2018年3月に、高1長女、中2次女、小5三女(いずれも当時)と、イタリアを1週間ほど旅したことをご紹介しています。今回は、ローマから1泊2日で出かけた小旅行の1日目。フィレンツェ街歩き編です。
【ベッキオ橋(ポンテヴェッキオ)とアルノ川】
ローマからフィレンツェへ電車移動
この日はB&Bで朝ごはんをいただいたら、電車でフィレンツェへ向かいました。
この電車のチケットは日本で予約済みです。トレタニアの日本語サイトで購入しました。
購入が完了すると、メールアドレスにこんな感じでPDFのチケットが送られてきます。
このバーコードをホームに入るときに読み込んでもらいます。提示は、プリントアウトしても、スマホの画面でも、どちらでもOKです。
ローマのテルミニ駅を8時35分に出発し、10時7分にはフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着しました。
日本でいえば、京都にあたる古都ですが、駅舎は意外に殺風景。放置?自転車や自動車の通行量も多くて、なんだか肩透かしにあったような気分です。
しかし、少し歩いて路地裏に入れば、途端におしゃれ!
石畳の町並みが続きます。
フィレンツェで訪れた我が家の厳選スポット
フィレンツェでは滞在時間が短く、一番のお目当てウフィツィ美術館以外で見られるスポットは、1~2か所程度の見込みでした。
ここで普通なら、フィレンツェの象徴ともいえ、小説・映画『冷静と情熱のあいだ』の待ち合わせシーンでお馴染みの赤いドゥオモ(大聖堂)でお馴染みのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂か、ダヴィデ像のあるアカデミア美術館……となりそうなものです。
が、我が家で行こうとなったのは、この4か所です。娘たちに行きたいところを言うように!と言ってきたので、基本的には娘の意思尊重です。
ベッキオ橋(Ponte Vecchio・ポンテヴェキオ)
アルノ川に架かる橋で、イタリア語で「古い橋」の意。フィレンツェ最古の橋です。何度か架け替えられ、現在の橋は1345年に再建されました。橋の上にお店が並ぶユニークな外観で人気の観光スポットです。
ここを希望したのは、高1長女。音楽の先生から、プッチーニのアリア「私のお父さん」で「結婚できないなら、ポンテ・ヴェッキオから身投げする」という歌詞に登場するから、絶対に見ておいでと勧められたそう。
サンタ・クローチェ聖堂
フィレンツェ最古の広場「サンタ・クローチェ広場」に建つ世界最大のフランシスコ会の教会です。
ゴシック建築の教会で、ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイなど多くの著名人の墓が収められています。
日本でチケットをとることも可能ですが、観光名所の多いフィレンツェでは地味な存在なのかさほど混んでおらず、その場で購入しても問題ありませんでした。
ここを見たがっていたのは、アートに関心が高い中2次女です。「行きたい場所を調べて教えて」とお題を出したとき、調べるなかで、この教会のステンドグラスに惹かれたと言います。
時間をかけてじっくりとステンドグラスを眺めていました。
サンタ・クローチェ聖堂のステンドグラスの特徴は、遠近法用いた表現技法とのこと。周りの絵画とも相まって荘厳華麗。圧倒されます。
また、教会名の「サンタ・クローチェ(聖なる十字架)」が示すとおり、十字架に関する作品が多くみられました。
西側の丸窓にも「十字架降下」をモチーフにしたステンドグラスがあります。
堂内には、キリスト受難の物語を描いた大きな絵が並びます。
この教会で残念だったのが、ステンドグラス目当てで訪れて、おまけに時間もあまりなかった、さらに娘たちも関心がなかったため、有名人のお墓をほとんどチェックできなかったことです。
この点は、「仁和寺にある法師」よろしく「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」。せっかちな日本人的発想ではありますが、ささっと見て回れるようガイドさんがいてほしかったなあと、少し心残りです。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局フィレンツェ本店
こちらは高2長女がぜひ!と希望したスポット。サンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂の修道士たちが、ハーブを栽培して軟膏などを作ったことに端を発する、世界最古の薬局です。
薬局といっても、今では基礎化粧品や香水、ヘアケア剤、お茶などを販売しています。
日本にも進出していますが、やっぱり本店は歴史ある建物、雰囲気、買いづらい販売方式(商品リストをもらって目当てのものを試し、奥の会計の部屋で支払いと商品受け渡し)など、一見の価値はありました。
配るようなお土産にするにはちょっとお高いので、高2長女は自分へのお土産としてヘアケア剤を購入していました。ゆっくり見ているだけで、心の洗濯ができそうな素敵な場所でした。
フィレンツェ名物のTボーンステーキ「Bistecca alla Fiorentina (ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)」!
フィレンツェでぜひとも、いや絶対に、食べる!と決めていたのが、「Bistecca alla Fiorentina (ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)」。そう、フィレンツェ風Tボーンステーキです。
このビステッカとは、ブランド牛であるキアニーナ牛を使った、フィレンツェ名物のTボーンステーキのこと(ただし、一般のお店ではキアニーナ牛でないものが多い。でも、十分おいしい)。
フィレンツェ風を名乗るときには、「食べた後に残る骨がTの形になっている、厚み3センチ以上、塩コショウのみで味付け、炭火焼、大きいまま焼く、食べる直前に切り分ける」というルールがあるそうです。
お店の格によっても価格はもちろんことなりますが、街を歩きながら看板をチェックしていると、1kgあたり25~40ユーロくらいのようでした。ちょっと贅沢ではありますが、フィレンツェ唯一の食事である今日のランチは、コレで決まりでしょう。
お店を探す時間も、人気店に並ぶ時間も惜しいので、サンタ・クローチェ教会が一望できる場所にあるお店のテラス席でいただくことにしました。
付け合せはポテトがオススメとのことで、それもオーダーしてみました。
と、でてきました!
じゃーん!
子供たちから、わ~~~~!と歓声が上がります。ちなみに、これでお肉は2枚、付け合せは1人前ですよ。
炭火で焼いて味付けは塩とオリーブオイルのみ。トスカーナの牛は赤身が柔らかく、肉の脂が苦手な私もスルスル食べられます。
普段はビール派の私ですが、ここはやっぱり赤ワインですね。
子供たちはパンにお肉を挟んで「贅沢サンドイッチ♡」と大喜びでした。
出されたときには「食べきれなーい」と言っていた娘たちですが、パクパク美味しい!の繰り返しで、あっという間にこの通り。
昼ごはんなので軽めに切り上げましたが、夜ご飯だったらもう1枚食べられたかもしれません。そのくらい、見た目よりあっさりしています。
また食べたいけれど、自宅で再現するのは難しそうなので、またいつか本場で食べたいお料理です。
もし、フィレンツェに行かれることがあれば、ぜひ現地で試してみてください。
日本人に人気のフィレンツェの奥深さを実感
フィレンツェの町は、西洋人よりも日本人を含むアジア人の方が多いのでは?と思うくらい、日本人女性やカップルがたくさんいらっしゃいました。清潔で雰囲気ある町並み、美術や教会など、確かに人気があるのもわかります。
まだまだ見たい場所、覗いてみたいお店がたくさんありました。今回は駆け足だったので次回はここで宿泊して、観光と食を腰を据えて楽しみたいもの。娘たちと、再来を誓いました。
商店日報
午前中はとある団体の記念誌の校正。午後はコーチングでした。
雨がひどくて、子供たちの予定は中止。電車も止まるなど、混乱した1日でした。
GOOD&NEW
高岡駅のクレープ
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