ホテルのカフェ・ラウンジは高い?高くない? ノマド編集者の活用法

高級なイメージの強いホテルのカフェやラウンジですが、私はたびたび利用します。それは街なかのカフェやファミレスのドリンクバーにはない価値があるからです。

【ザ・リッツカールトン東京のザ・ロビーラウンジにて

目次

ホテルのカフェやラウンジのコーヒーの値段

先日、埼玉県大宮市の「パレスホテル大宮」で取材の依頼をいただきました。

取材予定は13時30分からでしたが、初めての会場でぶっつけ本番の取材だったため、下見をしようと11時30分ごろホテル入りしました。

会場下見と昼食のあと、取材時刻までどこで時間を過ごすか……パレスホテル大宮の「サロンドゥカフェ」に入りました。

さて、このブレンドコーヒーのお値段。

本体価格900円にサービス料10%(90円)が加算、さらに消費税(79円)がプラスされ、合計金額1069円でした。

このほかの選択肢には、ホテル近くのドトールや個人が営むカフェもありました。ドトールならコーヒーは税込み220円。個人の方が営むカフェは450円でした。

さて、このホテルのラウンジ。高いでしょうか。安いでしょうか。

私は、高くもないと感じているんです。その訳は以下のようなことからです。

ホテルのカフェやラウンジの魅力

落ち着いた雰囲気

ホテルのラウンジやカフェを利用する1番の理由は、その雰囲気のよさ。席はゆったり配置されていて、周りのお客さんの存在や声がストレスになることはほとんどありません。

そもそも、ものすごくやかましい利用者は珍しい。私は出会ったことがありあません。

インテリアが素敵だったり、茶器も上質だったりと、普段の雑多な日常を忘れ、ゆったりと過ごすことができます。

インタビューや講演の前は、自分の心身のコンディションを最適に保ちたいと考えている私には、とてもよい気持ちの落ち着け処となっています。

接客スキルが高い

ホテルのラウンジやカフェで接客を担当するのは、ホテルマンの皆さまです。なので接客の感じがよくて、快適です。

上の写真でいうと、胡蝶蘭の向こうにスタッフのかたがいらして、客に目配りをされています。

片手をあげるとささっとスタッフの方が来てくださるここちよさ。Wi-Fiのパスワードをお尋ねしたら、ソラですっと答えてくださいました。

スタッフの方とのやり取りに「なんでそんなことも知らないの?」とか「なんて雑にコーヒーを出すの?」みたいなストレスを感じないところも、ホテルのラウンジ・カフェの好きな点です。

たいていすごく美味しい

ホテルのラウンジやカフェは、コーヒーにしてもスイーツにしても、大外れすることはほぼないでしょう。

これが、見知らぬ土地の個人経営のカフェだと、「上質な挽きたて豆を使用」とか「焼き立てクレープ」と書いてあっても、それが本当かどうか確信を持てないところがあります。

実際、「これ、そうなんですか?」と質問したら、アルバイトの子に「実は違うんです」と苦い笑いされたこともあります。

こういうがっかりがホテルなら多分ないでしょう。私は未経験です。

むしろ、上質で美味しいものを宣伝的にお手頃な価格で提供している印象です。

【ホテルニューオータニ高岡のCAFÉ & DININGCOOのスイーツビュッフェ】

相手へのリスペクトを表現

打ち合わせには、出入りが便利なロードサイドのタリーズコーヒーやスターバックスなどを利用することがよくあります。便利でお手頃で美味しいコーヒーがいただけて、大変助かっています。

そんななか、ホテルのラウンジで打ち合わせやインタビューとなると、これはちょっとひと手間です。富山なら駐車場に車を停めて歩いて…となります。それだけに、

ひと手間かけて伺います。上質な空間でおくつろぎいただきながらお話を伺いたいんです。

という相手へのリスペクトを表現しやすいと感じます。

【ANAクラウンプラザホテル富山の「カフェ・イン・ザ・パーク」】

セルフイメージが上がる

ホテルのラウンジやカフェでうやうやしく接客されて、美味しいコーヒーや丁寧に作られたスイーツなどをいただいていると、とても贅沢な気分。自分へのイメージがよくなると感じます。

【キャピタルホテル東急(東京・永田町)のラウンジ「ORIGAMI」のケーキセットは1980円】

たまには、自分自身を接待し、労をねぎらう時間をもちましょう。

おすすめの利用シーン

というわけで、私はホテルのカフェやラウンジを以下のようなシーンで利用しています。

  • 心身の状態を落ち着けたいとき
  • リフレッシュ・リラックスしたいとき
  • インタビューや打ち合わせ
  • 間違いなく美味しいものをいただきたいとき
  • 大切な人とくつろいだ時間を過ごしたいとき
  • 自分にご褒美
  • セルフイメージを上げたいとき

などなど。

ちなみに今まで利用したラウンジで、特にうっとりした場所をご紹介します。

東京は港区、六本木(住所は赤坂)の東京ミッドタウン上層階にあるザ・リッツカールトン東京。45階にある「ザ・ロビーラウンジ」です。

「ザ・ダイヤモンド イズ フォーエバー マティーニ」という、1カラットのダイヤ入りマティーニ200万円という、とんでもないメニューも並ぶこのラウンジ。

高い天井に大きな窓。おしゃべりを邪魔しない程度に、ピアノの生演奏が流れます。この場所でいただくオリジナルブレンドコーヒー1500円はむしろ良心価格と感じられます(おまけに1回おかわりできることも書いてあります)。

紅茶のことを質問したら、茶葉の見本をお持ちくださり、香りを試すことができます。

ジャムバトラーもいらっしゃるそうです。

ちなみに、こちらのアフタヌーンティーは7000~8000円。機会があれば、ぜひ一度いただいてみたいものです。

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