ボローニャからパルマ周辺のグルメ&地場産めぐり。パルミジャーノ・レッジャーノ、生ハム、フェラーリ博物館!

2018年3月に、3人の娘を連れて、イタリアを旅してきました。今回はボローニャからの美食と地方の一流世界的企業について学んだ1日です。

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目次

日本人ガイドに案内を依頼

日本人・イタリア人夫婦で営む旅行会社

今回は、イタリアの地方創生や地方の小企業の成功例を見るのが大きな目的でした。

そこでエミリア・ロマーニャ州のボローニャやモデナを中心にガイドしている星畑聡子さんとステファノ・ブルガロンご夫婦が営む旅行会社「Sol Levante Tour」さんに、ガイドを依頼しました。

3月7日のスケジュール

星野さんには、1月に問い合わせし、日本にいるうちにメールで日程を打ち合わせしていました。

日程だけでなく、イタリアでの電車のチケットの買い方など、ご自分のガイドに直接関係のないことにも丁寧にアドバイスいただきました。

今回お願いした日程は以下のとおりです。

8時15分 ボローニャのホテルにて待ち合わせ、モデナ方面へ
9時15分頃 パルミジャーノ工場見学、試食
10時15分頃 生ハム工場見学後、併設のBARにて昼食
13時40分頃 フェラーリ博物館見学(約Ⅰ時間)
14時40分頃 フェラーリ博物館を出発、ボローニャへ
16時15分頃   ボローニャ駅で解散

ガイド料金

子供づれ旅行ということで、だいぶサービスしていただきました。

440ユーロ(4名様分の料金、10%の税金含む)
生ハム工場見学代 45ユーロ(3名様分、10歳は無料)

上記料金のなかには、ボローニャの宿までの迎え、ボローニャ駅までの送りも含まれています。昼食代は実費を支払います。

では、訪れた場所をご案内します。

地方の魅力的な工場を巡る

朝食を終えてチェックアウト

睡眠不足を解消すべく、朝はエスプレッソからスタート。

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昨日のうちに購入しておいた朝食をいただきました。

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アパートをでたところで、車が待っていてくれました。ステファノさんです。

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簡単な日本語はOK。英語での会話は可能です。

では、レッツゴー!

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最初の目的地のチーズ工場で、妻の聡子さんと合流します。

チーズ工房「Caseificio Matricola 300 parmigiano reggiano

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社長の家系は代々チーズ工場を営んでいたそう。この工場はできて20年ぐらいです。

午前中のチーズづくりを見学させてもらいました。

まずは牛から搾った天然のままの牛乳を沸かして酵素を加え、固まってきたツブツブを布でこします。

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ツブツブを型に入れ、数日かけて水分を抜きます。

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チーズの塊を保存液に漬け込みます。パルミジャーノ・レッジャーノは製法が厳密に決められいてすべてが手作業です。

最近、この漬け込み工程では、機械を使うことが認められたそうです。

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漬け込みを終えたチーズは、長い熟成に入ります。

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熟成を終えると検査。合格すると、パルミジャーノ・レッジャーノの証である刻印が押されます。

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見学後は、熟成期間の異なるチーズを試食させてもらいました。数字は、熟成の月数です。

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熟成の進んだものには、はちみつ風味のバルサミコ酢が合うとオススメいただきました。

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なるほど、熟成期間50ヶ月のチーズにつけると、旨味の塊のような深い味わいです。

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日本では販売されていないということで、お土産に買い求めました。

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日本で買うよりかなりお手頃価格です。

スタッフは、 チーズ職人2人と売店の女性2人の小さな工場です。周りは畑ばかりで、車でないと行けません。それでも日本から観光客を受け入れているって、すごいですね。

パルミジャーノ・レッジャーノの品質管理とブランディングの成果を目の当たりにしました。

生ハム工場「Rosa dell’Angelo

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次はパルマの生ハム工場です。

先代は肉屋として1950年代からお店を営んでいたそう。 その後、2代目である今の社長が、生ハム工場を作り、大きくしてきました。

3年ほど前までは、東京の成城石井にパックの生ハムをおろしていたこともあるそうです。

こちらもまずは、作る工程を見学させてもらいました。

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お肉を乾燥。

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こちらは、熟成中の白豚の生ハムです。

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切り口に胡椒がついているのは、珍しい黒豚の生ハムです。

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生ハムも熟成を終えると品質検査があります。そのとき使うのが、こちらの道具。

