今日、誕生日を迎えました。誕生日にはこれまでを振り返ったり、将来を考えたりする時間をとるように心がけています。
【44歳のバースディケーキ】
過去を振り返ることの意味
「過去は変えることができないから振り返っても意味はない」そんな風に考える人もいるでしょう。
確かに過去は変えられません。ただし、その過去の出来事に対する自分の受け止め方を変えて、その出来事の意味付けを変えることができます。
過去と現在と未来はつながっています。現在の自分は、過去の出来事の集大成です。
過去を振り返ることで、これまでの頑張ってきた経験や身につけてきたことが実感できます。思い出したくないような辛い出来事にも、それぞれ今につながる意味があった感じることもあるでしょう。
そう思えば、現在の自分も、未来の自分につながる点のひとつでしかありません。今やっていることも、将来振り返れば「あの出来事に意味があった」と感じられれば、未来に希望が持てます。
また、経験や知識が豊富であれば、未知の出来事への対応力は高くなります。
「未来」は未知の出来事です。
「未来」に対応し、幸せに生きていくためには、過去の経験や知識を振り返り整理するためにときどき立ち止まる時間が必要だと私は考えています。
自分史年表を作ってみよう
過去の自分を振り返るといえば「自分史」ですね。とはいえ、毎日仕事に家事育児にと、盛りだくさんの私たちにとって、自分の歴史を書き上げるというのは、なかなか大変です。
そこで、簡易版として、自分史年表づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
年表の表は、エクセルを使うと管理が簡単です。「日付、年齢、出来事」と年表をつくり、折に付け少しずつ思い出したことを書き足していけばOKです。
ほっとけば消える記憶と勝手には残らない記録
私も数年前に自分史年表を作り、少しずつ加筆しています。
作ってみて気付いたのは、日々慌ただしく生きていると、記憶は消えるということです。また、記録は意識して保管しなければ、これまたなくなってしまうということです。
私の場合、2006年10月に富山県に引っ越してきてから、2011年3月11日の東日本大震災までは、記憶も記録もかなり消えています。
このころは仙台から富山に戻り、2007年3月に三女が生まれ、当初は夏に教員採用試験を受けようと眠い目をこすって勉強していました。
その後、職安で希望していた編集者の募集を見つけ、フルタイム勤務が始まり、それからは未就学児3人を抱えながら一人前の編集者になろうと必死だったことは覚えています。
あまりに必死すぎたのか、このあたりの記憶が少ないんです。(実は、赤ちゃんだった三女の様子をほとんど覚えていません)
SNSもやっていない時代で「●月●日、何をした」という記録もほとんど残っていません。スケジュール帳や当時の写真を見ながら、過去を思い出しているところです。
そんなわけで、年表への記録は「いつかやろう」というのではなく、やるときを決めておくのがオススメです。私は6月の誕生日と年末に、だいたい半年ずつ記録しています。
「死ぬことを忘れるな」
過去を振り返り、未来を思う。その究極は、自分の死を考えることではないでしょうか。
ラテン語に「メメント・モリ」という言葉があります。
これは「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味です。
私は今日で44歳になりました。今日で、生まれてから 16072日目です。
残りの人生は考えると、80歳まで は13149日です。
人生100年時代と言われますが、100歳まで生きるとしてもあと20454日です。日数として意識すると、案外短いように私には感じられます。
この残った日数で何をしたいか、誕生日には改めて考えます。
計画通りの未来はこないが、望んだことは案外叶う
10年前34歳になったころには、10年後にフリーの編集者やライターになって独立しているという計画はまったくありませんでした。
ただ、
「女性でも母でも、働きやすい状態で働きたい」
「自分の能力を世間に役に立てたい」
「文章に関わる仕事をしていたい」
「自分の快適な状態で好きなことをしたい」
「美味しくて栄養ある食事を家族に食べさせたい」
「トライアスロンをいつかはやってみたい」
「教える仕事もしてみたい」
など、望んでいたことの大きな方向性は叶っています。
そう考えると、10年後の2028年(54歳)も、今は計画すらできないような状況になっているかもしれませんが、大きな方向性を定めて目指すことに無駄はないと考えています。
というわけで、誕生日には、年表などを作って過去の経験を振りかるとともに、
- これから何をしたいのか。
- 自分はどうありたいのか。
- 何を大切にしていきたいのか。
- 自分にとって、幸せとはなんなのか。
など人生の残りにも、思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
商店日報
昨日は請求書づくりや家計の精算など、お金の計算からスタート。新規の原稿の構成を決め、執筆をスタートしました。
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新しいハーブティを開けてみました。10代からコーヒーが好きでしたが、最近はお茶、それもハーブティが以前より美味しく感じられます。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!