岩波書店の『広辞苑』が10年ぶりに全面改訂され、第七版が先日発売しましたね。
辞書といえば、編集者やライターには欠かせない仕事道具です。
また、私が言葉の面白さに目覚めたのは、子供の頃、国語辞典で遊んでいたこともきっかけのひとつでした。
語彙が増えることのメリットは多く、楽しく語彙を増やすには辞書と仲良くなるのが早道だと考えています。
辞書遊びで語彙力をアップ
子供の頃の辞書遊びといえば…
エッチな単語を調べる
というのは、隠れた定番かもしれませんね(笑)。
また、「子供に辞書で遊ばせる」というと、
深谷圭助さんの「辞書引き学習法」も話題になりました。
私の辞書遊びは、そのいずれでもない、子供のときの私が考えたオリジナル遊びです。こんな感じなんですが、あなたもやったことおありでしょうか。
林原の辞書遊び
1,意味の知らない言葉をひとつ決める
2,その単語を辞書で引く
3,その説明文の中に、意味の説明できない単語を見つけたら、その単語を辞書で引く
これを繰り返す。
4,「キス=接吻」「接吻ってなんだろう?」(調べる)「接吻=キス」のような、無限ループに行き当たったら終了
今でいえば、インターネットで開いたページに分からないことがあれば、それを調べ、それを調べと繰り返す、ネットサーフィンのような感覚です。
国語辞典は、目当ての単語の近くに掲載されている単語が目に入ったり、関連語句が書かれた図なども入っています。それを見るのも好奇心を刺激されて、ワクワクしたものです。
この遊びのおかげで、自分のなかの語彙や言葉への興味が増えたことを実感しています。
語彙が増えるメリット
では、語彙が増える、言葉への興味が高まると、どんないいことがあるのでしょうか。
例えば「カワイイ」とか「ヤバイ」とか「ビミョー」などと口から出た時、具体的にどういう状況なのか説明してみてください。多くの単語の中から言葉を選び、一番ぴったり来る表現が見つけられますか。
思考し伝えるツールである語彙が豊かになると
・深く考えることができる
・表現できる幅が広がる
といった効果があります。
さまざまな事柄や自分の感情などに対して深く広く考えることができれば、対応できる事象も多様に広がっていきます。
相手に伝えたい気持ちを的確に表現することもできるようになります。相手の言っていることも理解できます。自分の感情や悩みを言語化して論理的に受け止めやすくなります。
その結果、事柄への対応力や環境への適応力が上がり、コミュニケーションも良好になり、幸福感を感じやすくなると、私は考えています。
というわけで、辞書と仲良くなって語彙を増やしていくことをお勧めいたします。
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ここだけに掲載している林原りかの「自分史的自己紹介」をお届け後、言葉やブランディングで、ビジネスと人生を充実させるヒントをお伝えしています。返信もOK!