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馬の骨を尖らせた道具です。ハムに挿して、この道具についた香りで、熟成が成功したかどうか確認します。

こちらも、検査をパスしたものだけが、刻印を押されます。

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こうして、日本をはじめとする世界中に売り出されていくのですね。

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パッケージングする場所は、近代的でピカピカでした。清潔にも、かなり気をつけているそうです。

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こちらも売り場はありますが、残念ながら日本には持ち帰れません。

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かわりに併設するカフェで、生ハムランチです!

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こちらが看板メニュー、生ハム盛り合わせ!

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ワンタンのように薄くてふわふわにカットするのが、この店の特徴です。

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通常、ガイドの聡子さんはランチに同席しないのですが、イタリアの地方創生や働き方、女性の生き方など、聞きたいことがたくさんある!ということで、ご一緒していただきました。

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生ハムといえばワインも登場! 地酒「ランブルスコ」です!

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生ハムのほかにもメニューはあります。こちらは、パルマ名物のラビオリ「tortelli(トルテッリ)」

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こちらは、ミネストローネ。イタリアでは、そのときありあわせの野菜を使い、トマトを入れないことも多いそうです。

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子供たちは、生ハムをワンコそば状態。おかわりを繰り返し、スタッフさんも食べっぷりにびっくりです。

大人は、酔いも回り話が盛り上がり……ほんとに、美味しく楽しい昼食でした。

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このとき伺ったお話は、また別の回に紹介いたしますね。

なお、パルマの生ハム工場は一般の見学者を受け入れてくれるところが少ないため、 外国人観光客の見学者はこちらのお店にくる方が多いそうです。

後日、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ!」の「みやぞん自転車14日間の旅inイタリア」でみやぞんさんが、ここで生ハムを食べてました!

フェラーリ博物館(Museo Ferrari)

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フェラーリの地元・モデナは、街全体がフェラーリと関連会社だらけ。デザイナーなどの人材も豊富だとか。観光地としても人気で、子供から大人まで多くの見学者で大賑わい。

ブランディングをしっかりとして自社と製品の魅力をしっかり発信することで、ひとと金を引き寄せている様子がよくわかりました。

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実は本当のところ、家族でバルサミコ酢を作っているお宅の見学をしたかったのですが、季節的に製造時期ではなかったため断念。代わりにフェラーリの博物館を見学しました。

フェラーリに対して予備知識ほぼ0の私たち。そこに聡子さんも車には詳しくなく、解説はほぼないままぐるっと1周して終わっちゃいました。

ボローニャ中央駅からローマへ

フェラーリのあとは、ボローニャへ戻りました。聡子さんは、チーズ工場で途中下車してお別れ。

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ステファノさんとは、駅でお別れしました。16時40分発、ローマ到着は18時55分の電車です。

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電車に乗るのも慣れてきました。

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車内で、バルを発見! 喉が乾いていたんです。

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ビールもあったので、ひとり打ち上げしていました。

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そうこうしているうちに、ローマ中央駅に到着。

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翌日は帰国するため、ローマの夜景はこれが見納めです。何度も前を通ったサンタンジェロ城。

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娘もしきりとシャッターを切っていました。

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今日の夕飯

疲れていますが、最後のひと仕事は夕飯づくりです。

夕飯は、お宿の奥さん・ジーナさんに教えていただいたとおりにオリーブオイルをたっぷりかけたサラダ。

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スパゲティ・ジェノベーゼとラビオリのトマトソース和えを作りました。

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久しぶりに拠点のB&Bに戻り、寛いだ時間を過ごしました。

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参考サイト

星畑聡子さんとステファノ・ブルガロンご夫婦が営む旅行会社「Sol Levante Tour

チーズ工房「Caseificio Matricola 300 parmigiano reggiano

生ハム工場「Rosa dell’Angelo

フェラーリ博物館(Museo Ferrari)

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