの命令」のこと
そもそもプログラミングとは何のことでしょう。辞書を見ると…
コンピューターのプログラムを作成すること。
参照 デジタル大辞泉
わかったような、わからないような……
では、次に、文部科学省が平成30年11月に発表した「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」を見てみましょう。
もう少し詳しく書かれています。
コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。
(中略)
コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くとしても、極めて重要なこととなっています。
ということで、以下が狙いなのだそうです。
- 「プログラミング的思考」を育むこと
- プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることなどに気付くこと
「プログラミング的思考」は、以下のように説明されています。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
なるほど、答えのない課題に対して、いかに解決するかを考える力ですね。
例えば「6+6」で「12」と答えさせるよりも「12個ほしいとき、何人にそれぞれ何個もってきたらいい?」みたいな問題でしょうか。
では、これを踏まえて、プログラミング・トイを見てみましょう。
3歳から遊べるプログラミングロボット「キュベット」
今回遊んでみたのは、イギリス発のプログラミングトイ「キュベット 」です。
選んだ決めては、以下のようなことです。
「ロボットなのに木製」
「クラウドファンディング史上最高額となる160万ドルを90ヶ国以上から集め、IT・コンピューティング業界から支援を受けて開発された」
「モンテッソーリ教育の専門家から『子どもたちを楽しませ、満足させ、励ましてくれる製品』と評される」
では、さっそく見てみましょう。
右の四角いのがです。「キュベット プレイセット」には、キュベット本体のほか、コントロールパネル、ブロック、ワールドマップ、ストーリーブックがセットになっています。
こちらがコントロールパネル。
ここに、ブロックをはめこんでいきます。
このブロックには、形によってそれぞれ司令がことなります。
コントロールパネルに命令ブロックをはめ込んでいき(これが「プログラミング」)、青いボタンを押すと、つくったプログラムどおりにキュベットが動きます。
こどもたちが楽しくプログラミングできるよう、ストーリーブックに遊び方が解説されています。
シンボリックな絵が書かれた「ワールドマップ」の上をキュベットちゃんはゆっくりと動いていきます。
これでどう遊ぶのかというと、例えば「Rから黄色ドットまで進むにはどうブロックを並べる?」と考えます。
たくさんブロックを並べれば、たくさん動いて遠くにもいけます。
このように、意図した場所にたどりつくために、何通りもの進み方を考えていきます。
プログラミングに必要な論理的思考力(ロジカルシンキング)を楽しみながら鍛えるのが、プログラミング・トイなのですね。
「キュベット」の魅力
数あるプログラミング・トイやPCを使ったオンラインのプログラミングゲームと比較して感じた「キュベット」の魅力を考えてみました。
周りとコミュニケーションできる
他の人の意見をききながら、ボードゲーム感覚でできるところが楽しい。高齢の方など、幅広い世代で一緒に遊べます。
木のぬくもりがいい
「木のおもちゃっていいよね」とい感覚が、ロボットに使われているのは新鮮です。
文字が読めなくてもOK
ビジュアルが緻密に計算され、文字が読めない子供でも視覚的に遊び方が理解できます。
デザインが洗練されている
カンヌライオンズ2016年の幼児向け知育玩具部門で金賞を受賞。MoMAデザインミュージアムでも展示されたこともあります。
動く
木のプログラミング・トイは他にもありますが、ボードゲーム的なものが多い印象です。
「自分の決めたように動く」というのは、子どもにとって新鮮の喜びではないでしょうか。
mamasky houseで遊べます
なお、この「キュベット」ちゃんは、子育てママのおしゃべりスペース「mamasky house」に、移転祝いとして贈呈させていただきました。
次世代を担うお子さん方に楽しくプログラミング力を身につけていただけると嬉しいです。
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